第22話 1周目 【王権神授】
冒険者ギルドに続いて、ネモ爺様の店でもかなり時間をくってしまった。
一瞬我を忘れて、本性全開もやらかしてしまったしな。
こっちの世界には、俺の箍をはずす要素があるとわかったのは大きな収穫だったと言える。
一方で、意識して自重しなければ大変な事にもなりかねない。
自動人形とか人造人間、果ては「人造使い魔」まで、コンプリートを目指し始めたりしかねないんだ俺は。
新作の自動人形を購入する為に、冒険者ギルドで依頼受けて魔物を狩りまくる日々になるのは……
それはそれで悪くないか。
どちらにせよ、人目のつかないどこかに拠点を構えることは必須だ。
自動人形の銀はともかく、「人造使い魔」辺りは人目についたら騒ぎになることは間違いない。
幸い生き物ではないので、アイテムボックスに収納可能というのが助かるが。
今度行った時に、ネモ爺様に相談してみるのもいいかもしれない。
店の仕組みと言い、人里離れてやっている研究といい、その手の相談はお手のものな気がするし。
言われている「謁見」の時間まではまだある程度の時間はあるが、これ以上王都を見て回るのはさすがに不可能だな。
まあさっきそれなりに買い物はしたし、よしとする。
万が一にでも、王様との謁見に遅れるわけにもいかないしな。
王様直々に指示されたとはいえ、急な謁見の準備に王宮内は大変だろう。
俺みたいなまったくそういう世界と関わりが無かった人間でも、王との謁見というものがそんな急に、かつ簡単に行われるものじゃないということくらいはわかる。
オルミーヌ砦から最速で王都帰還したから、早馬で事前に知らせることも出来ていなかったしな。
ちなみに「国王が魔物に襲われた」という事実は、簡単に公表するわけにはいかないらしい。
カイン近衛騎士団長はじめ軍部の責任問題にもなるし、国民に動揺を与えることにもなる。
国王殺害を試みた勢力の正体が未だわからないまま、「事件」を内外に発表しても何ら益が無い。
相手が確定していなければ、外交カードとしても使えない。
そればかりか殺害そのものには失敗しても、ヴェイン王国が何者かに敵対されているという事を世間に広げる事で、首謀者の望みを一部とはいえ叶えることにもなってしまう。
敵の狙いは、ヴェイン王国の動揺であることは間違いない。
せっかく撃退できたのに、わざわざ敵の思惑に乗ってやる必要などないのだ。
だからと言って、本当に無かったことにしておいていいわけでもない。
ゆえに敵が何者であれ、
「あんなものは歯牙にもかけていませんよ。その証拠にこちらは誰一人欠けてはいないし、お前達がけしかけた「雷龍」は全て狩りました」
という事実を、間違いなく王宮内にも存在する間者を通して敵に伝える事は、駆け引き、反撃の初手として有効と言える。
「雷龍」を狩ったことはアピールしつつ、襲撃そのものについては言及しないのが基本方針だ。
その方針に従い、俺が王様とその一行を救ったという事も公表されていない。
襲われていないのに救ったというのも、無理のある話だしな。
王様の外遊中、偶然知り合った流浪の「魔法遣い」が、見事な魔法で魔物を退治して見せたことに王様、中でもサラ王女がいたく感激し、王城に招いて褒美を取らせるというのがシナリオらしい。
きびしい。
まあ、そんな都合のいいことあるか! という突っ込みが入るのが順当だろう。
まさかそんな戯言が、真実とそう離れていないなどと誰も思うまい。
私なら絶対に信じません、というサラ王女のお墨付きである。
「私なら、ヴェイン王国が極秘に「雷龍」など歯牙にもかけない魔法遣いを保有――失礼しました、強力な魔法遣いがヴェイン王国に所属していると判断します。そして自分達が完全に出し抜いたと思っている状況下にも拘らず、その戦力を用意していたという事は自分たちの企みが全て見通されている事も想定します。謁見の最中とその直後、多くの人間の動きに注視しなければなりませんな。最低でも王の外遊情報を洩らした者は確定しなければ、立つ瀬がない」
