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偽りの世界  作者: 夜燥
本編
4/5

夢? Or 現実?

「マジなんだって。目の前でいきなり…」

「はいはい、アニメの見過ぎだよー」

「ホントなんだって」

 ボウリング場から帰る途中、さっきのことを奏聖に話してみたのだが…、

「えー、いつから中2病なったの?」

「中2病じゃねえよ!」

 まったく信じてくれない。まあ、自分でも信じられないのだから仕方がないのかもしれない。

「利久、熱でもあるんじゃない? 聞いたよ? 最近勉強を遅くまでやってるから3時間くらいしか寝てないんだって?」

「そう…かもな」

 そうだ、きっと熱でもあったんだ。あんな事が現実に起きるわけがない。物体が消えるなんて。

「熱…かぁ」

「どうしたんだ?」

「うーん…。ねぇ利久。看病してあげよっか?」

「はぁ!? 別にいいよ、そんなこと!」

「そう? おかゆぐらいなら作ってあげるよ?」

「別にいいって! たぶん熱なんかないから!」

「ホントに?」

と言って奏聖は手を俺の額にあてる。

「うーん…、熱は無いみたい」

「だからそう言ってんだろ、さっきから」

「ならいいけど…。勉強、あんまり無理しないでよ? 体壊したら元も子もないじゃない」

「ああ、分かってる」

「そう。じゃあ私こっちだから。また明日、学校で」

「おう、じゃあな」



『にしてもよー。お前、俺が一人寂しくゲーセン言ってる間に如月とデートとか…、酷くね?』

「だまれ。放課後をどう過ごそうが俺の勝手だ」

『まぁ、そうだけどよー』

 今電話してるのは、同じクラスの月光 颯人げっこうはやと。あいつの中では俺は親友という位置づけらしい。

『ったく。なんでお前には彼女がいて、俺にはいないんだよ』

「彼女じゃねぇって何度言わせるんだよ」

『これだから自覚のないリア充は…』

「リア充じゃねぇって…」

 颯人はいかにもモテそうなのに、そういう話を聞いたことが無い。一応、奏聖の話だと女子からの人気もそこそこあるらしい。

 だが、そのことを言ってしまうと、調子に乗るような気がしたので黙っておこう。

「それよりさ…。今日、変なものを見たんだ」

『変なもの?』

 颯人は意外と科学が得意だったりする。まぁ、理系だと本人が言っているくらいだからな。この手の話はこいつに聞くのが政界だったりする。

「実は、さ…」

 俺は今日見たことを、なるべく細かく話した。『どうせ夢でも見たんじゃないか』っていう答えが返ってくると思いつつ。

 そして帰ってきたの答えは…

『その話、もしかすると本物マジモンかもしれねぇぞ…』

書きました。塾の予習やんないといけないのにそっちをやらないでw

今回は、『前半は奏聖とイチャイチャしてて、後半は親友との会話から真剣に…』ってイメージでした。

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