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星の子  作者: 暇人
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誕生

感想、指摘、アドバイスなどあれば是非お願いします。

何分ずぶの素人なので至らぬところは多いと思いますし、お見苦しい文章かもしれませんがお付き合い頂けたら幸いです。

 いつからだろう、意識が芽生えたのは。いつからだろう、自分を自分と認識出来るようになったのは。


 僕はずっと大きな濁流の中にいた。数え切れない様々なものが入り混じった流れ。

 それらは僕を埋め尽くして行ったが、その膨大な量に境界線が不確かになり自分を見つけ出すことが出来なかった。

 しかし、それらは僕に知識を与え感情をくれた。そして僕を埋め尽くしていったものが世界のありとあらゆる情報だと知った。

 それからだ……次第に僕という存在が創られていったのは。


 その日からは辛かった。自分が異常だと理解してしまったから……自分の存在が世界のどこにも居なかったのが何故か寂しかった。


 常に外の情報を与えられ、普通の生活を、当たり前の幸せを見せられる。なのに自分には何も訪れない。

 それでも自意識は日に日に確率されていき、募る思いは増す一方だった。


 そんな不自由な日々に少しの変化が訪れた。自分の形が少しずつ創られていくのが感じ取れたんだ。

 たくさんの命が僕を創り上げてくれている感覚が伝わってきた。


 僕は人間という生き物の姿形に変化していった。すると此処が土の中だと理解出来た。そして、暗くて冷たくて狭い……だけど何かに包まれているような温もりを感じた。

 土の中に溢れる命の数々が僕に体を与えてくれたんだって、そう思えば辛い日々も我慢出来た。


 それからまた少しの時が経ったある日、僕の待ち焦がれていた瞬間が訪れた。



 何かに押し出されるように、優しく送り出されるように……僕は”産まれた”



このような稚拙な文章にお付き合い頂きありがとうございました。

我が儘を言わせてもらいますと次からも読んでいただきたいです。

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