1.少年の主張
前回の作品は途中でよくわからなくなってしまったので今回はしっかり書きたいと思います!
「『いじめ』とは、一生なくならないものでいじめる方もいじめられる方どちらも悪いと言える。
いじめは、性格、服装、家柄、性別、声、容姿等様々な要因から成る。また、自分には身に覚えがないのに降りかかる魔の手のことをさす。
小さい頃、いじめられた時にどんなことをしろと言われた?一番いい方法が「自分でなんとかする」という方法だが、中には「親や先生に伝えましょうね」なんて言う馬鹿ものもいる。この方法が一番不適切だと言える。
まだ、心が完全に制御しきれていないやつをこの方法で鎮圧させる事に成功したとしよう。だが、これは一時的に落ち着かせただけでいじめは再スタートする。しかも倍になって…。
そもそもいじめは、集団の中でしか起こらない。学校、会社、保育園、幼稚園等の場所にいじめは起こる。
結論 いじめはなくならない。
無くしたいのであれば、いじめが起こる場所を無くせば良い。」
・・・・・・・と、先生は俺の書いた作文を職員室で読み上げた。それもかなり大きい声で。
「なんでここで読むんですか?いじめですか?」
周りからは「最近の高校生はこんななの」とか「カウンセラー呼んだほうがいいかな」とか好き放題言ってくれている。
おい、最後のやつ、そこまで重症じゃないぞ。
「わたしは『いじめをなくすには?』の作文を書けって言いましたよね?」
「はい、だから書いたじゃないですか。」
ちゃんと読んだのだろうかこの先生は。頭が残念な人なんでしょうかね。まだ若い先生だからこれからが心配だよ。
「残念なのは君の頭です千石宙。 現実的に不可能な考えはだめ。書き直して来てください。」
いや、勝手に心読まないでくれませんかね。
現実的に不可能なのはお前のその能力だわ。
「なんで急にフルネームなんですか雨水未菜先生。書き直しとかいやですよ。これからいろいろとやること「書き直して来い」…はい。」
今チキンだとか思たやつ。無表情で口調がいきなり変わったら誰だって怖いに決まってるだろ。
俺は先生から作文を返してもらい一人放課後の教室に戻った。
書き直しとかないわ~。部活に入ってないからさっさと帰ろうと思ってたのに。
俺の名前はさっき先生が言ってた通り千石 宙。
先月この高校に入学したばかりである。
さっきの作文で気づくひともいるかもしれないが俺は小学生くらいのころいじめにあっていた。
みんなからすれば比較的頭がいいほうなので、なまいきだなど自分に不都合なことを理不尽に俺に押し付けてきた。
だが、俺はそこら辺の弱虫とは違い、いじめられていることをどうでもよいみたいに感じていた。
それにより、俺は気味悪がられてみんな俺から離れていった。
仲が良かった友達もみんな。火の粉がかからないように。
そのころからだろうか、人も何も信じれなくなった、信じたくなくなったのは。
・・・所詮人間なんてそんなもんだ。
そんなことを考えていると教室の戸が勢いよく開き、かなり焦った表情の女子生徒が入ってきた。
「おねがい!かくまって!」
と一言だけいい、掃除用具入れの中に入っていった。
すると、男子生徒三人が、こちらも焦ったような怒ったような表情で教室に入ってきた。
「おい!ここに女がこなっかたか?!」
あぁ、かくまってくれってこれのことか…
まったく、めんどくさいな。
「そこの開いてる窓から飛び降りてったぞ。」
「嘘つくな!女子だぞ?!」
「マジマジ。ここの学校一年生は二階だし、外には誰もいないし、ところどころに足場があるから女子生徒でもおりれるぞ。」
「ちっ!追うぞ!」
と言い残し、走っておそらく玄関に向かっていった。
一分くらいたった後に隠れている女子生徒に声をかけた。
「もう行ったぞ。」
すると、掃除用具入れの戸が開き中から同じ年であろう少女が出てきた。
「あ、ぁりがとう…」
そういうとその少女は倒れてしまった。
「おい!大丈夫か?!」
そいつに駆け寄り話しかけたが応答はない。
ええぇぇぇ、どうすんの。とりあえず保健室だよね。誰運ぶの?俺?ええぇぇぇぇぇぇ。
しぶしぶ彼女を運ぼうとした時だった。
「・・・」
彼女の首や腕にあざができていた。
最初が長かったですかねwww
ここまで、長ったらしい文を読んでいただきありがとうございます!