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詩全集

悦に浸る

作者: 那須茄子

壊れたランブのサイレンが

唸り上げ

悲鳴を表現する


今日も荒ぶれた感情で

路地裏の一角で

人体を解剖する


切れば切るほど溢れ出す

この世で一番綺麗な鮮血

浴びれば浴びるほど

満ちる満ちる


これは殺人だ

これが私の殺人嗜好だ


まだまだ足りない

もっともっと欲しい

手足をつけた面白味のない人形を

綺麗な赤色にしてあげましょ



乞われた

あと僅かな命に

だから優しく

いたぶって

痛みを感じない身体にしてあげた


今日も満たされる感情で

散らかった路地裏に

寝そべってみる


どくどくと

血がしたたり落ちる音

なんだか

生命の悪足掻きを

目の当たりにしているよう


これが殺人だ

これが私の殺人パターンだ


切れば切るほど溢れ出す

この世で一番綺麗な鮮血


綺麗な赤色にしてあげましょ






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