第四十九話 超えて行く、鉄の羽を広げ
決着!
俺こと吉田英斗は悲しいことに異世界転生を果たし、何でも屋ヴァンヴォリックと共に世界の敵となっているヨコタシュンスケの一味の一人、エミリー・フリッツを打倒することを決意したその矢先、イフが攫われ、サワムラハルコが重傷を負ってしまい、近衛騎士団から取り調べやらを受けたのち、バーズさんと再会を果たし、ヴァンヴォリック、国王直属騎士団、俺の三つ個人と勢力で協力しエミリー・フリッツを倒そうという提案を受け、ヴァンヴォリック、国王直属騎士団、俺の三勢力の協定がむすばれ、その最中、エミリー・フリッツの居場所が判明し、三勢力の共同戦線をもって、エミリー・フリッツ討伐作戦が始まり、過去に街であった少女がエミリー・フリッツであった事とイフがエミリー・フリッツの手によって心まで操られ敵となって再会した事の二つに驚きながらも戦いが始まり、イフを俺とバーズさんとアーノルド・ヴィン・ラハールを中心に構成圧された部隊で倉庫内に、エミリーを鬼町兼弘とを中心に構成された部隊で倉庫外に隔離することが成功し、それぞれが相手専用に練った作戦に嵌めることに成功し、俺はイフの意識に入り込み精神的な操作を断ち切るべくイフの意識へと飛び込んだのだが、一方、エミリー・フリッツと交戦しているヤーヴェンさんとヨハンの策を逆手に取り、ヤーヴェンさんはエミリー・フリッツの一撃を食らってしまう、そして、イフの精神世界に入った俺は黒い繭を見つけ、自分の影と闘い、己の弱さと向き合い、意志を新たに固め、さらに影から勝利を奪い、黒い繭からイフを回収し、イフとの交戦は最終段階へと進むことができ、その一方、ヤーヴェンさんとヨハンと交代するように鬼町がエミリーと交戦を始め、鬼町は上に立つものとして教示を見せつけるようにエミリーにチェックメイト告げた、そんな好機の中、エミリーが仕組んでいた罠により、倉庫内にクラスタベアの地軍が流れ込み、イフ対応組とクラスタベア、イフと俺に分断された挙句、イフの攻撃により、俺とイフはエミリーの元に吹き飛ばされてしまう、ヤーヴェンさんとヨハンと鬼町と俺対イフとエミリーという構図の中、イフの操作を解除する手立てとして、俺の体をエミリーに遇えて触れされ、『何でも使い方が解っちゃう超絶感覚』で使用法、解除法を調べるという荒業の作戦を俺は考え付き、即座に実行に移した、俺は策戦として、エミリーの説得をするもエミリーの反撃でヤーヴェンさんとヨハンと鬼町に再参加が難しい距離まで吹き飛ばされつつも、イフに有効打を与え、抑え込むまでを成功させた、しかし、抑えたイフの反撃により俺は一度は死にかけるも、再び目覚め、イフとの接吻を交わし、イフが作り出した銀色の繭に包まれたのだった、まる。
銀色の繭の中、光がなかであふれるわけでもなく、俺とイフは抱き合ったまま、言葉を交わした。
「ご主人様、信じてましたよ」
「殴っちまって悪いな、約束通り、後でよろしくな」
「承知いたしました。それと、あの…」
「どうした?」
「わたくしの様なものに接吻などしてよろしかったのですか?」
「あぁ、それはな、なんつーか、抗しなきゃって思ってさ」
そして、二人でタハハと変に笑いあって、気づく。
お互いが溶け合っていると。
心も体も、文字通り、繭の中の蛹の中身がごとく、液化されている。
いつしかバアルは腕輪の中に収納されており、俺とイフだけが溶け合っていた。
そして、意識があやふやになり、途絶え、その意識の中で超感覚が働いた。
どうやらこれがイフの進化らしい。
主に真の忠誠を抱いたとき、主の身に纏わり、主の翼となり、剣となる。
それですべてを理解した俺は完全に体が形成されたことを感じ取ると繭を一振りで切り裂き、繭の外へと俺は歩き出し、再びエミリーの目の前に立った。
俺の今姿は人間のそれではなかった。
人型は保っているものの右腕にはイフリートの刃を生やし、全身にはイフリートと同物質でできた鱗をまとい、健康恍惚あたりから映えた翼にはイフリートの真紅の火焔をまとっていた。
これがイフ、魔剣イフリートの進化した姿、融合することで使用者自身を剣とする姿。
名付けるなら、こうだ。
「イフリート第二形態、融合魔翼!」
佐生叫んだ俺の声はイフと合わせていったかのようなもので、意識ないも俺とイフの二人の意思があった。
どうやらお互いに適材適所で体を須佐する意識を変える事ができるらしい。
それに子の姿、いあや、繭を経た瞬間にお互いにかかった能力や不利な状態を解除できるらしく、体はは自由に動いた。
「俺からやらせてもらうぜ」
『ご主人様、どうぞそのお力をお振るいください』
俺の声にイフが意識内で答え、それを皮切りにエミリーへ翼でそれへ直情へ飛びあがってから落下加速度を加え突撃した。
「どういうっ!?何がっ!?それに操作できない!?」
エミリーはこの突然の事態に驚きながらも影の狂爪を何十もの数飛ばしてきた。
だが、意味はない。
止められない。
俺は攻撃をすべて自由自在の超高速飛行でよけ、エミリーとすれ違うように打撃を加えた。
殺したくない。
そんな思いが心の端にあったからだ。
その思いで全力の峰打ちを五発、一瞬の内に加え、エミリーは背後で崩れ落ちた。
この感じであれば一日は起きることはないだろうと確信し、倉庫に向いた。
倉庫ではだいぶ数は減ったがまだ大量のクラスタベアが兵士たちと交戦しているのが目に見えた。
「交代だ」
『承知いたしました。私にお任せください』
俺とイフの意識を交代させた。
そして、イフは狙いを定めると、クラスタベアだけをピンポイント超発火能力で燃やした。
その火力はすさまじいもので十秒以内に完全に燃え尽きてしまうほどだった。
そして、すべてが燃え尽き、戦いが終わった。
「…エイトなのか?」
遠巻きで俺を見て驚いた表情を浮かべるバーズさんに俺はイフと一緒にサムズアップを見せた。
読んでいただきありがとうございます。
ようやく闘いが終わり、次回はエピローグの様な感じになります。
では、次回もお楽しみに!




