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【第一話】ダメですよ溜め込むのは

ふざけました。


ごめんなさい。


乗り物召喚とか面白いかなーって。


それよりも下ネタも面白いかなーって。


あと、車に関しては察してください。車種とか、メーカーとか。


一話を読んでくれるだけでもありがとうございます!


評価とか感想してくれるとモチベーション上がったりします。


ま、投稿するかはわからないけどネ☆


因みに乗り物は直ぐには出ません。

※この車がダメ、とかこのメーカーがどうとかの評価とか批判はしないでね。怖いから。せめてこの車はこの感じがカッコいいとか、この良さを知ってくれとかはいいかもだけど。





 「おはようございます、御主人様」



 朝日の光がカーテンの隙間から漏れ出し、朝を告げる鶏の鳴き声。そんな心地良く眠っていたボクに目覚めの声が降り注ぐ。


 

 「…………起きないんですか?」



 彼、いや彼女なのかは未だに不明だが、その声はボクの使用人なのは間違いない。


 やはり、朝の目覚めは苦痛だ。この眠りは余りにも安心し、心地良いもの。そこから醒めろと言うのは余りにも酷である。だからこそボクはその声を無視する―――――――。



 「聴こえてますよね?あ、そうですか。私ったら察しが悪くて申し訳ございません。やっぱり朝は、アレ(・・)ですか。御主人様はお年頃の男の子です。私の目など気にせず、ここで朝(ピー)の処理をしてくださいませ。勿論ご両親にも今から御主人様は(ピー)処理をするから暫く入室不可と伝えておきますのでご安心を―――――――」


 「安心できないかなー!?!?」



 無視出来なかった(まる)


 

 「えっ、まさか私の口で…………?仕方がありません。私、可愛いですからね。それに私は御主人様のメイドです。やっぱり男の子ですねっ。メイドに奉仕させるとか男の夢の一つですから」


 「やめてやめて。そういうの本当に要らないから」


 「ダメですよ溜め込むのは。身体に良くありませんし、その若さなら何発でも―――――」


 「いや、下ネタやめて?」


 「その若さでE(ピー)ですか。これは由々しき自体です。早々に御両親様に治療の手段があるかのご相談を―――――」


 「朝からしんどぃ」



 残念ながら、これがボクの日常と化している。


 朝から下ネタは流石にしんどい。このメイド、何考えてるんだろうか。下ネタか?いや下ネタか。このメイドは下ネタ大好きさんだ。



 「左様ですか。昨夜は自家(ピー)電をしていたのですね。御主人様のそのお姿を見ることが出来ず、残念です」


 「いや違うから。しんどいのはお前のせいだからねっ!」


 「私の()ですか?なるほと、私が男なのか女なのか。可愛いからどっちでもいいからヤッちゃいたいとムラムラしていたのですか。申し訳ございません。何時でも私をオカズにしていいですよ?」


 「何その自分の容姿に対する自信は」



 けれど、このメイドは確かに容姿は良い。


 性別はわからないが、美人さんだ。身長は170cm以上はあり、華奢な身体付き。しかも金髪碧眼のボクと同じ(・・・・・)エルフ。外見は間違いなく美人なのだが、ご覧の通り変態だ。あと特徴的なのが、尻尾の様なアホ毛である。因みに胸は皆無に等しいが、それを指摘するとかなり冷酷な目で蔑まれてしまう。デリカシーの無い護衛の騎士がそれを言ってしまって現在女の敵みたいになっている。このメイドからは「御主人様はやめてくださいね。乙女の胸については繊細なので」と真剣な目で言われるが、日頃から下ネタを言ってる奴が何を言うのかと思ったのは内緒だ。




 「じゃ、行ってきます」


 「いってらっしゃーいっ!【ハルカ】ちゃんも【アドニス(この子)】のことお願いね〜〜〜!」


 「畏まりました奥様。御主人様の使い魔(・・・)として、こんにちはから墓場までお供致します。貞操に関してもこの【ハルカ】、全身全霊でお守り致しますからご安心を」


 「あらまぁっ!」


 「やめろ【ハルカ】。あと余計なことも言うな」


 「でもね、お母さん的にはとても安心するわ〜。【ハルカ】ちゃんも私達の家族なんですからね」


 「感謝いたします、奥様。ああ、それと―――――――これが例の物(・・・)です」



 そう言うと何処から取り出したのか不明な、アタッシュケースを母さんに向けてボクには見えない様に中身を見せたのだ。そして、普段は決して見ないだろう何時もほわほわで優しげな目がそのアタッシュケースの中身を見て細めた。



 「………………ふふふっ♪確認したわ♪」


 「説明書はこの中にございますので………お楽しみください(・・・・・・・・)


 「ええ、いつも(・・・)ありがとうねハルカちゃん」


 「いえいえ、喜んでいただいて幸いです」


 「ねぇ二人何やってんのッ!?」



 現場が、まさしくヤバい取引をしている状態だ。


 お母さんが何やらヤバいブツをメイドから受け取りウキウキしているが、気が気でない。お母さんは「これは、ねぇ?」と言う気ゼロ。だが、もし犯罪をしているならそれは止めなければならない。



 「お、お前、大丈夫なのかよ!」


 「えぇ、絶好調です。何せ御主人様が入られた残り湯が大変美味でしたし――――――」


 「え?」


 「え?」

 



 頭を抱えた。


 あと、メイドがお母さんに渡したのは夜の玩具(・・・・)でした。


 ちきしょうめ。


 何故このメイドを使い魔にしてしまったのか。それは数週間前に遡る………………。

流れるウインカーって、いいよね。

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