円卓線の旅人達
「世界を回るその列車のおかげで、自分の足で歩く人が多少減ったような気がする。しかし、僕は歩いている側の人間で、今日も僕の先を列車は走っていく。」
小さいウサギの薬草師は、とある子供を助けた。
その子供は、傷が治らないという特別な体質をしている、”異形”であった。
異形である彼は、円卓列車の先を見るために。
小さい薬草師は、自分の不死を治すために。
二人は、今日も国に行く。
「僕の夢は、円卓の彼方に行くことだ。」
今日もまた、旅を楽しむ。
小さいウサギの薬草師は、とある子供を助けた。
その子供は、傷が治らないという特別な体質をしている、”異形”であった。
異形である彼は、円卓列車の先を見るために。
小さい薬草師は、自分の不死を治すために。
二人は、今日も国に行く。
「僕の夢は、円卓の彼方に行くことだ。」
今日もまた、旅を楽しむ。