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妖奇譚

貧乏神ちゃんは、人生を詰ませたい

作者: tomato.nit
掲載日:2026/05/15


 僕には、人間の世界が少しだけ違って見える。


 人間たちは、自分の人生を大層な物語みたいに思っている。けれど僕から見れば、だいたいは盤面だ。


 持ち駒は不公平。金も才能も運も、最初からばらばらに配られている。それなのに、人間はみんな、自分だけは上手く逃げられると思っている。


 財布。スマホ。ポイントカード。見栄。不安。あと少しあれば届く、という幻。


 それを失くした瞬間、人間は詰みに近づいたような顔をする。


 僕は、その顔が好きだった。


 財布の中を見て固まる顔。請求書を二度見する顔。口座残高を確認して、しばらく画面から目を離せなくなる顔。


 もっと好きなのは、金だけでは済まなくなった時の顔だ。


 電車が遅れる。スマホの充電が切れる。家電が壊れる。雨が降る。予定が崩れる。小さな楽しみが、目の前で取り上げられる。


 ほんの小さな一手でいい。


 それを積み重ねて、逃げ道を消していく。


 好きだったものを無駄だと言わせる。


 休むことを罪だと思わせる。


 そこまで行けば、もう勝ちだ。


 詰み。


 逃げ場なし。


 人間はそこで、自分から言う。


 もう駄目だ。


 この人生は詰んでいる。


 その瞬間が、たまらなく好きだった。


 ――好きだった。


「……でもさぁ、最近の人間って、ちょっと簡単すぎるんだよねぇ」


 僕は配信用のリングライトの前で頬杖をついた。


 画面の中に映る僕は、十歳かそこらの少女に見える。


 黒い髪を左右で結び、赤みを帯びた目でこちらを覗く。黒とくすんだピンクのフリル、安っぽいリボン、チョーカー、厚底靴。


 ぱっと見れば可愛い。


 でも、リボンはほつれ、レースには小さな穴があり、厚底靴は片方だけ底が削れている。


 地雷系、というより。


 地雷そのもの。


 踏めば爆ぜる。関われば生活が壊れる。


 僕の前には、高級そうな椅子と、やたら大きいモニターが三枚。画面には為替チャート、コメント欄、投げ銭通知。


 配信タイトルは、こうだ。


 貧乏神流・絶対勝てるFX講座。


 講座のふりをした、詰み筋への誘導だ。


「はぁい、よわよわ人間のみんなぁ。今日もお金、増やしたいよねぇ? 働くの下手。貯めるの下手。でも夢だけは一人前。かわいそー」


 コメント欄が流れる。


『先生、今日もお願いします』

『昨日のポジション爆益でした』

『負け分取り返したいです』

『追加入金しました』


 いいね。


 まだ負けていないと思っている。まだ取り返せると思っている。自分だけは大丈夫だと思っている。


「まずぅ、適当な証券口座を開きまぁす。次にぃ、手持ちを適当に突っ込みまぁす。生活費? 家賃? 知らなぁい。勝てば払えるよねぇ?」


「ショートポジションを取りまぁす」


 画面上のチャートが、すとんと落ちる。


「はい、儲かりましたぁ。ね、簡単でしょ? こんなのもできない人間さん、もしかして自分のお財布の読み方も分かってないのかなぁ?」


 コメント欄が沸いた。


 もちろん、これは僕にしかできない。


 僕が売ったものは下がる。僕が指先でちょいと触れたものは、少しずつ運を失い、値を落とす。


 人間が真似すれば、ただの自爆だ。


「損切りは大事だよぉ。でもぉ、ここで切ったら負け確定だよぉ? いいのかなぁ。みんなは雑魚じゃないもんね? まだ勝てるよね? 勝てるまで握れば、負けじゃないもんねぇ」


