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第9話 左腕の行方


(さて、そろそろ動くか。)


立ち上がろうと左手で体を起こして立ち上がろうとする。しかし何時まで経っても立ち上がれない。何故だと思って左手を見ても左手どころか左腕も無かった。


(アチャー・・・そういえば左腕なく待ってたな〜。)


スライムの突進で左腕が無くなっているのを忘れてた。どうにかして直らないかなと考えながら辺りを探していると骨の山が見えた。


(投げた左腕バラバラになってこの中に混ざっちゃたんだよな〜。)


左腕が無事に残っていたらどうにか出来たかも知れないが、あいにく無事に残ってはいない。


(なんか他の骨でもいいからくっつかないかな〜。)


そんな簡単なことをができたら苦労しないなと考えながら適当な大きさの左腕の骨を選びくっつけてみた。すると磁石にくっつくかのようにくっついた。


(ん・・・?これくっつくの?!?!)


まさかくっつくと思って無かったからとても驚いた。付いた左腕は元からあるかのように馴染んで自由に使うことができる。


(へ〜。これは便利だな、腕が無くなっても別の骨があれは直るだなんて。スケルトンって案外強いんだな。)


そう当時の私は考えていた。しかしそれがどんなに特別で普通のスケルトンが逆立ちしても出来ないだなんて。また、このスキルが私の将来を大きく変えていく事になるなんて・・・・ 


 




しばらくした後、私は洞窟をしていた。この空洞から続く道は一本道で下へ下っていく道しかない。電球も松明も何も無く真っ暗な筈の洞窟は私には,はっきりと見えそれなりに広い事が分かる。


(広いな・・・。もしかして小さな家一つくらい入るのでは無いか?)


そんな馬鹿な事を考えるくらいには広かった。もしかしたらこの世界ではこの位の大きさが普通なのかも知れないがあいにく別の洞窟を知らな為それは分からない。但し洞窟では這って進むのが当り前だなんて言う変な常識がついてる私が言ってもは文句ない。


(この分なら、戦うのに困らなそうだな。)


多少水が溜まっていたり苔が生えてたりする程度で平らで十分戦えそうだ。今回は頼れる相棒(ぶきがあるからある程度の不意ふちにも耐えられそうだ。少しの格上でも頭を使えば何とかなるだろう。


(さーて、さっさと敵(経験値)でも出てこないかな〜)


そんな油断とも慢心とも言える態度で道のど真ん中を歩いていると不意に足もとの水溜りが動いた気がした。


(ん?今何がいた気が機能性だろ)


そうゆうふうに考えていると水溜りから不意打ちのプロとも言える、スライムが突撃していた。


(おっわっっと!!!)



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