孤毒
約400字の短編小説です。
到着しました。
よろしくお願いいたします。
わたしの見解では、わたしは仕立て屋だ。
「サウンドをかき混ぜた覚えたのか?」
「約束だったはずでは?」
「怒りの巻物を大切にしています」
誰がそれをできるのだろう。
分かるまでの時間がずっと曲がらない。押し込んだら押し込めそうだ。
「何がさせたのか……」
長すぎる道に必要な処方箋だった。思ったよりも軽く、散歩の始まった。可能性が難問の式を分解してはいけなかったのだ。
しかし、すべてわたしのことなのだろうか。
「本が挟まっていた」
それはもしかしたら、広範な空にある。
――指の感覚までも、失うことは無い。
トンネルを覗いただけだった。丘の上に立つ大木の腕の中で目が覚めた私は毒を飲み込むしかなかった。
便利な巡回員もいない。協力者もいない。
看板もなく、支離滅裂に踊る。
この肢体が捉える世界の重さだけが、私の証明だった。
「どうすればいいの」
鬱陶しいほどに広い空が落ちてくる前に、私は。
帰、戻――。
巣穴を作られる許可を、貰い。
ここまで読んでいただきありがとうございます。