御札工房
魔法の取り扱い方は3つある。
オーソドックスな詠唱、複雑なものもできるが時間がかかる魔方陣の2つが一般的だ。
そして最後の1つは、魔術師以外が魔法を使うように簡便化したもの、つまり、御札だ。
英語ではマジックペーパーや、単純にペーパーとだけ呼ばれるものになる。
紙に魔法陣を特殊な溶液によって書き記し、魔術粒子を練りこむことにより、任意の時にその魔法陣を発動することができるようにしたものだ。
魔術師ならば、宝石類に魔術粒子をため込んで使うことがあるが、一般人にはそれができない。
そこで考えられたものだとされる。
この御札は国によって認可された企業あるいは個人によってしか作ることができない。
禁忌術にも指定されているものがあるためである。
そのため、禁忌術を使うことができる禁忌官でなければ御札を作り、頒布することはできない仕組みとなっている。
現在、日本で魔法関連を取り扱う中央省庁は神秘省となっているため、認可するのは神秘大臣となる。
御札を作るための作成所を御札工房と呼ぶ。
日本国内には、主に富士山周辺と手野市が2大集積地として知られている。
2カ所とも、魔術粒子がよく集まりやすいところとなっているがために、このような魔術関連の産業が集まりやすいということになっているようだ。
このうち、手野市にある河面魔術御札工房は最大の規模をほこり、企業として日本最大の魔術関連企業としても知られている。
一方、田畑御札工房は個人経営の御札工房であるが、その品質は群を抜いており、個別注文にも対応している。
このように御札工房は極めて多岐にわたっているため、何をするか、によって選ぶことが必要になっている。




