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温泉で食べる温泉玉子は正義です。

「なんで、襲ったオレの事を助けるの…?」そう地面から見上げる彼の眼は揺れている中

「…ナーシャに手を出そうとしたのはすごく許せないけど。

キミさ、ワザと狙い外したんだろう?」そう兄様の声に続いたお父様の声は

「契約獣を大切にしている者は優しい子が多いんだ」そう笑って

少年をそっと撫でるお父様に信じられないという顔をした男の子だったけど…


「…見つからないみたいです」そうお母様の傍に浮かんだフィンに口を噛み締めている男の子を見ながら必死にゲームを思い出そうとしている中…ふと浮かんだ言葉が

『…暗くて冷たい場所だった』過去を聞いたときにあの人が言っていた言葉をふと思い出して地面をみながら

「暗くて寂しい場所」そう呟いた瞬間少年がすごい勢いでこちらを見た瞬間フードが取れて

茶色い髪と光を失っていない綺麗な緑色の目が見えたから

「綺麗な翡翠だね…隠すのが勿体無い」聞こえないように小さく呟いてから


「お母様、フィンは地下を探すことは出来ますか?」そう聞けば

「…穴があれば可能だと思うけども」戸惑った顔で私を見るからそのまま続けて

「お兄様、青色の炎は出せますか?」そう見上げれば

「これかな?」そう指先に灯すから頷いて

魔法はイメージが大事だってお父様言っていたし…なんて思いながら

大気の水を指先に集めるイメージをすれば小さな水の球が出来たから

それをよく燃えますようにと思いながら少し離れたところの地面にそっと浮かべて

お兄様の所に戻って精一杯の可愛いと思われる笑顔で微笑んでこう言った


「お兄様、さっきのクッキーを思い浮かべてあそこのお水に向かってポイってしてください」そう言えば少しだけ怪訝な顔で前方を見ていたかと思えば…

「…アルフ」そう一声言った瞬間にアルフが肩に乗り…


「塵一つ残さず…爆ぜよ」そんな一言と同時に火球がすごい勢いでぶつかり…

地面に向かって爆発音と共に空高く火柱を作り出したのを見て

「お兄様って、怒らせたら絶対にやばい分類だ」そんなことを小さく呟いてお兄様を見ればポカンとして前方を見ていて…みんな揃ってポカンとするから


「お兄様かっこいいです‼」そう空気を壊すために抱き着けば

「え、ありがとう?でもなんで…?」そう顔に疑問がたくさん書いているお兄様と私を見て眉間を抑えているお母様に

「…アナスタシア様は本当に奥様にそっくりだな」小さく呟くレオ

「流石フォンにそっくりの愛娘…ただこう、ちょっと早かったかな」

なんて遠い目をしたお父様の声の意味を知るのは…

「お母様?」震えているお母様の押してはいけないスイッチを入れた後だったけどね。


なんでこう…色々と我が家はすごいのだろう…?温泉作れば儲かるんじゃないのかな…?

でもそれにはあれか、温泉の元と温泉玉子が無かったら駄目だね。

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