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ライフレート  作者: 岡本
第二章 おのぼりさん
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14話 『閑話』

 食堂“アベニー”の二階、その窓に柔らかい朝の光が差し込む。

しかし中央部は陰になっており薄暗い。その奥で何かが動いている。


「ねー起きてよー、早起きするって言ったでしょご主人、ねー」


「日が昇りきってからにして……」


「今日はだめだよ」


「いいからツキヨもちょっと寝よう……」


「後でね、今はおきて」


 突然の落下音!


「うわ!ぐ、ごめん、起きた、起きたから。はあ、おはよ。顔洗って水飲んでくる」


「おはよう」


 音の正体は、ベッドで寝ていたプロセラが落ちた音である。

マットレス代わりになっている(ボード)を、ツキヨに消されたのだ。

歪ながら寝心地のいいベッドは、その時点でただの木の台になってしまう。


「そうだよ、今日は早起きしないと、だめだったんだ」


 昨晩の残りの肉を硬いパンに乗せたものを食べつつプロセラが呟く。

持って帰ったもののどう料理すればいいのかよくわからず、結局数種の香辛料と塩だけで焼いた亜龍(ワーム)の肉だ。

それでもプロセラとツキヨ両方が、頻繁に食べたいと思える程度には美味しいものだった。

唯一の問題は亜龍(ワーム)がバルゼア周辺にはほとんど居らず、肉も革も輸入に頼っているということだろう。

二人は亜龍(ワーム)が減った理由を、その有用性により狩り尽くされたからだろうと考えている。


「食べたら着替えてグロッソ工房に行かなきゃ。朝から開いてるみたいだ」


「どんな人なんだろうね、マキュラータさん。革職人かー」


 グロッソ工房は鍛冶ギルド幹部の一人、グロッソが経営する店だ。

バルゼア市街の一番外周、森と面した場所に建っていて、どちらかといえば内側にあるアベニーからは少々遠い。

武器防具から日用刃物、革製品や金属加工等手広く扱い、種類ごとの生産量自体はそれほどではないが品質には定評がある。

ただ、装備類をあまり使わないプロセラとツキヨには今ひとつ馴染みが無い。

リューコメラスの装備修理についていった時、調理用具と大工道具を少々買ったぐらいである。


「一つ不安なのはさ、クッキーカッターさんから素材持ち込み依頼に必要な金額を聞いてないって事なんだよね……」


 身支度を終えたプロセラが亜龍(ワーム)の皮を眺めて溜め息をついた。

革素材は、原料より加工手数料の方が高いのが普通だからである。


「払えないほど高いってことはないと思う。だってあの人わたしたちの収入知ってるでしょ?」


「ああ、そうか、なるほど。まあ僕は亜龍(ワーム)革使わないから任せる」


「靴はご主人の分も造ってもらおうかなって思ってるんだけど。

さすがに靴ならしばらくは持つと思うよ」


「余裕があったらでね、そろそろ行こうか」


 まだ朝と言っていい時間だが、既にグロッソ工房には客が出入りしている。

横に広い店舗は取り扱い品目ごとにいくつもの入口があり、それぞれ担当者が違う。

その背後は、昼夜問わず煙突から白い煙を排出している併設の工場。

ある程度の浄化はされているものの、金属加工の関係でまったく無害とはいかないため工場部分は職人以外立ち入り禁止だ。


「三番入り口ってどこだろツキヨ。そもそも素材持ち込み自体、店舗側に行っていいのかどうか」


「えっと……左端が一番?じゃないね、ゼロって書いてる」


「ならあれだ」


 三番の扉を開けて中へ入ると、靴や財布、革鎧等が陳列され、数人の客がそれを手にとって見ていた。

奥の机にキャッシャーらしき獣人の青年が座っている。

機械的なやる気のない挨拶。


「あー、いらっしゃいませー」


「店員さん。マキュラータさんは居られますか?」


「マキュラータなら僕だけど、何かな」


「す、すいません、ええとですね……」


「いや言わなくていい、判ってる、判ってるんだ。

生皮を持ってきてて、冒険者風で、ボスじゃなく僕を指定する時点で確定してる。

クッキーカッターの野郎だろ、くそ、いい加減過労死するぞ。

とりあえずあいつに紙貰ってるだろ、それを……」


「はい」


 到底忙しそうに見えない青年、マキュラータがぶつぶつと不平を言いながら、受け取ったメモに何かを噴きつけた。

じきに数行の文字列が浮かび上がる。隠し文章!