との長いお言葉は、怒りと自責の念に燃えるカイン近衛騎士団長のもの。
俺の義眼と能力の一つ、「ステータスマスター」を組み合わせれば間者のあぶり出しは難事ではない。
疑惑や誤解という要素が入り込む余地などなく、その人間が誰でどこ所属かまであっさり判明してしまう。
それ以外の、まあ知られたらいやだなと普通思うことまで結構わかってしまうので、その辺は適当に誤魔化している。
うちの能力管制担当が、俺の想定するギルドカードに対抗意識燃やしたみたいなんだよな。
その気になれば過去ログを見るかのように、対象者の行動を追えてしまう。
そんなことができると発覚すればかなり引かれそうだが、必要となれば躊躇うつもりもない。
カイン近衛騎士団長のお言葉を聞いた時に王宮に対して広域検索をかけ、間者のリストと所属国はすでに渡してある。
しばらくは泳がせるつもりらしいが、「謁見」の場で馬鹿な事をしないよう監視の目は強化してくれているはずだ。
「ツカサ様と偶然お会いできなかったらと思うと、ぞっとしますな。敵は驚くほど鮮やかに策を進めていたと言えるでしょう。本来であれば私はもとより、王もサラ王女もすでにこの世にはなく、ヴェインは大混乱に陥っていたはずです。それが実際には敵の渾身の策をあっさり撃破して我々は全員無事。それどころか長年掴みきれなかった間者が全て本名、所属国までセットで判明している。これが他国でも同じことがあり得たと思うと……」
間者のリストを渡したら、なんか薄ら寒そうな表情で、カイン近衛騎士団長が呟いていたっけな。
たしかに先入観がないだけ、別の王家が襲われていたとしても初手は同じことをしただろうと思う。
俺にとっては「お約束展開」の一つなわけだし。
だけど俺がここまで協力的なのは王様や、カイン近衛騎士団長、近衛騎士の連中、何よりサラ王女とセシルさんとの関係構築が大きいんだけどな。
確かに他国には他国で、俺とこうやって仲良くなれる人たちがいる可能性もあるけれど。
そう考えれば、カイン近衛騎士団長の言葉にも一理ある。
いや、もしもヴェイン王国が「俺にとって悪い国」であれば、今からでもそれはひっくり返る可能性も十分あるのだ。
逆に世界から悪と見做されていたとしても、「俺にとって良い国」であれば味方であり続ける。
俺にとって重要なのは俺の価値観に合致しているかどうかであって、この世界の価値観どうこうはあまり意味をなさない。
だからと言って、聞こえるように「サラ王女殿下と、セシル嬢には頑張ってもらわんと……」とか言うのは止めて欲しい。
偶然とはいえ一度出来てしまった縁を、そう簡単に放り出すことはしませんよ。
「袖すり合うも他生の縁」の言葉の国から来た人だしな、俺は。
それに基本的に言われたことは聞くようにしている。
「雷龍」はすべて王家に渡すという約束も、ちゃんと守っている。
もう少し信用して欲しいものだ。
「雷龍」といえば、流浪の「魔法遣い」、つまり俺が狩った「雷龍」はヴェイン王家が高く買い上げ、魔石と牙、骨以外の素材は市場に流す予定だと言っていた。
一体、ネモ爺様用に買い戻す事が出来ないか相談したら快諾してくれた。
明日にでも届けることにしよう。
これで相手が仕掛けた、おそらくは必殺の策である「雷龍」八体を悉く狩った証明をし、俺の、いやヴェイン王国の実力を他国に喧伝するつもりだ。
まあ主君が狙われた以上、国家として何らかの落とし前をつけなければならないというのは理解できる。
俺が居なければ王もサラ王女もセシルさんも死んでいたんだし、殴り返すくらいはしないとな。
とりあえず王宮に与えられた部屋へ、転移で戻った。