 焦る。追加入金する。損切りできない。取り返そうとする。眠れなくなる。


 そして、負ける。


 僕は貧乏神だ。


 人間を貧しくするのが仕事で、趣味で、生まれつきの性分。


 けれど、最近の人間は落ちやすい。


 少し逃げ道を塞ぐだけで、すぐ盤面を見るのをやめる。


 その日も、僕はひとりの金持ちを潰した。


 都内の高層マンションに住む若い投資家。高級時計をつけ、SNSにはいつも高い肉と高い酒と高い景色を載せている。


 高い持ち物を並べただけで、自分の囲いが固くなったと勘違いしているタイプだった。


 だから、まず少し勝たせた。


 餌の歩みたいに、小さな成功を渡してやる。


 次に、もう少し大きく勝たせた。


 自分が攻めている気分にさせて、賭け金を上げさせる。


 最後に、全部を逆に動かした。


 三日後、男は床に座り込み、空っぽの目で画面を見ていた。


「ほらね。金があっても、貧乏になるでしょ? 残念でしたぁ。お金持ちごっこ、終了でーす」


 男はただ震える指でスマホを更新し続けていた。


「ねえねえ、今どんな気持ち? 昨日まで成功者だったのに、今日はただの数字見て固まってる置物だねぇ。かわいそ。ざぁこ」


 でも、笑いは長く続かなかった。


 簡単すぎた。


 どうせなら、最後まで盤面を見ている何かを、真正面から折ってみたかった。


「……つまんないなぁ。もっとこう、手応えのある人間いないの?」


 その日の配信のあと、僕は街へ出た。


 雨上がりの午後だった。


 街全体が大きな家計簿みたいに見える。あるいは、よくできた盤面だ。改札を通れば残高が削れ、コンビニへ入れば支出が生まれ、広告を見れば欲しいものが増える。


 何も奪わなくても、人間は比べるだけで勝手に足りなくなる。


 少し誘えば、勝手に悪手を指す。


 僕は鼻歌を歌いながら歩いた。


 そして、古本屋の前で足を止めた。


 そこに、ひとりの男がいた。


 佐久間律。


 二十代後半。独身。賃貸アパート暮らし。収入は低い。貯金も少ない。服は安物。靴はくたびれている。鞄も古い。髪も適当。


 金持ちではない。


 どう見ても、金持ちではない。


 それどころか、僕が手を出す前から、かなり運が悪そうだった。


 湿った財布の匂い。濡れた靴下の匂い。あと一歩で信号が赤に変わる匂い。スーパーで最後の一個を取られる匂い。


 律は、それをまとっていた。


「なにあれ。最初から守り薄すぎじゃん。かわいそー。三手くらいで詰むタイプ?」


 律は店に入る前に、財布の中を確認した。小銭を数え、ため息をつき、それでも古本屋へ入る。


 百円棚の前で、真剣に背表紙を眺める。


 一冊抜く。戻す。別の一冊を抜く。


 梨木香歩の『西の魔女が死んだ』を手に取り、ページを開き、紙の匂いを嗅ぎ、少し笑う。


 僕はその笑い方が気に入らなかった。


 百円棚で、なぜそんな顔をするのか分からなかった。


 その時、店の奥から店員の声がした。


「すみません、それ、値札つけ間違えてました。三百円です」


 律は固まった。


 三百円。


 彼の今日の予算は、おそらく百円だった。


 普通なら、少し恥ずかしそうに戻す。少し惨めな顔をする。


 僕は期待した。


「はいはい、そこで顔赤くして戻すやつね。見慣れてるよぉ。お金ないって大変だねぇ」


 だが、律は本を戻し、別の百円本を手に取った。


「レアアイテム、要求レベル足りずか。じゃあ今日はこっちのルートだな」


 そう呟いて、少し楽しそうにページをめくる。


「……ん?」


 律は落ち込まなかった。


 恥じなかった。


 ただ、分岐した。


「なにそれ。逃げ道を塞いだのに、なんで別の筋を見てるの」


 その後も、律には小さな不運が続いた。


 惣菜は目の前で売り切れた。雨に降られた。自販機には小銭を飲まれた。部屋の電球も切れた。


 不幸が降るたび、律の中で何かが削れるはずだった。


 けれど、違う音がした。


 かちり。


 律はそのたびに名前をつけた。


 限定アイテム争奪戦、敗北。


 自販機ミミック。


 視界制限ステージ。


 僕の一手は、律の中で全部、遊びに変わっていく。


 久しぶりに、胸がざわついた。


「いいじゃん」


 地雷みたいなフリルの裾が揺れた。


「久しぶりに、ちょっと攻めがいありそう。せいぜい逃げてね。すぐ詰ませちゃうけど」


 こうして僕は、佐久間律を標的にした。


     *


 その夜、律は僕の動画を見た。


『貧乏神流・絶対勝てるFX講座』


 律は夕飯のもやし炒めを食べながら、それを眺めた。


『ショートポジションを取ります。儲かります。ね、簡単でしょ? みんなも僕みたいにできたらいいのにねぇ。ま、無理かぁ』


 律は少し考えた。


 それから、画面を閉じた。


「そもそも種銭がないからな。参加条件を満たしてないイベントだ」


 終了。


「……ん?」


 普通なら、少しは揺れる。


 なのに律は、何事もなかったように皿を洗い始めた。


「は? そこは見るでしょ。夢見るでしょ。貧乏なのに現実見えてるの、可愛くなぁい」


 翌日。


 律は財布を落とした。