それに目を通すと、折り畳んで懐にしまった。


「確認終了、と。亜龍(ワーム)革の仕立てだね。

料金と何が作れるかは物を見てからだな、チェックしてくるからこっちに」


 皮を担いで工場側へと消えたマキュラータを待つ二人。

あまり職人という雰囲気ではないが、あのクッキーカッターが指名するのだから凄いのだろう。


「思ったより早く手続き終わりそうだ」


「でもご主人、マキュラータさん奥行っちゃったけど大丈夫なのかな、ほかのお客さんもいるのに」


 店の品を眺めながら待っていると、何やら奥から罵声が聞こえてきた。

元々耳がよく、魔法強化すると音の視界を得ることが可能なプロセラとツキヨならば、やろうと思えば詳細に聞き取れる。

しかし無視してやった方が精神衛生上よさそうなので、今回はやめておいた。

しばらく後、やたらと疲れた表情のマキュラータが復帰。


「はあ…………あ、いやこっちの話。物は問題ない、むしろかなり上質だ。

なめしは金貨10枚。作る方は物によるが、使い切っても金貨25枚前後には収まると思うね。

若い個体だし、鎧には今一つだろ。靴なら三足、鞄なら二つってところ。籠手や脚防具もできないことはない。

何にしろ出来上がりには半月ほど時間を頂く。よろしいですか?」


「大丈夫……だと思います。注文するのは僕ではなくてこっちの、ツキヨ」


「あ、えと、靴を二足、わたしのとこの人の、見た目とか硬さより動きやすさ優先で。

それに、余った分で篭手を左手だけ作るのってできますか?」


「可能だよ。しかし左だけでいいのか、まあ両手分作るには革が足らないと思うが」


「はい、左だけで大丈夫です」


「余った革はどうするね?財布やら手袋やら作ろうと思えば色々可能だよ」


「必要ないのでそちらで処理して、してください」


「了解。お代だがなめしと合わせて、そうねえ……全額先払いなら金貨30枚、分割なら金貨33枚だ」


「先払いでお願いします。今でもかまいませんか?」


「大丈夫です。契約成立かね、承りました。

んなら採寸と受け渡し時の本人確認用にギルドカードの写しか血判を」


 予想をはるかに超える速度で話をまとめていくマキュラータとツキヨ。

特に、交渉一切無しで支払いを即決するツキヨはプロセラを驚かせた。

普段の彼女は私用の金をほとんど使わない上、食品や日用雑貨類を堂々と値切るのだ。

まあ、長引いていいことはないので歓迎ではあるが。


「プロセラさんも足の採寸お願いしますね」


「僕も?靴のサイズなら……」


「いえ、うちでは足と手に関しては型を取らせていただいてます。ここに」


「はあ」


 箱に入った何かの液体にこわごわ足を入れると、あっという間に固まった。

マキュラータによればこの型取りにより簡単に靴が作れるらしい。

結局作るのは職人であるマキュラータ自身なのではと思うのだが、まあ何かあるのだろう。

そんなこんなで、グロッソ工房での用事は昼前には全て終了してしまった。 

その帰り道。


「へへ、亜龍(ワーム)靴楽しみだねご主人。汚れが付かなくて滑りにくいってさ」


 ツキヨは本当に楽しそうだ。

酒も飲めず、稼業の関係でおしゃれな服など買ってもすぐ痛み、戦闘スタイルから武器防具にも今ひとつ興味が無い。

だが、耐久性と使いやすさに優れ、それなりに高級な亜龍(ワーム)革の靴には以前から関心を寄せていた。

彼女は機能的なものに飢えている。少なくともプロセラには以前よりそう見えていた。

自分は何に飢えているだろうか?簡単だ。前に持ってなかったものだ。

健康。命。強さ。旅。酒。……そして、ツキヨ。

この平穏とは言えないが楽しい生活を続けたい。

維持するのに必要な物は何か?力だ。まだまだ足りない。


「……うん、楽しみだ。ところで、昼からなんか予定ある?もっとかかると思ってた」


「特にないよ。適当になんか狩ってクッキーカッターさんのとこでも?」


「明日になれば獲物教えてくれるし今狩ってもなあ」


