〜落ちた先はスカイリム帝星国〜
初めまして。ちゃんのんと申します。今回が初めての投稿ですが、以前から自分の中で温めてきた作品なので興味を持っていただけたら嬉しいです。
この先もお話をだいぶ考えてあるのですが、文章が拙いのでなるべく修正していきながら、次のお話も追加していけたらと思います。
私は所謂普通の専門学生だ
自身のアパートで課題をしていた時の出来事だった
明日までの課題だったので今日中に終わらせなければ
しかし突然眠くなって空から落ちている夢を見た
いや実際には体験していた
空から落ちて死ぬっ!と思ったところで小さな湖に落ちた
無事だったが心底驚き、更に心臓が止まるような驚きが私を襲う
湖に映った自分の姿を見て目を疑った
白銀の流れるようなパーマがかかった長い髪にゲームのキャラクターのような整った顔で、白銀の透き通るような目をしている自分
そして白く日光をうけ反射する長い手足
とても自分のものとは思えなかったが、水に向かって手を動かすと同じ動きをする
もう何が何だかわからない
私は自分のアパートで課題をしていたはずだ
以前までの記憶があるということはつまり私自身であるのは間違いなさそうだ
そうして何分固まっていただろう
なんとか体を動かそうとし、自分の姿にまた別の意味で驚愕する
白いワンピースを身につけてはいるが全身濡れてしまっているのですけすけだ
この状況はどうすればいいのだ
湖から上がろうにもあがれない
そこになんと1人の少年が通りかかる
あちらも私に気づいたようで、声をかけてきた
「大丈夫ですか!?」
私は首を横に振り手を貸してもらい上がる
少年は私の格好に気づいたようで目を逸らしながら、自身の着ていたジャケットを羽織らせてくれた
「ありがとう」
私は言う
「ねぇ、ここはどこなんですか……?」
もうわけがわからなさぎていきなり質問してしまった
「え??ここは……」
少年は気が動転しているようでうまく答えられなさそうだ
「あなたこそどうして湖に……?」
ごもっとも。私が聞きたいぐらいだ
「私もよくわからないの」
「そうなんですか……、ここは山の奥ですよ。とりあえず街まで降りましょう」
私は頷く
大丈夫かなぁ、戻れるのはあそこからになるのかなぁとも思いながら、自分の格好など気になることがありすぎて素直に頷いてしまった
彼が色々と言葉をかけてくれるが、考え事をしすぎて答えられない
そして山からみた街の景色に目を奪われた
きらめくような虹の街
街というよりこの規模は都市だ
中心にとても大きな白く輝くお城がみえる
街が大きすぎて地平線までみえた
「わぁ……」
私は言葉を失う
「あ、まだこの場所について言ってなかったですよね」
「ここはスカイリム帝星国の首都ですよ」
「ん??」
もしかしてとは思っていたが地球ではない??地球にはない名前の都市だと思うのだが……
「ご存じないですか?この世界だとかなり大きな規模の国だと思いますが……」
「わからないです……」
「そうですか…、あのもしかして自分の家とかも覚えてらっしゃらないですか?」
コクンと頷く
「困ったな………あの僕のうちにとりあえず来ますか?」
「いいの………?」
申し訳ないが、ここは甘える他ない
「いいですよ」
彼は快くうなずく
「ごめんなさい、お願いします」
「はいっ」
私はこうしてスカイリム帝星国に足を踏み入れたのだった