 もちろん、僕の仕業である。


 現金三千円少々。ポイントカード。期限切れの割引券。身分証。


 人間にとって財布を落とすのは、それなりに痛い。


 僕は電柱の上から楽しみに見ていた。


「ほらほら、守りの駒、ひとつ消えたよぉ。低収入には効くでしょ? ねえ、効くよね? 効いて?」


 律はポケットに指を入れたまま、しばらく動かなかった。


 喉の奥から、短い息が漏れる。


 笑うには、少し時間が要った。


 それからようやく、律は空のポケットを叩いた。


「おいおい、運営。難易度設定ミスってるぞ。詫び石はよ」


 聞き間違いかと思った。


 律は交番へ行き、紛失届を出した。身分証の再発行手順を調べ、カード類を止めた。


 普通なら、ここで崩れる。少なくとも、今日一日は何も手につかなくなる。


「所持金ロスト、カード封印、身分証再発行クエスト発生。今月は課金不可。無課金縛りに移行だな」


 翌朝、律は残高を確認し、スマホのメモ帳を開いた。


『今月限定・無課金攻略メモ』


「ログインボーナスなし。だがデイリー消化は可能」


「違う違う違う。そうじゃない。そこは『終わった』でしょ。なんで冷静にメモ帳なんか作ってるの」


 僕は詰ませるために一手を打っている。


 なのに律は、別の遊びを始めている。


 次の日、僕は律の電車を遅延させた。


 律は駅のホームで表示を見上げた。


 遅延。


 振替輸送。


 人混み。


 普通なら、苛立つ。焦る。運の悪さを嘆く。


 律は少しだけ目を細めた。


「メインルート封鎖。迂回ルート探索イベントか」


 そして、歩き始めた。


 いつも通らない商店街。古い薬局。閉まったシャッター。昼だけ開くらしい定食屋。百円均一。小さな惣菜店。


 途中で、見たことのないパン屋の前で足を止めた。


 百二十円の塩パンが売っていた。


 律は少し悩んだ。


「財布紛失後の課金は避けたいが、これは初回マップ報酬と見るべきか」


 買った。


「うまいな。新規エリア解放報酬としては当たりだ」


 違う。


 そうじゃない。


 不運は、人間から奪うためにある。


 新しい店を発見させるためじゃない。


「むかつく……なに普通に楽しんでるの。よわよわ財布のくせに」


 僕は、さらにいくつも小さな手を打った。


 シフトを減らし、スマホの充電を切らし、部屋の明かりを奪い、買うつもりだったものを目の前で消した。


 ついでに、古い押し入れの中身を崩してやった。


 安いマグネット式の将棋盤が畳に落ちる。その上に、傷だらけの携帯ゲーム機が、かつん、と重なった。


 律はそれをしばらく見ていた。


「懐かしいな。どっちも途中で止まってたやつだ」


 そう言って、何事もなかったように押し入れを片づけ始めた。


 盤面を崩したはずだった。


 なのに、落ちてきたのは、僕の知らない遊び道具だった。


 不幸のたびに、律の目は死ぬどころか、少しだけ細くなる。


 あれは、泣きそうな目ではない。


 何かの攻略情報を読んでいる目だ。


「むかつく」


 僕は、律の部屋の天井からぶら下がるようにして呟いた。


「貧乏人は貧乏人らしく、もっと惨めにしてなよ」


 律には聞こえていない。


 聞こえていないはずだった。


 だから、最後に楽しみを潰すことにした。


 次の休日。


 律は古本屋へ向かった。


 月に一度の楽しみだった。


 使える金は少ない。だからこそ、百円棚から一冊選ぶのが楽しみだった。


 今日は、前から目をつけていた絶版本の文庫を買うつもりだった。


 僕は先回りし、その本を別の客の手元へ滑らせた。


 律が棚の前に着いた時、本はなかった。


 律は棚を見た。


 しばらく黙っていた。


 僕は棚の上で足をぶらつかせながら笑った。


「残念でしたぁ。楽しみにしてたんでしょ? 月に一回のちっちゃな楽しみ、取られちゃったねぇ」


 律は棚を見ている。


「悔しい? 悔しいよねぇ。だって君、それくらいしか楽しみないもんねぇ。百円の古本を買うために、何日も考えてたんだもんねぇ」


 律の指が、棚の前で止まる。


「貧乏だとさ、欲しいものもすぐ買えないよねぇ。迷ってる間に取られちゃうよねぇ。ねえ、今どんな気持ち? 人生下手っぴだねぇ」


 律は、ゆっくりと顔を上げた。


 僕を見た。


 普通の人間には見えないはずだった。


 でも、律は見た。


「お前か」


 ようやく焦ったか。


 ようやく怒ったか。


「そうだよ。僕が貧乏神。君を貧しくしてるのは僕。どう? つらい? 悔しい? 金がないと、楽しみも守れないよねぇ」


 律は黙っていた。


「君、負けてるよぉ。金もない。欲しい本も買えない。財布も消えた。ほら、貧乏って嫌でしょ?」


 僕は身を乗り出し、律の顔を覗き込んだ。


「ねえ、そろそろ泣きなよ。僕、待ってるんだけど? 泣けないの? 感情の出し方も下手なの? ざぁこ」


 僕は棚の上で膝を抱え、わざとらしく首を傾げた。


「早く絶望しちゃいなよぉ。その顔、僕に見せてよ。お金も時間も楽しみも削られて、もう駄目だってなる顔。ねえ、見せて。君みたいな強がり貧乏人が折れるところ、絶対かわいいから」


