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第七十二話 仲間出汁

狂気のおパートはそろそろ終わるので次回まで我慢してください。

面白さで耐火払えるようにしますので、おねがいします。

 俺こと吉田よしだ英斗エイトは悲しいことに異世界転生を果たし、様々なことがありフィエナ帝国の帝王アルク・フィエナの依頼により、世界会議に無理やり絶海の孤島『ピリオン』に住む魔女を連れてきてほしいとのことで、報酬が船一隻というのに釣られ、引き受けることになり、ピリオンで出会った魔女改めだらしない超絶美女のエルスティ・アーモと開港を果たした、しかし、信頼できないとい理由で俺とサワムラはベタなアレなホテルの一室の様な部屋に手錠で繋がれた状態で丸一日の期限付きで閉じ込められ、手錠を壊すなり、脱出を試みるなりするもできず、一日を過ごすことになったのだった、まる。



 「マッサージ、気持ちよかったっすよ。おかげさまで肩が軽いっす!」


 そう言いながら、背伸びを勢いよくサワムラはした。

 その反動でサワムラの胸部の大きなふくらみが、たゆん、と揺れる。

 それが肩こりの原因なんじゃないのか、そう純粋に俺は思いながら、


 「そうならないよりだよ」


 何気ない返しをした。

 そして、少しの間の後、


 「なんか暑いすね…」


 そう言って胸元をパタパタと衣服を揺らしながら空気の流れを作って涼もうとサワムラが努力し始めた。

 たしかに、言われてみれば、この部屋に入ったとき、もっと言えば、マッサージ直前から少し気温が上がったような気がする。

 なんだかんだで本格的にマッサージを俺は下からだと思っていたが、どうやらサワムラが汗でしっとりとしている感じがするのを見るに、俺だけがそう感じている、というわけでもないようだ。


 「…吉田さん、お風呂、入りたいっす」


 サワムラの提案。

 提案というかボーダーの調査の様な気がしてならない発言。

 俺はそれに訊いた。


 「どうやるの?また混浴するの?」


 「なんか、あの時、ほぼ全裸見られたようなもんなんで言いかなって」


 なげやりだった。

 あの時、というとヴェルヴェルゴルフフ森林区域にある旅館での話だろう。

 あれはお互いに確認不足という事でノーカウントにしたはずだ。

 何なら、肝は見えてなかったからお互いにセーフという肝見えず両成敗を言い出したのはサワムラの様な気がしたが、本人がそれを掘っていいのだろうか。

 そう思いながら、


 「あれノーカンじゃないの?」


 「ノーカンだけど、経験値的には存在するんで、タオル巻けばモーマンタイって思ったんすよ」


 「モーマンタイって、さ…」


 俺の質問に答えたサワムラの発言に何とも言えない感情を抱いた。



 そして、気づけば俺とサワムラは割とでかい浴槽に膝を抱え横並びに入浴していた。

 体を洗っている間は片方が湯船に、と交代しながら浴びて、体を温めていた。

 あとは上がるだけなのだが、どうしても俺たちは動けずにいた。


 「…吉田さんって、女性に興味ないんすか?」


 そんな中、サワムラが俺に訊いてきた。


 「なんでそれを?」


 「いやだって、ほぼ全裸の自分でも理解している巨乳の同年代が隣にいるのに手だしてこないなぁって」


 「…手、出してほしいの?」


 「いや、全くっすね」


 「だろ?」


 「でも、女体に興味を示さない理由にはならないっすよ」


 「そもそも俺、女体に興味がないとは一言も言ってない」


 「じゃあ、興味は?」


 「ある。あるし、何なら、今目のやり場に困るし、ドキドキだってしている」


 「獣っすね」


 「だけどな、家族を性的な目で見れないのと同じで、仲間にはそういう目を向けることができないんだな、これが」


 「…仲間っすか」


 「そう、仲間。最初は俺を殺そうとしてきた刺客だったけど、なんだかんだで仲間になった。仲良くなって、俺たちの間に加わった。もう、そうなれば、さっきも言った通り、家族的な認識に少なくとも俺はなる」


 「なんか、暴論っぽいっすね」


 「まぁ、暴論だな」


 俺が応えた答えにサワムラはクスリと笑い、


 「そうですか」


 納得したらしい。



 浴室を出て、着替えるの難儀したが、着替え終えることができた。

 正直、着脱衣魔法という介護に使う魔法だけバーズさんから習っていたのがこんなところで役立つとは思わなかった。

 俺はベッドの上に座り、サワムラはベッドの上で寝転がっている現状でサワムラは言った。


 「一緒に寝ませんか?普通に添い寝で」


 「普通の添い寝じゃない、一緒に寝るっていうのは年齢的にアウトだろ」


 「倫理が厳しいですからね」


 と、センシティブな言葉を交わすと、


 「ング!?」


 サワムラに襟の後ろをつかまれ、寝かされた。

 目の前にサワムラの顔があり、サワムラはその状況に何か反応するわけでもなく、やさしく笑いながら言った。


 「なんか、さっきのこと聞いたんで強く当たる理由とかないんで、寝ましょう。寝て、時間をつぶしましょう」


 ごもっともな意見だった。

 いきなり近まった距離にこの部屋に媚薬が仕込まれているんじゃないかと疑いながら俺は寝ることにした。

読んでいただきありがとうございます。

サワムラの会話が少ないからぶち込んだという本音と建て前です。

では、次回もお楽しみに!

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