「そっかー……なら、森で遊ぼうご主人。試したいことある」


「いいよ。ご飯食べたらね。僕も新しい奴を見せたいし」


 プロセラとツキヨがが空からバルゼア大森林の中にある広場に舞い降りたのは、それから一刻半ほど後だった。

一年前にはグレビーの砦があったその場所は、砦が潰された今もかなりの広範囲にわたって木が無く、近くには水場もある。

この森の植物は成長が早く、更地になろうとも完全に放置してあれば半年で深い藪になる。

しかし、二人が毎日のようにこの空き地で様々な実験をしているせいで、なかなか草木が育たないのだ。


「……何それ?」


 音の視界に切り替えたプロセラが怪訝な顔でツキヨを眺めた。

左手につけた手袋から、短剣ほどのサイズの(ボード)が直接生えている。


「最近気づいたんだけどね、体のすぐ傍かつ上半身に出した奴は、後からいじれるの。

組み立てたりくっつけたり動かしたりはどの(ボード)でもできるけど、そうじゃなくて直接変化。

こんなふうに」


 手の(ボード)が少し離れていたプロセラまで衝撃波と共に伸び、一瞬で到達。

そして胸に刺さ……らない。

衝撃波により多少服が傷つくが、(ボード)は弾かれて曲がった。

触ると柔らかくなっている。


「それで、こう」


 長く伸び、柔らかくなっていた(ボード)は次の瞬間にはツキヨの左手に戻っていた。

サイズも元通り、短剣程度。


「面白いけどさツキヨ、これ直接生成するのとなんか違うの?」


「えっとねご主人、わたしの魂の魔法(ユニーク)、防御つまり空中固定は該当場所に生成するだけ、つまり一発なの。

でも攻撃するときはまず生成して、それから操作してぶつけるから二段階必要でちょっと遅い。

なんでかっていうと、密度が高いものや生き物の中には生成できないからなのね。

基本が移動とか防御系の魔法ってことなんだろけど。

けど、この体から生やした(ボード)を変化させる方法なら段階踏まずに変化の勢いでそのまま物理干渉できる。

射線通ってないと意味ないし、練習もしなきゃいけないけど、倍速!どう?」


「なるほど」


 えへん、と無い胸を張るツキヨ。

倍速と単純に言うが相当である。(ボード)自体が魔力系か音波系の感知を持っていないと認識不能なのだ。

そしてその挙動は決して遅いわけではなく、むしろ大抵の属性魔法より早い。

更に倍になったなら、反応できる相手はかなり少ないのではないか?

プロセラの視線の先ではツキヨが肩や胸、腕、髪などに展開された(ボード)を様々な形に変化させては消している。

新型のそれは操作が難しいのか制限が多いのか、ともかくそう簡単なものではないようだ。


「剣や槍みたいに使う方がいいのかなー。

でもそういうのよくわかんないし、どうしよう?」


「ツキヨは、前言ってた魔力で身体を動かすってのをもっと精密にしていけばよさそうな気がする。

最終的には剣の達人みたいに、考える速度で動かせるようにできるかも?魔力は認識のものだし」


「それはずっとやってるんだけどね、やっぱこう型とか?そういうの?

……やーっ!」


 言うと、ツキヨは手に(ボード)を生成し、一本の木に向かって構えた。

叫びと共に(ボード)が薄く長く変化し木を両断!


「その伸び縮みする獲物に対応した剣術というと、むしろ属性魔法の領分のような。

フェルジーネとか、一昨日の機甲(アーマード)オークとかが武器を伸ばしたり変形させたりしてたし」


「むー……それはどうしようも、あ、いたた、ちょっと失敗、ご主人」


「そういや掛けてなかった、ごめん、他人再生(リジェネレートギフト)


 変形に誤差があったのか、ツキヨの掌が裂けている。

彼女は念力(テレキネシス)で流血を止め傷口を貼り付けることができるが、別に治るわけではないし痛みも感じる。

修復するのはプロセラの領域だ。

回復速度はやや遅いものの、体力を消耗したりといった副作用が無く、先掛けできる他人再生(リジェネレートギフト)

