出会い
少女に続いて部屋を出ると、そこはリビングのような空間だった。今でも人が住んでいてもおかしくないぐらい生活感がある。
建物の外に出ると、外見はいたって普通の小屋だったことに気づいた。小屋の横には倉庫のような建物がいくつか並んでいる。ここにアンドロイドが生活(?)しているだなんてなかなか面白い世界だな。
『もう戻ってきますよ』
俺は少女の指さす方に目を向けた。
『あっちです。』
ガシャン ガシャン ガシャン
確かに音が近づいてきている。「タイタン」っていうぐらいだからかなり大きなものなのだろう。
ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン
........待てよ。俺はこの音を知っている......前世で、しかもかなり馴染みがある......
ガシャン ガシャン ガシャン
ただ質量を地面に押し付ける音じゃない。金属と金属がぶつかる音も混じっている。
........! まさか.......
『見回りご苦労様でした。』
そう言いながら少女がこっちを向く。
『これがタイタンです。』
「........マジかよ」
俺が前世何回も見てきたアニメ。何回も憧れた妄想。何回も空想上で思い描いた「それ」。今俺の目の前にあるのは、まごうことなき「巨大メカ」だった。
鋼色の装甲を身にまとい、フレームの隙間からは巡る光がもれ出て見える。
「メカが.....メカが俺の目の前にいる...!!」
『.....?あの........』
戸惑う少女を完全に無視して、俺はしばし天に昇っていた。
っっっっっっついに!!タイタン!!登場っっ!!!
いえーいぱちぱちどんどんぱふぱふー
、、、いやぁ、やっと来ましたよ。僕の妄想はこれから始まっていきます(笑)
それにしても小説でメカ登場シーンって結構難しいですねー、、。アニメとかでは溢れるほど見たことあるんですけど、、。
なるべく臨場感出るように書いたので、楽しんでいただけたら嬉しいです♪