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綺麗な桜と濁った桜  作者: はぁる
4/6

4.非リアを敵にまわす

まぁ、たまにはこんな感じも良いのではないでしょうかw

とりあえず!

どうぞ!

栗花落とかかわったあの日の翌日。

俺はいつも通りの時間に学校に到着し、いつも通りの席に着き、いつも通り机に突っ伏した。

俺の席は窓際の最後列。最近席替えしたばかりである。

この席になったときは結構本気で叫びそうになった。

目立たなく、先生から一番離れている席。

・・・最高じゃないか。


「おはよう千石君。」


誰だ、われの眠りを妨げる者は。

重たい瞼を頑張って開き、声の主と向き合う。

そこには一人の少女がいた。

 

「・・・・・・・・・・誰?」


「・・・いい加減怒るよ?わたしも。」

 

栗花落だった。


「昨日あれだけわたしにクサいセリフはいたのに忘れたの?」


「おいやめろ、俺の黒歴史掘り返すな。」


昨日の俺はどうかしていた。マジで。


「はぁ、んで、何しに来たんだ?」


今、俺は絶賛不機嫌ですよ~。オーラを出し栗花落に問いかけた。

 

「何しにって、わたしのクラスここだもん。」


「それは知っている。俺が聞いているのは、なぜわざわざ俺の隣の席に座り、話しかけてきたかだ。」 


「だって隣の席だもん。」


「・・・・・・・・・へ?」


「だ!か!ら!わたし、ここの席なの!」


開いた口がふさがらないってこういうことをいうのね。

 



 



辛く厳しい試練に耐え、ようやく『昼休み』という休息が与えられた生徒達。

みんなは昼食をとったり、遊んだり、寝たりとそれぞれが自由に昼休みを過ごしている。

俺はいつも通りぼっち飯。

購買で買っておいたパンを食そうと袋から開けると、栗花落が自分の机を俺の机にくっつけてきた。


「なんだ?俺の黒歴史をまだ増やしたいのか?今度のはお前にも黒歴史ができるんだぞ?」 


「ちちがうもん!ただ一緒に食べたかっただけだもん!」


こいつ、今日もんもん言いすぎだろ。


 「俺は静かに過ごしたいし目立ちたくない。」


「だめ・・・かな・・・。」


俺はこの日、非リアな奴らを半ば強制的に敵に回した・・・。

周りの視線がすごく痛いです。トホホ・・・。





「よし、帰るか。」


今は放課後。帰る準備をさっさと済ませ、栗花落に小声で話しかけた。


「おい、帰るぞ。」


「へ・・・?」


「いや、だから帰るぞ。」


「ええぇぇぇぇぇ?!」


うるさい。みんなこっちみてる。やめて。

こいつは注目されないと生きていけないのか?

てか、おい、なんで顔真っ赤なんだよ。


「はやくしろ、昨日の奴ら来るから。」


「あ、わかった!ちょっとまって!」


栗花落は机の中から教科書やらノートやらを大急ぎで掻き出し、バッグに詰め込んでいる。

ほら、栗花落のせいでみんなの視線が痛いよぉ〜。

「お、お待たせ!・・・じゃぁ、かえ、ろっか・・・」


ほんのり頰を染めながら言った。




「ま、まさか、千石君から誘ってくれるなんて。(ボソッ)」


「なんかいったか?」


「なななななんでもないよ!」


「てか、昨日いった『救う』ために家まで送るつもりなんだが、これってどこまでが大丈夫なんだ?流石に家まで行ったら犯罪になりそうなんだが。」


「犯罪になんてならないよ?!」


「まぁ、いいや、んじゃ、このままお前の家まで送るぞ」


そういうと栗花落は立ち止まった。


「どうした?」


「ちょっと寄り道していこうよ!」


「お、おい!」


栗花落は俺の手を引いてショッピングモールの方向に走った。

は?ショッピングモール?

お疲れ様でした!

ラブコメってもっと登場人物増やしたほうがいいかな?

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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