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第五十七話 強ェのは常にOh,Yeah、俺ぇ!

変態を書くのは大好きです。

でも、ゾウさんのほうがもっと好きです(古)。

 俺こと吉田よしだ英斗エイトは悲しいことに異世界転生を果たし、山あり谷あり、様々を経て、ヨコタシュンスケの手からフィエナという町を守るため船で移動していたところ海賊で魔法使いの少女に襲われ、イフリート第二形態をやむを得ず使用してしまいながらも退けることに成功するがイフの人間化が進行してしまうのだった、まる。



 船旅を終え、一度用意された宿に荷物を置いて、俺たち三人は帝王のいるフィエナ帝国帝都ヨグソトルス中心部に位置するフィエナ城へ向かい、帝王の謁見に足を運んだ。

 応対室へ案内されるとすでに下手に帝王が座っており、俺たちは俺、イフ、サワムラの順に椅子に座らされた。


 「初めまして、フィエナ帝国にお越しくださり、ありがとうございます。私がフィエナ帝国を取り仕切らせていただいている、皇位アルク・フィエナです。ビスタリア国王からはお話を聞いていますよ」


 紳士的かつ柔和な笑みを浮かべる好青年が俺に挨拶をした。

 一応、アルク・フィエナ帝については予習はしている。

 年齢は十七歳で、皇位を継承したのは十二歳のころ、その時からすでに帝王の器があり、様々な政策を立て、国家の繁栄に大きく関わったとか。

 同い年なのに見た目や諸動作から伝わる気品に俺は自分の圧倒的な敗北を感じた。

 もう少し教養のある人生を送ればよかったと現在後悔。

 俺はそんな後悔は見せまいと普通を取り繕って、


 「お呼びしていただき恐縮です、アルク・フィエナ帝。改めまして、私、ヨシダエイトと申します」


 丁寧に自己紹介を返した。

 するとアルク帝は驚いたような表情を浮かべると、


 「ははは、申し訳ない、畏まり過ぎてしまったね。居づらい場所に居づらい人間だと息が詰まるだろう?同じ年頃の中だ、タメ口とやらでで行こうじゃないか」


 崩したような笑いと口調で俺に提案してくれた。


 「では、お言葉に甘えさせていただきます。…ではさっそく、今回の状況は?」


 それに甘え、俺は少し言葉を緩め、現状を聞いた。


 「状況は1週間前、周囲の巡回に張った警戒網の兵士、180名が一夜にして、やられた。一応総勢200名で編成していて、生き残りはそれなりにいるんだが、彼らに聞く限りはヨコタシュンスケの一味だと言い張る一人の男らしい。証言からの似顔絵はあるといえばあるのだが、ヨコタシュンスケの一味は魔法ではない何か違う能力を使いものばかりだと聞くため、似顔絵は使えない。先日も巡回の兵士が数人遣られている上に手口が警戒網を担当している兵士の手口と同じというのを考えるに同一人物だと判断している。まぁ、平たく言えば、私たちの兵士たちを手に掛けたうえにこのヨグソトルスをいまだに徘徊している可能性が高いという事だ」


 情報を聞き、俺は、


 「行動範囲を絞り、地図上から行動範囲をよればどうにかできるかもしれない」


 そうしって、作戦をアルク帝と組むことにした。



 その夜、地図から行動範囲を絞り警備することとなり、俺とイフもそれに参加した。

 サワムラは念のためにアルク帝の警護についてもらう事になった。

 警備は四人五班の総勢二十人で行われ、ビスタリアの騎士団の屈強な騎士たちに負けず劣らずにフィエナ帝国の屈強な兵士たちが並んでいた。

 素人の俺から見ても頼りがいがありそうな兵士を何人も手にかけたヨコタシュンスケの一味の奴の強さがそれとなく読み取れた。

 もし戦いになったら、相当キツいかも知れない。

 生唾ゴクリと何度か飲みながらも警備に集中することにした。


 『ジィ…、ジジジ、聞こえるか、20-2地点で例の奴と交戦を始めたと連絡が入った。総員その地点へ向かえ!』


 俺の後ろを常に歩く連絡用の魔法通信機を持った兵士が受け取った通信が耳に入った。

 俺たち四人は大急ぎで兵士に案内されながら、その地点へと向かうと、すでに数人が手にかけられており、力尽きた兵士たちが地面に伏せていた。

 そして、倒れた彼等の中心に一人の男が立っていた。

 月明かりが逆光になり、あまり姿が見えないがおそらく奴だ。

 俺はイフと目を合わせ、うなずき合うと、イフはイフリートへと姿を変え俺の手に収まり、バアルを換装、その方向へ最高速で向かった。

 そして、瞬きと同速度でたどり着くと、


 「お、転生した奴が来たね」


 俺を理解したらしく不敵な笑みを浮かべていた。

 だが、奴の姿は俺の闘おうとする姿勢がバカバカしくなってしまった。

 ストリングショットという水着を知っているだろうか?

 上下の隠すべき部位の布面積がかなり小さい上にそれらがほっそい糸でつながっているアレな水着である。

 奴はそれを身に纏いジャラジャラと豪勢な腕輪とネックレスを大量につけ、ファーたっぷりのマントを羽織って、金髪のつんつん頭に明るい茶色のグラサンをかけて、デニール数の高いタイツ、膝下までのハイヒールのブーツを履いた、ごりっごりなマッチョがいた。

 そして、奴は俺を指さして言った。


 「強ェのは常にOh,Yeah、俺ぇ!初めましてぇ、俺は誰ぇ!!」


 知らねぇよ。

 そう、心の中で突っ込んだ

 どうやら、嫌な予感の方向が違ったらしい。

 敵は変態だった、それが嫌な予感答えだった。

読んでいただきありがとうございます。

突然、勃発!転生者バトルです。

では、次回もお楽しみに!

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