第3話 加護と称号
加護は読めるものと読めない加護がある。読める加護は、太陽神の嫌悪と創造神の加護だ。加護といってもどんな効果が有るのかは分からないが文字から見るに、私は太陽神に嫌われているのだろう。よくあるファンタジーものでも、スケルトンは、太陽の下を歩けないというのがお決まりだ。称号にもある太陽に嫌われし者という称号からも太陽の下を歩けない雰囲気が漂っている。
(私は太陽の下を歩けないのか、そうなると日中は歩けない、今は洞窟の中だから支障は無いが洞窟の外に出た時に日中出歩けないのは大変だろう。)
創造神の加護は見た感じ悪いものでは無さそうだがどんな効果があるのか分からないので油断してはならない。
他に文字化けしていて読めないものが有る。■■■の興味と邪■■加■だ。■■■の興味は持っていても問題なさそうだ。しかし、興味を無くされたときや逆に興味を持ちすぎて干渉してきた時に何が起きるかわからない。また邪■■加■も、殆ど読めないが邪と付いているから、ろくな物ではないのが分かる。
(異世界に来て早々厄介事の匂いがする。これは異世界で安寧は望めないのかもしれないな〜。)
次は称号だ、加護は基本的に他者から与えられた物が主で自分の事はあまり分からないが称号は自分の誕生や立ち位置、能力などが分かるからしっかり見なくてはならない。今持っている称号ではっきりと読むことができるのは、生まれたて、弱者、太陽に嫌われし者、世界を渡りし者が有る。生まれたてや弱者は、見たままだろう。骨の私が生まれたてかどうかは分からないが、もしかしたら、意識を持ったばかりまたはモンスターとして生まれたてということだろう。
(私はこの世界では生まれたての弱者なのだな。私の知っている異世界はモンスターまみれの危険な場所だ、もしそうでなくても用心するに越したことはない。)
太陽に嫌われし者は、さっきも言った通り太陽の下を歩けなくなる称号だろう。この称号はどうにかして消していきたい。また、世界を渡りし者は言葉の通り世界を渡ったものに送られるのだろう。私は異世界から来たのだからこの称号を持っていてもおかしくないだろう、この称号の入手方法は、私の様に転生で貰うものなのだろうか?もし自力で世界を渡った人に送られるなら、ズルをしたみたいで申し訳無い。
(まぁ、手に入れてしまったものはしょうが無い。有効に使わせてもらおう。)
最後の称号は■■の卵だ伏せ字になっていると云うだけで胡散臭く感じてしまう。今持っている伏せ字の中から考えると■■への道と■■の卵は同じ文字が入りそうだ、同じ文字が入らなくても不思議では無いから違う文字でも驚かないが私は何故か同じ文字が入ると確信している。
(まぁ、この伏せ字達はこの世界にも慣れ時間がある時にもう一度考える事にしよう。まずは、この先どうするかを考えよう。)
そうして、私はこの先何をすべきかを考えるのだった。
もし前書きや後書きが邪魔だと思う方や要らないと思う方は、その様にコメントしてくれれば変えようと思います。逆にもっと増やして欲しいなどの声がありましたらその様にしたいと思います。