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第5話 初戦闘


(危ないっ!!)


飛びかかって来たスライムを避けようとしたがなれないこの身体では、避けきることが出来なかった。左腕にスライムの体当たりが当たってしまい左腕の骨が無くなってしまった。


(不味い!!!避けきれなかった!!)


スライムだからといって油断してしまった。ここからはスライムを倒すことに集中しよう。


(スライムを倒す為には格を砕かなきゃならない!!素手で砕けるか?)


そんな事をいつまでも考えていてもしょうが無い、殴りかからないと何も始まらない。そう思い私は右手を大きく振り挙げてスライムの核めがけて振り下ろした。


(喰らえ!!!)


声に出すことが出来ていたのならば確実にそう声を出していたに違いないというほどに気合の入った一撃だった、しかし実際はスライムの核にわずかに届くくらいで倒し切ることは出来なかった。


(そんな!!今のは、今打てる全力の攻撃だったんだぞ!!!!)


この攻撃が効かないのであれば私にこのスライムを倒し切ることは出来ない、そんな絶望感が私を襲った。魔法を使えば倒すことができるのかもしれないが、今の私は魔法を使うことができない為結局このスライムを倒すことができない。


(まさか私がスライムに負けるのか?この世界に来てまだ何も成せていないのに!!)


私はこの危機を脱するために周囲を見渡し何か切り札となる物がないかを探し始めた。すると私が生まれた場所で在り、敵となるスライムが居た場所、骨の山の中に見え難いが剣が混ざっているのが見えた。


(あれだ!!あれを手にする事ができれば私はこのスライムを倒すことができる!!!)


その剣を見つけた私は、その剣に向けて走り出したかったがスライムが邪魔で取りに行くことが出来ない、剣までの直線上にいる訳じゃないが取りに行こうとすると必ず邪魔になる位置にいる。


(クソ!! スライムを倒す為にスライムを倒す必要があるなんてふざけてる!!! 何とかあのスライムが攻撃してくるのを妨害しなければ!!!)


スライムを倒して剣を取りに行くのは論外だ。それが出来るのならば剣を取りに行く必要がない。今確認しているスライムの攻撃は体当たりだけだ、あの体当たりを阻止できれば希望を見出すことができる。しかし今の私はジリジリと寄ってくるスライムに対し距離を取ることしか出来ない。


(このままでは剣から遠ざかっていくだけだ!!!)


するとスライムから離れる為に数歩後ろに下がった時に何かを踏んだ。


(おっと、何を踏んだ?)


見てみると其処には、体当たりで取れていた左腕が有った。

ニヤリ


(これで私が勝つことができる!)

初戦闘は、一話で書き切れる内容でしたが敢えて次の初勝利との2つに分けました。一つで良いと思った方は、意見をくれれば幸いです!

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