事前に確認を怠ったせいで、俺の部屋を訪れ、俺がいないことに慌てていたサラ王女とセシルさんの目の前に突然現れてしまった。
そのため、二人を驚かせたうえでお叱りを受けるという顛末はあったが、その後はスムーズに「謁見」に臨む事が出来た。
「たぶん謁見の途中か終わりに、ジアス教の司教の方々から言い掛かりに近いことを言われると思いますが、お父様とサラとでなんとか相手しますので、御不快でしょうが我慢してくださると助かります」
「謁見」の直前、申し訳なさそうにサラ王女からこう言われた。
まあどこの馬の骨ともしれない、自称魔法遣いだもんな、俺は。
王宮に身を置き、「魔法遣い」を神に選ばれた聖職だと信じている人たちからすれば、文句の一つも言いたくなるのはわからないでもない。
了解しました、短気起こしたりしません。
黙って王様やサラ王女にお任せします。
……そう誓ったはずなんだが、「謁見の間」で跪いている俺の前で、ああだこうだ言っている「聖職者」様方に、早くも切れそうだ。
どうやらヴェイン王国という大教区を束ねるカザン大司教と、その下でそれぞれの教区を担当する司教が11人、何かと嫌味たらしく言葉を重ねている。
丁寧な言葉を崩しはしないものの、要約すれば俺の事が信用ならない、それを信じる王様もサラ王女もカイン近衛騎士団長もどうかしている、と言う内容だ。
話で聞いても俺の力を信じるのは難しいというのは、まあ理解できる。
それにどうやらこの世界において、ジアス教というのは相当な力を持っているらしい。
王に対する態度とも思えないくらい、だんだん物言いが遠慮なくなってきている。
「こうまで自称「魔法遣い」とやらを庇われる、しかも褒美を与え重用すること譲られないとは、大国の王としての見識を疑いますな、アルトリウス三世王陛下。私どもの言葉は、神の言葉の代行。ヴェインは神に逆らう国なのでしょうか?」
本気で言っている訳ではないですよというアピールのつもりなのか、嫌らしく笑いながら突き出た腹を揺らしているカザン大司教。
それにあわせて取り巻きの司教たちも笑う。
王様が怒気を発すれば、冗談に決まっているじゃないですか、と言い逃れするつもりなんだろう。
しかしまあ、でたよ俺の言葉は神の言葉。
神様なんてその姿を見たことも、その声を聞いたこともないくせに、よくもまあそういうもの言いが出来るものだ。
俺の機嫌メーターが急速に悪化して行っていることを理解できているであろう、サラ王女とセシルさんが気遣わしげな視線を俺の方へ送ってきている。
正装するとやっぱり雰囲気全然違うな、二人とも。
「謁見」が始まる前にもそういうと、サラ王女は素直に喜び、セシルさんには「お望みであれば、今夜脱がしてみますか?」と耳元で囁かれた。
いいんですか、セシルさん。
王宮内ですけど。
そんな馬鹿な事を考えて、何とか気持ちを落ち着けている。
「ヴェインは神の教えに従う国だ、そのようなことはない。だがこの者は真実、「雷龍」を仕留め、余やサラ王女を驚かせた。それに褒美を与え、またそんな力を持つものを重用しようとすることに、何の問題があるといわれるのかカザン大司教」
もう何度繰り返したかわからない問答を、辛抱強く繰り返す王様。
これ臣下の前でこいつらが好き勝手言っているだけでもすでに相当不敬だし、王様は恥をかかされている状況だ。
そんなことは百も承知でやっていやがるんだろうが。
「ですからそれが信じられないと言っておるのですよ、アルトリウス三世王陛下。それに「魔法遣い」であれば、私も含め我が配下の司教ら十一人も全員そうであることはご存じでしょう。今更「魔法遣い」を一人増やす必要もありますまい」
へえ、知らなかったお前ら全員「魔法遣い」なのか。
俺の「義眼」では、確かに二人ほど初級魔法の「火球」を二、三発撃てるくらいの低レベル魔法遣いだが、他の方々はただの杖持った人でしかないと表示されているんだが。
