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モノクロの異世界  作者: 佐藤
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 音が聞こえる。

 昔聞いた音が、懐かしい音が。単音が少しの間隔を空けて、断続的に。

 繋がりそうで繋がらない。一つの線にならない。思い出しそうで、思い出せない。“それ”とはなんだろう。忘れるはずもなかった“あれ”。

 響く音はとても甘美で、苦痛で、でも終わってほしくない。

 これは拷問なのだろうか、それとも――。

 音がささやかな思考さえも奪い去っていく。

 長い間ここにいる気がする。何時からいるのかも分からない。

 ――これが救いならば、永遠に終わらないでくれ――。



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