あげ出汁豆腐
むつかしないでー。
簡単。
用意するもの。
絹ごし豆腐。スーパーで売っとるやろ?三つセットになったやつ。あれでええから。
もめんじゃないの?
固すぎるから私はいつも絹ごし使ってます。
小麦粉。
まあ、ふるいにかけてもかけなくても。
私はかけたことないです。
出汁。
そーやねえ。
小鍋に、半分くらいとろか。
昆布を、指で広げて、固く絞ったふきんで軽く表面をふいて
小鍋に張った水の中に入れておきます。
二時間くらい放置でええかな。
鰹節。
小鍋覆い尽くすくらいにどさっと。
まああの
出汁の元使ってもええけどね。
だしをとったら、
少し濃ゆい目に味付けます。
砂糖、塩、酒、しょうゆ、みりんで。こころもち甘めがいいかな?
まあこれはお好みで。
なめてみて、ん?ちょっと辛い……ご飯欲しい。くらい。
ありますよね。あ、これご飯欲しいなって濃ゆさ。あれです。
あと、片栗粉。
これは、出汁にとろみつける時に使います。
あと、ネギ。沢山小口切り
ショウガは少々。
ほな、
豆腐をまず水切りします。
ペーパータオルでくるんで、最初は十五分ほど。
すぐ水でたぽたぽになりますから、また紙変えて、また十五分ほど
これを三回くらい繰り返し、
最後にまた紙を変えて、今度は二時間くらい、 気長に水切りします。
目指す固さは、柔らかくしたプロセスチーズの三歩手前くらい。
で、
バットでも何でもいいんですけど、
小麦を一面に敷きまして、
その上に、
水切りした豆腐を四つ切にして、並べておきます。
なんで小麦を敷くのか。
くっ付くから。
で、その上から小麦を振ります。
で、豆腐をころころ回転させて、満遍なくまぶしていきます。
指濡れてたらくっ付くから気を付けてね。
あまりガシッと掴まないように。そーっとね。
んで、油沸かすんですけど
使う油ね。
出来たら、無味無臭の米油。
なんでサラダ油やったらアカンかと言うと
「豆腐に臭いが付くから」
サラダ油独特の臭いありますやん。シフォンケーキ食うた時の……
ケーキとかやったら、香料で気にならんと思うけど
豆腐だとスゲエ感じてしまうから、
米油ね。
で、豆腐を上げていくのですが、
その前に、
大きめのお皿を用意しておきます。
そうやなー。
深めの、おっきいお皿。
と、あと
平たい皿に、ペーパータオルを敷いておきます。これは、揚げた豆腐の一時避難場所。
では
油沸かして、豆腐上げていくね。
で、豆腐てね、
少しでも時間がたつと、粉に水分がうつるんですよ。もともと水気が多いからね
なので、揚げる時に、また軽く小麦まぶしてね。軽くデイイヨ。
で、順次油の中に放り込んでいくんですけど
ちっさいやん?
だからそんなに時間かからないんだよね。
ころころってひっくり返して、きつね色になったら
さっき用意しておいたお皿の上にどんどんあけて行って下さい。
で、
お皿にあけた豆腐たちを
深皿に移動。
どうしてこんなことをするのかと言うと、
油キリをするため。
ずーっとペーパータオルの上に載せていたらくっ付きますから気を付けて。
で、
上にかけるタレをつくります。
とっておいた出汁。味付けて、
カタクリでとろみをつけます。
苦手な方も多いと思いますが
簡単に付ける方法ありますから。
まず、
両手を開けます。
片手に木べら。
片手に水溶き片栗粉。
ふつふつわいたタレ。
その中に、
木べらでまぜながら入れるんですよ。
木べらの手を止めずね。止めたらダマになりますから気を付けて。
だから両手あけてと言うた訳。
みんな片手でやろうとするからダマになるんよ。
あんなのプロのやることやで。
慌てなくても、くるくるくるくる木べらで出汁まわしながら
そこに水溶きカタクリ入れていったらええからね。
でもくれぐれも、カタクリ入れてる間は木べらを止めたらアカンよ。
因みに入れるタイミング。
私は火を落としてやってます。
とろみ具合は、
タレと相談して決めてください。
豆腐にまとわりつくくらいでちょうどイイかも。
で、出来たアツアツのたれをさっき深皿にうつした豆腐たちの上にどっとかけます
上から小口切りのネギを散らしてしょうがをのせて
出来上がりです。
厳密に言うと、
世間一般の揚げ出汁とはちと違うかも。
豆腐自体が小さいですし。
でもこれだと
あげ出汁苦手な方でも食べやすいかなと思います。
たこ焼きみたいな感覚で食べられます。
タレはたっぷり目がお勧めですよ。
小麦まぶした豆腐君たちは
必ず、
また、小麦敷いたところにおいといたりや。
でないとすぐにくっ付くからね。
あと、豆腐はカタクリで揚げないように……
脂っこくなってしまうからね