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勉強・遊び・泥沼だ その③

「キャアーーーーーー!」

 その何匹かのハチはその声の方へ、つまり王女へ飛び、刺されそうになった。

“ブチッ!”

 自分でも分からないままに行っていた。はっと気づいた時には、王女の前に立ち、両手にはそのハチ全てが潰れていた。

「…!?」

 王女は驚いている。こっちだって驚きたい。俺はそう思いつつ、黙ったまま王女の方を向いた。

「姫ーーー!!」

 ん? また誰かが来たか?

「姫! 貴様、姫に何をした!?」

 ちょ、ちょっと待てよ! なんなんだ!? いきなり!?

「待ちなさい!」

「!?」

 姫が叫んだ。そこにその召使っぽい奴は反応した。

「その方は、私を救ってくれた恩人です。すぐにその首元の腕を離しなさい…!」

「は、はい!」

 と、その男は俺の襟を離した。と、王女が俺の近くに来て、こう言った。

「…私を守ってくれて、ありがとう。」

 そう王女は呟いて、俺から離れた。

「さ、行きましょ。午後の仕事が待っているわ。」

 王女は森の中へ消えていった。

「……?」

 なんでこんな森に入っていったのか、それは教えられなかった。そんな事を頭の中で考えながら、俺は家に戻った。

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