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エッセイとなむいひけるもの~ちょっとだけやる気のある日 飯編~

作者: 夜霧ランプ

何となく何かを作ると何となくなものが出来るのです。

 二千二十四年三月某日。家に帰ってくる最中、考えていました。家に置いてある食材で、何が作れるかを。

 パンと卵と砂糖がある事は覚えていたので、フレンチトーストとか…と思ったけど、牛乳がありません。

 帰路の間で牛乳を買う事も考えましたが、なんにせよ日が落ちてきて寒いので、すぐに帰りたい。寄り道をしたくない。と思って眺めたのが自動販売機。

 自動販売機で牛乳っぽい物を探してみました。百二十円で、ちっさいペットボトルのロイヤルミルクティーとかカフェオレがありました。

 しかし、あの量で百二十円使うんだったら普通の牛乳を一リットル買いたい。そう言うわけで、自動販売機はスルーしました。

 身近にあるからと言って自動販売機を信じると、硬貨を入れてボタンを押したのに、商品が詰まって出て来なくて、おまけに「購入したでしょ?」って言う扱いをされるので硬貨も戻ってこない時があります。

 その他に、自販機内のお釣りの小銭が足りない時、ぼったくられます。

 今まで、僕は五百十円ほど自動販売機に小銭を食われています。

 新しい五百円玉だったの? と言う疑問もあるでしょうが、みっちりめっきりと古めの五百円玉を使ったのに、商品が詰まっている自販機のお釣りレバーを倒しても帰って来なかったのです。

 この現代の日本でも、そんな事は往々にしてあるので、自販機を使う時は「料金分きっちりの小銭」を用意する事を心ばかりお勧めしたい気持ちが溢れています。


 で、結局ミルクティー等は買わずに帰宅して、主食のほうを変える事にしました。パック米にしようと。

 なんとなくフライパンにごま油を敷いて、なんとなく野菜を塩コショウで炒めて、なんとなくパックご飯をレンチンして、全部フライパンの中へ。

 それから生卵を一個取り出して、割ってフライパンの中へ。

 その後、麺つゆを投入して、炒める。自分でも何を作ってるんだかよく分からなかったですけど、たぶん「ぐちゃっとした飯」が出来ると思ってたら、本当に出来ました。

 野菜がもやし多めだったので、炒めると煮汁が出るんですよ。その煮汁を米が吸って、「ぐちゃっとしている飯」が出来上がり。

 其処に明太子のふりかけと追加のコショウとカレーパウダーをかけて、何となくスパイシーな感じにしました。

 着地点としては「なんとなくスパイシーなぐちゃっとした飯」が出来ました。

 料理と言うのはタイトルをつけなければならないらしいので、料理と言うか調理しかしてないけど、タイトルを考えます。

「なんかぐちゃっとしたスパイシー玉子飯~もやしの大海を越えて~」でいいや。

 自分でも変なタイトルだとは思います。考えておいて恥ずかしいです。


 この日は、ちょっとだけやる気があったので、デザートも作っていました。温めたアセロラジュースをゼリー粉で固めてました。

 つまりアセロラゼリーですね。ゼリーで食べるのはジュースで飲むのと何が違うかと言うと、腹持ちが違います。

 なので、何時も飲んでいる濃さのコーヒーでコーヒーゼリーを作ると、カフェインが何時までも胃にある事になるので、脳が「カフェイィィイイイイイイイーン!」と叫びます。

 それにより、目がギンギンに冴えてしまいます。夕飯のデザートでコーヒーゼリーを作るんだったら、薄めで作ったほうが良いです。

 そもそも、コーヒーゼリーは夜中に食べるものじゃない気がします。

 だけど、それしか食べるものが無いって成ったら食べちゃうんですよ。

 そんな食事を改善してきて約三ヶ月。

 いずれは溶けるチーズとバターと牛乳を買ってきて、「グリルチーズサンド」を作ってみようかと企てています。

 増えるのが乳製品ばっかり。

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