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この初恋が終わるまで  作者: 暗黒桃太郎
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始まり

初めての投稿です

ーー初恋をしたことがあるだろうか。

初めての恋と書いて、初恋。思春期を迎える前になる人もいるだろうが、一般的には思春期を迎えて少しの頃になるだろう。


俺の初恋は中学二年の頃。

同じクラスの女子である坂本貴音という女子が相手だった。

背中まで伸びた美しい茶色の髪。

中学生にしては発達したスタイル。

優れた学力、女子の中では良い運動神経。

初恋の相手だったという面を除いても、彼女は抜群の美少女であった。

対して俺は自己評価では平均より少し上くらいの顔に、特に勉強や運動ができるわけでも無い至って平凡な中学生男子だ。

そんなステータスの差がある中で釣り合う筈も無く、俺は静かにその初恋を諦めていた。


だが、中学生活を終えて家の近くという理由で進学した高校でも彼女の事を忘れることは出来なかった。


「はぁ…」


窓際の自分の席に座り、窓から外を眺めて溜息を漏らす。

彼女のことが忘れられないのは、俺の初恋の相手ということもあるが、それだけでは無いだろう。

あの日も、確かこんな日だった。

夕焼けが綺麗な秋の放課後。教室に一人でいる俺に、彼女は優しく微笑みかけーー


「ね、何してんの?」


と、声をかけてきた。

……いや、ちょっと待て。おかしい。あの声が、彼女の声が聞こえるはずは無い。

だって、だって彼女はーー


「…貴音…?」

「うん。そうだよ。久しぶりだね、秀くん」


ーー中学二年の最後、あのうんざりするほど綺麗な夕焼けの中、死んだのだから。




いろんな意見待ってます!

あ、あんまり酷い罵倒はやめてください!

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