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勉強・遊び・泥沼だ その①
三年半のブランクを破り、わたちんこと「日某 煮帽 死亡」再復活!!!
俺は、農作業をしている。今日も泥沼の中を出て、家に戻った。
「お、エラフ。戻ってくるのが遅いんだよ!」
父はそう言いつつも笑っていた。そう。俺の名はエラフ=ウェル。一般農民で、17歳というのに父の畑を引き継がなくてはならなかった。
「エラフ。早く勉強しよ。」
その背中のでかい父とはギャップのある同い年の女子がいた。彼女の名はアルナ=ルクンア。彼女は隣の叔父の家からよく家に来た。
「ああ。早くやろう。」
と、俺は部屋に入り、いそいそと準備を始めた。
しばらくして、俺はリビングに戻り、もう何回目だろうか。椅子に座り、父の勉強声を聞き始め、羽ペンを動かし始めた。