自称魔法遣いはそっちじゃないか。
「それともなんですかな? サラ王女が気に入ってしまいましたか? 珍しい黒髪と黒眼銀眼の青年を。亡くなられた王妃様の血をひくだけあって、高貴な者よりも流浪の青年を気に入りましたか。それとも平民の女性を王妃に迎えた、お父様に似たのかな?」
よし切れよう。
王様とサラ王女が反射的に何か言おうとしていたようだが、先に俺が口を開く。
「なあ、カザン大司教様。人には言っていいことと悪いことがあると思わないか? 腹の中で考えている分には好きにすりゃいいが、一度口にしたらそれは二度と引っ込まない。冗談でしたで済まされない言葉があることくらい、ありがたい説法を口から垂れてる聖職者様はご存じなんじゃないのか?」
跪いていた足を延ばして立ち上がる。
うわ、脚が痺れている。けっこう長いこと跪いていたものなあ。
「貴様、誰が口をきいて良いといった! 分をわきまがぎゃ!」
カザン大司教の太鼓持ちその一が、俺に向かって何か言いたかったようだが最後まで聞かずに口を閉じさせた。
最低レベルに威力を押さえた「雷撃」を打ち込んだのだ。
詠唱も魔法陣展開もなかったから、誰の目にも見えていないだろう。
魔法遣いですらない、太鼓持ちその一さんは崩れ落ち、完全に意識を失っている。
「き、貴様何をぐぎゃ!」
「な、な、なな、なにがごぎゅ!」
「や、やめろ、やめろくださいあぎょ!」
みな愉快な台詞と表情を残して、「司教様」兼「自称魔法遣い」が次々と意識を失って倒れてゆく。
カザン大司教と、一応は魔法遣いの二人を除いて全員昏倒させた。
命を失う事も、後遺症が残ることもないが、朝まで意識が戻ることもないだろう。
その直後に、広大な「謁見の間」の開いた空間に、一体5メートル以上ある「雷龍」の巨体が、轟音と共に八体折り重なって表れる。
さすがに謁見に参列している武官はたじろぐだけで済ませたが、文官からは悲鳴が上がっている。
ごめんな、後でちゃんと片付けるから。
「あ、あなたは……」
この状態でも丁寧な言葉遣いを崩さないのはある意味さすがだが、今更和解は無理だぞカザン大司教。
「とりあえず俺が「魔法遣い」であり、王様が言う事がすべて真実だという証拠はこれで足りるか? カザン大司教様。ご自慢の自称「魔法遣い」様方もなんだかほとんど寝ているが、寝不足なのか?」
「き、貴様……」
「このような場所で「魔法」を使うとは……」
一応本物の「魔法遣い」である二人が杖を構えて俺に向き直る。
ちゃんとカザン大司教を庇うような立ち位置に移動したのは大したものだ。
完全に偽物だと高をくくっていた先程までと違い、本気で警戒している。
だが、このような場所もへったくれもあるか。
お前らがずっと格下だと思っているであろう、冒険者達もちゃんと知っていたぞ。
侮辱は高くつくって事を、下手すりゃ命で贖う必要があるんだってことをな。
「さっきから聞いていたカザン大司教の仰る事を要約すれば、神に愛された「魔法遣い」ってのは天下無敵、神に愛されているからからだって事で間違いないよな? 一国の王様ですら、神に仕え、神に愛されている聖職者兼、魔法遣いである自分達の言う事には従うべきだと」
「……」
俺の問いに、口をパクパクさせているだけのカザン大司教は答えない。
答えられない。
「だったら試してみろ、そこの二人が一応本物の魔法遣いだってことはわかっている。待っていてやるから、自慢の魔法を俺に撃ってみろ。それで俺が倒せなきゃ、俺の方が神に愛されているって事でいいんだよな?」
失笑しながら言ってやった。
神を否定する気はないが、神の威を借るこういう輩は嫌いだ。
「言ったな小僧、我が火焔魔法で焼き尽くしてくれる!」
「我が十数年に及ぶ祈りによる浄化の火焔、受けてみよ。貴様など跡形も残らず灰になろうぞ!」
いやお前ら、さっきこんな場所で魔法云々言ってなかったか?