この技は傷自体を治すのではなく、対象の治癒能力の方をいじるもののようで、素の耐久力が高い大型生物やリューコメラスのような屈強な戦士には今ひとつだ。

だが魔力の操作技術と魂の魔法(ユニーク)により鉄壁の防御能力を持つ代わり、肉体や生命力そのものは貧弱なツキヨには劇的な効果がある。


「へへ、これ温かいから好き」


「それは良かった、でだ、痛くなくなったら(ボード)出してみて。

場所はその辺で、普通の奴と丈夫な奴の二枚がいいな」


「はーい」


 直後、プロセラの目の前に一枚目の(ボード)が出現。

しばらく後、その隣に高い魔力を持った頑丈そうな二枚目。

一枚目の方に手をかざし、集中する。


「む、なかなか難しい、魔法道具は簡単に解除できたのに。

……ええと、こうかな、よし、なんて言おうかな……うん、転換(コンバート)!」


 手が一瞬だけ煌く。プロセラの周囲に展開されている生命オーラだ。

魔力を変換したものであるそれは生魔道士の力の源であり、同時に不滅の肉体を維持する役割もこなす。

普段は自身の魔力と生命力を使うそれを、今は外部魔力を変換して得ようとしているのだ。

干渉を受けた(ボード)の核が吸い取られ、消えていく。

ヴァラヌスの霊気捕食(オーライーター)を参考に生命オーラで非物質を捉える練習をしていて思いついたものだ。

しかし訓練が足りないのか、それとも複数のステップを踏む必要があるせいかどうにも効果の発動が遅い。

さらにプロセラ自体の魔力感知の性能が悪いこともあって至近距離限定である。


「それ、ご主人の新しい魔法?」


「うん、だけどやっぱ実用は難しいかもしれない」


「どうやってるの」


「魔力を視て、それを掴んで、波長を合わせて、それから掴んだ魔力を生命オーラに強制変換して消化吸収」


「めんどくさそう」


「もう一枚もやってみよう。あれ、おかしいな?」


 二枚目の硬い(ボード)に手を伸ばしたプロセラ。

だが、一枚目と変化なしだ。変換できるか以前に波長が合わない。

魔力が大きいからか生成物がより硬いからか、両方だろうか?


「わたしの感覚だと、オーラが(ボード)の核を侵食できてないみたいだよ。

(ボード)側がレジストしてるのかな。

魔力がどうのより単に対象の強度が問題な気がする、これはどう?」


 そう呟いたツキヨが今出ている(ボード)を吸収して、新たな一枚を出した。

なんと生成するのではなくポケットの中から。

魔力は濃密に感じられるが、掌ほどと非常に小さく、柔らかいものだ。


「何この変な(ボード)?……あ、いけそう、いけた。転換(コンバート)

おおお?なんかパワー出るぞ!ツキヨ、これなに!?」


「うんやっぱりね、普通の(ボード)吸収できるならそれもできると思った。

わたしの予備魔力だよ。吸収しやすい強度にしてあるの」


「前言ってた外部備蓄とかいうやつ?」


「そうそう。シトリナさんが言ってたパワーを溜めといて緊急時に引き出せる珍しい魔法道具。

あれのわたし版だよ。寝る前に毎日古いのを吸収して新しいの作ってる。

使った分丸ごと回収できるわけじゃないけど(ボード)は二、三日持つから、瞬間的に使える分がふえる。

ご主人も食べられるなら予備分は共有できるね」


「これは凄くいい、便利。

しかしその(ボード)、ヴァラヌスさんに見せたらばりばり食べそう」


「うん、絶対食べるよ。見せないからいいけどね」


 どうにも便利な使い道が思いつかなかった転換(コンバート)の意外な利用法。

(ボード)以外にも色々吸い取って役に立つものがあるかもしれない。研究が必要だろう。

その後も二人は色々と試行錯誤を繰り返したが、転換(コンバート)についてはそれ以上の進展はなかった。

強いて言うなら、同じ相手と戦い続けると試行回数の分だけ波長を合わせやすくなり、限定的に性能が上がるぐらいだろうか。

ツキヨは背中に出した(ボード)を変化させられないものか色々やっていたが、やはり視認できない部分だと難しいようで、髪から展開する方針になりつつある。

髪の毛が蛇のように蠢く伝説の怪物がいるという話をしたら、なんだかしょげていた。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「おなかすいたねー」


「僕はまだそうでもないんだけどな」


「ご主人が(ボード)をいっぱい食べるから疲れたんだよ」


 一通りの実験とトレーニングを終えて森から戻り、“アベニー”へと向かう道を歩く二人。

どうも作ってすぐの(ボード)のコントロールを奪われると余分に疲れるらしい。

転換(コンバート)の実験で(ボード)を大量に吸収されたため早く空腹になったようだ。

そしてツキヨから魔力を奪って生命力に変換したプロセラは、逆にあまり食欲がなかったりする。


「ああ、そうだね、ごめんよツキヨ……あれ?今日もいないな、どうしたんだろ」


「ほんとだ。場所変えたのかなー」


 首をかしげ、胸元でごくわずかな魔力を出しているオニキスのブローチを弄り回すツキヨ。

バルゼアに来た頃、何となくプロセラが買ってプレゼントしたものだ。

それを売った露天商の女性が、ここ十日ほど定位置に現れていない。

別に頻繁に利用しているというわけではなく、最初のブローチ以外では財布やら革紐やらをちょっと買った程度なのだが、

一年の間、雨の日以外は必ず出ていたものが消えたのは多少寂しい。


「どうかなあ。まあ、軽く食べて、だらだらするか」


「うん。明日はお昼まで寝よう」


 そう、亜龍(ワーム)の皮の加工依頼をするため早起きして、その後なんとなく森にも行ったが、本来今日は休みの予定だった。

クッキーカッターに頼まれる普段の狩りはともかく、日を跨ぐ以上の仕事をしたなら必ず二日休むと決めている。

“アベニー”から漏れる明かりが見えてきた。当然のように客がたくさん入っている。

今やそこもすっかり二人の家だ。

ちょっとずつ強くなる

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