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君が見るもの  作者: 黒い猫
第1章 冒険者初めます。
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お誘い

私達はそのまま依頼の張られた掲示板を見に行くことにした。 はじめての場所でどん仕事があるか知るの必要なことだからだ。

 掲示板の前につくと貼られている依頼書を流し読みする。

 ここリブラの町は港町でが有り近くに山とダンジョンが有り仕事は多岐にわたる。そのために掲示板にはいろんな依頼が張られている。紙の端にはB~Fと書かれそれぞれのランクに別れている。


 「初めまして新人さん。」


 しばらく眺めていると後ろから声をかけられた。私達は声の方に振り返るとそこには黒髪を肩まで伸ばしたジャケットに短パンといった服装の女性がたっていた。


 「・・・・何かご用でしょうか?」


 相手を見てすぐにリクを私の後ろに隠しす。それに合わせてその女性に用向きを聞きながら、私は直ぐに「鑑定」の魔術を発動した。


 「へ~凄いね君。()()()()()()()僕の職種わかったんだ。()()()()()ことができるんだ。」


 目の前の女性は楽しそうに笑っている。それに反して自分の失態に気づいた私は舌打ちをしていた。本来なら、何もしないのが正解だが身に付いた癖で相手が何者かを「鑑定」してしまっのだ。


 「「鑑定」でわかったと思うけど僕はアサシンだ。」


 コロコロと愉快そうに笑いながら女性は私との距離を詰め耳元で囁くように呟いた。

 アサシン。シーフ系職種の最上級職種であり暗殺のプロ。普段は違う職種を装い一般人の中に紛れターゲットを殺す。


 「あっ。でも元だよ元。今の朴はしがないダンジョン系シーフだよ。僕はネーリースって名前だよ。皆は朴の事を親しみを込めてリースって呼んでるから君達もそう呼んでね。年齢は花も恥じらう17歳だよ。ルイ君。」


 私がどう対象しようか考えていたら彼女はお茶ら毛ながら自己紹介してきた。ニコニコ顔の彼女に対して私はどんよりしながら。


 「・・・・さっきの見て?」


 「大爆笑。」


 此方にとても女性らしい素晴らしい笑顔でサムズアップしてきた。

 頭を抱えながら項垂れる私にリクは心配そうに顔を覗きこんでくるがさっき君も爆笑してたよね。

 こうしていても時間が惜しいのでとりあえずリースに何の話しかを促した。


 「聞かなくても解るよね。もちろん君達の勧誘だどけね。腕の良い魔法職が僕たちのパーティーにはいないからね。前々から探していたんだけどなかなか良いのがいなかったんだよね~。そんな時に丁度君みたいな腕の良い魔法職の人を見つけたからね~

。」


 リースは、私の腕をとりしなだれながら近づいてきた。そんな私達にリクが冷たい目線を送ってくる。新婚生活に波風たてたくないので直ぐにリースを離す。


 「話しはわかりました。ですがまだこの町に来たばかりなのでお断りします。」


 私はそう答える。リースはその答えが解ってたらしく、腕からはなれながら苦笑いし肩をすぐめた。


 「こんな美少女からのお誘いなのに固いね。まあそれでこそ落としがいがある。」


 「私達は新婚なので。」


 私は、リクの腰に手を当てて抱き寄せる。リクは嬉しそうに私に寄りかかりリースに勝ち誇った顔で見つめる。


「そんなの関係無いよ。良い男は奥さんが多くても養っていけるよ。まぁ、今日の所は顔合わせってことで。じゃあねー。」


リースは諦めるきは無いと態度にだしながら楽しそうに手を振り離れて行った。リースをみよくり掲示板に視線を戻すと


「むー。」


頬を膨らませながら私の体に抱きついてくるリク。私は、苦笑いしながら頭を撫でた。

暫くリクのご機嫌とりをしていると


「おい。カマ野郎。」


後ろから声をかけられた。だが今度は無視して掲示板を見る事にする。


「おい。無視するな。」


声をかけてきた相手は、私の肩を掴み引っ張ってくる。うんざりしながらそちらの方に向くと。がらの悪そうな三人組の大男が立っていた。


 「何ですか?」

 

 うんざりしながら聞くと。


「態度がでかいな新入り。」


三人組のリーダーらしき大男が顔を近づけながら威嚇してくる。どこにでもこんなヤツがいるのかと思って見ていると。


「へっ。ビビって黙りか?」


馬鹿丸出しにそう言ってくるどうしてやろうかと考えていると。


「まぁ良い。新入りなら新入りらしく先輩に挨拶の一つでもしに来い。」


馬鹿らしことを言ってくる。周りを観察してみると、他の冒険者達は、笑いながらこちらを見ているだけだ。なるほど、馬鹿ばかりのようだ。その中にさっきのリースだけが顔色が変わってきている。私が殺気だっているのか解るようでヤバい事が起きそうだと感ずいているようだ。

ギルド職員の方はこちらを見ながら慌ただしくしている。その間も馬鹿の話は続き。


「そうだな。そこの獣人の女。お前の女房なんだろう?だったら俺らにかしなたっぷり可愛いがってやるよ。」


馬鹿がそう言った。私はその言葉を聞いてキレた。


「・・・・・言い残すことはそれだけ?」


ぽつりと私が言うと。


「あん?」


馬鹿がこっちを見ながら凄んでくる。私は、 その顔めがけ掌低打ちを入れる。


「げふっ。」


そう声をもらし大男がよろめく、それに合わせて次に腹にも掌低打ちを入れて後ろに倒れていく。


「おい。何しやがる。」


仲間らしき大男二人組が掴みかかってきたがそれを避け一人の大男の首筋に手刀をいれる。その隙をついてもう一人の大男が私を捕まえようとするが半身ずらしながら回し蹴りを顔面に入れる。大男三人は床に転がり呻いている。

それをため息をつきながら見つめていると。


「なんの騒ぎだ。」


とこからか大声が聞こえてきた。

 声の方を向くとローブを着たエルフの女性がいこちらに近づいてくる。それを見ながら私は、大きく息を吐き臨戦体制をといた。

そのエルフの女性は、こちらに近づき足下の大男を見て頭を抱える。


「またお前らか。」


呆れの混じった呟きを言いながら近づいてきたルカさんに話を聞き始める。話が進むにつれて目付きを鋭くしてた彼女は、部下に床にいる三人組を運ぶように指示を出しこちらを見てきた。


「すまんな。私は、このギルドのマスターのリーリヤ・マグスだ。話はルカから聞いた。馬鹿が迷惑をかけたな。」


リーリヤさんは、頭を下げてきた。それを見ながら私は、苦笑し謝罪を受け入れる事にした。


「かまいませんよ。こちらも手を出したので悪い訳ですし。」


「確かにそうだが馬鹿達が悪いのは変わらん。」


話の解る人のようで良かったと思いながら安心していると。


「ここで話をするよりも私の執務室に来てくれないかね。ルイ殿にリク殿。」


私達は、苦笑しながら彼女の執務室に向かう事にした。







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