それでもカザン大司教に一瞥し、頷きを持って魔法を使う許可としたようだ。
魔法の使用は相当厳しく管理されているんだな。
実は魔法使えるのが嬉しいんだったりしてな。
だけど魔法遣いAさん、Bさん。
それ火焔魔法じゃなくてただの「火球」だから。
それに何十年祈りを捧げたって、魔力上限超えて魔力はたまらないから威力に関係しないのだ。
精神集中するためか、なんだか長々と呪文を唱え出した。
おお、やっぱり普通は呪文詠唱あるんだな。
俺もなんかオリジナル考えようかな。
とりあえず結構長そうなので、蒼白な顔をしているカザン大司教に言いたいことを言っておく。
「なあカザン大司教様。あんたが言っていた事がジアス教の中枢、教皇庁が言っている事と一致しているかどうかは知らないけどな。――王権神授って知っているか?」
「な、何を言っているのだ、あなたは……」
知らないのか。
あれだけ王権に対してえらそうに振る舞うんだから、知っている訳がないのは道理か。
ってことはこりゃ、事と次第によってはジアス教を敵に回すことになりかねないな。
そうなったら最後までちゃんと責任取ろう。
俺は別に神様に喧嘩売るつもりもない。
先の暴言を心から謝罪して、俺のことを認めてくれればそれでいい。
だがまあ、さっきからカザン大司教が厭味ったらしく繰り返していたような考え方であるのなら、俺は神の寵愛を受けた立場になる訳だし、そう心配することもないか。
「王権は神から与えられたものであり、何人たりともその権限を侵すことはできないという神の教えだよ。それは「神の代理人」たる教会でも例外ではない。王権神授による絶対王政。ヴェインにそれを実践させるために、俺はここに遣わされた「魔法遣い」だ」
嘘である。
今考えた設定だが、おれがヴェイン王国に組するのにはいい理由になるのじゃないだろうか。
先の謁見の空気からして、大司教たちが煙たがられているのは間違いなさそうだし。
俺の発言した「王権神授」と「絶対王政」の言葉は、間者を通して大陸中の国々、特に他の三大国家の二つには確実に伝わるはずだ。
俺という存在とヴェイン王国を軸とした「教会からの独立」は、国家間が協力するいい理由にもなるかもしれない。
逆に教会側について、神敵として戦争吹っかけてくる国も出るかもしれないが。
その辺は俺の存在とヴェイン王国の強大さを、どれだけ巧くアピールできるかにもよるだろう。
「そ、そんなことを神が許される訳が……」
「まあ御託はいいよな、お互い。神に愛された方が強いっていうジアス教の教えは否定しないよ。今からそれを証明すればいい」
なんとか反論するカザン大司教に、笑って答えた。
「くらえええええええええい!」
「燃え尽きろおおおおおおあ!」
ちょうど呪文詠唱()が完了したらしく、魔法遣いA&Bの必殺火焔魔法が俺に殺到する。
ノリノリだな、二人とも。
実はほんとは魔法を使いたくてしょうがなかったんだろう。
それは俺にもわかる。
それはいいから、あとで王様とサラ王女に心から謝れよ、お前ら。