 律は、百円棚から別の本を一冊抜いた。


 背表紙には、江戸川乱歩の『陰獣』とあった。


 著者名を見る。ページをめくる。


 少し古い紙の匂いがした。


「金がないのは困る」


「でしょ?」


「財布を落としたのも困った。半額惣菜を逃したのも、普通に悔しい。欲しかった本が買えなかったのも、まあ、悔しい」


 僕は笑った。


 勝ったと思った。


「ほらぁ。やっぱり効いてるじゃん。強がってただけ? かわいそ。強がり貧乏人さん」


 だが、律は本を閉じ、少しだけ口の端を上げた。


「ひとつ確認していいか」


「なに? 今さら謝る? それとも、僕の講座に入る? 特別に初心者コースから入れてあげてもいいよぉ。まあ、君の所持金じゃ受講料払えないけど」


「貧乏神って、神様なんだよな?」


 僕は胸を張った。


「うん。そうだよ。だから、その力も絶大。金をなくす。運を下げる。時間を削る。選択肢を狭める。楽しみを奪う。目的を果たすためなら、だいたい何でも起こせるよ」


「目的」


 律は、その言葉を繰り返した。


「お前の目的は、人間が絶望した表情を見ることなんだよな?」


「そう言っているだろ」


 僕は得意げに笑った。


「金がなくなり、時間がなくなり、余裕がなくなり、最後に“もう駄目だ”って顔をする。あれが最高なんだよ。君も、いずれそうなる」


「俺を絶望させるまで、不幸を起こす」


「そう。君が泣いて、折れて、自分の人生を嫌いになるまで」


「死ぬまでか?」


「そうだよ。死ぬまで」


 僕は笑った。


 金を奪う。時間を奪う。余裕を奪う。選択肢を奪う。


 それでも折れなければ、もっと奪う。


 それが貧乏神だ。


「逆に言えば」


 律は、本を閉じた。


 ぱたん、と乾いた音が鳴る。


「俺が絶望しない限り、お前は一生俺のそばから離れられない」


 僕の笑みが止まった。


「……ん?」


「そういうことだろ」


「いや、まあ、そう……だけ……ど?」


「じゃあ、末永くよろしく」


 律は、そう言って笑った。


 怒ってはいなかった。


 諦めてもいなかった。


 むしろ、少し楽しそうだった。


「神様が、死ぬまで主人公のそばにいて、感情を揺らしてくる」


「なに? 急になんの話? 敵って言ってるでしょ!」


「離脱なし。ルート固定。イベント発生保証付き」

 

 律は、僕をまっすぐ見た。


「攻略対象としては、かなり親切設計だな」


「違う!」


 古本屋の空気が少しだけ揺れる。


「僕は貧乏神! 君の人生をめちゃくちゃにする神様! 詰ませる側! 敵! 災厄!」


「陥落ルートか」


「堕ちない! 詰ませるの!」


 その瞬間、僕の胸が妙な音を立てた。


 きゅん。


 いや、違う。


 これは違う。


 こいつは、僕を怖がらない。


 絶望もしない。


 僕は人の人生をあざ笑う側。


 神なの。最強なの!


 なのに今、こいつは僕を、攻略対象って言った!


 屈辱だった。


 なのに、なぜか目が離せなかった。


「……お前、頭おかしいんじゃないの」


「そうかもしれない」


 律は、百円本を小脇に抱えた。


「攻略対象が逃げないのは助かる」


「対象じゃないってば! 僕は君を詰ませる側なの!」


「分かった」


 律はレジへ向かいながら、少しだけ振り返った。


「貧乏神ルート、入ったな」


 僕は、何も言い返せなかった。


 腹が立った。


 絶対に泣かせてやると思った。


 なのに、胸の奥で。


 ぴろりん。


 すごく嫌な音が鳴った。


もともとは、連載中の『妖奇譚』の世界観を下敷きにした短編として書き始めました。


ただ、思ったよりこの二人だけで話が綺麗にまとまったので、本編要素はほとんど入れていません。

共有しているのは、怪異が普通に現代に紛れている世界観、その一点だけです。


本編未読でも問題なく読める短編です。


本編読んでくださっている方は、「あの世界のどこかに、こういう貧乏神もいるんだな」くらいに読んでもらえれば幸いです。

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