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第四十六話 無理難題突破作戦

剣はぶっ飛んでる途中に落ちたんです。

 俺こと吉田よしだ英斗エイトは悲しいことに異世界転生を果たし、何でも屋ヴァンヴォリックと共に世界の敵となっているヨコタシュンスケの一味の一人、エミリー・フリッツを打倒することを決意したその矢先、イフが攫われ、サワムラハルコが重傷を負ってしまい、近衛騎士団から取り調べやらを受けたのち、バーズさんと再会を果たし、ヴァンヴォリック、国王直属騎士団、俺の三つ個人と勢力で協力しエミリー・フリッツを倒そうという提案を受け、ヴァンヴォリック、国王直属騎士団、俺の三勢力の協定がむすばれ、その最中、エミリー・フリッツの居場所が判明し、三勢力の共同戦線をもって、エミリー・フリッツ討伐作戦が始まり、過去に街であった少女がエミリー・フリッツであった事とイフがエミリー・フリッツの手によって心まで操られ敵となって再会した事の二つに驚きながらも戦いが始まり、イフを俺とバーズさんとアーノルド・ヴィン・ラハールを中心に構成圧された部隊で倉庫内に、エミリーを鬼町きまち兼弘かねひろとを中心に構成された部隊で倉庫外に隔離することが成功し、それぞれが相手専用に練った作戦に嵌めることに成功し、俺はイフの意識に入り込み精神的な操作を断ち切るべくイフの意識へと飛び込んだのだが、一方、エミリー・フリッツと交戦しているヤーヴェンさんとヨハンの策を逆手に取り、ヤーヴェンさんはエミリー・フリッツの一撃を食らってしまう、そして、イフの精神世界に入った俺は黒い繭を見つけ、自分の影と闘い、己の弱さと向き合い、意志を新たに固め、さらに影から勝利を奪い、黒い繭からイフを回収し、イフとの交戦は最終段階へと進むことができ、その一方、ヤーヴェンさんとヨハンと交代するように鬼町がエミリーと交戦を始め、鬼町は上に立つものとして教示を見せつけるようにエミリーにチェックメイト告げた、そんな好機の中、エミリーが仕組んでいた罠により、倉庫内にクラスタベアの地軍が流れ込み、イフ対応組とクラスタベア、イフと俺に分断された挙句、イフの攻撃により、俺とイフはエミリーの元に吹き飛ばされてしまうのであった、まる。



 吹き飛ばされた俺は地面を転がり、鬼町が受け止めたところでようやくどこまで吹き飛ばされたのかを理解することができた。

 そして、鬼町は倉庫にできた大きな風穴から見える光景を目にして、言った。


 「一杯食わされたみてぇだな…、あのバーズですら捌き切れねぇとは」


 鬼町はその言葉を発すと周囲の人員を見て命じた。


 「俺とヤーヴェンとヨハン以外の戦力は倉庫内の大群の一掃だ!」


 その掛け声とともに益荒男たちの雄叫びや戦乙女おんなへいしの叫び声が響き、名指しされたもの以外は全員倉庫内へと向かっていった。

 この場に残されているのは、ヤーヴェンさんとヨハンと鬼町と俺とエミリーとイフの六人。

 人数で言われれば俺たちの方が分があるが、俺たちのほうが戦力的には負けている。

 圧倒的な逆境でも俺はまだ打開策を考えていた。

 少なくとも、イフの操作を解除すれば、戦況を打開する手立てになる事は間違いないのだが、解析中の攻撃で解除する手立てを失ってしまっている。

 そこをどうにかしないかを考えなければならない。

 どうすれば。

 そう考えながら、ポケットに手を突っ込んだ。

 ポケットには瓶がある。

 それは使用後、効果が切れると副作用で全身が一定時間麻痺する、十分間斬撃を神秘的な現象でよけることができる『剣劇除けの加護』を得ることができる魔法を液体化し瓶に詰めたものだ。

 それを触った瞬間、情報が脳内に流れる。

 わかっているもであっても『何でも使い方が解っちゃう超絶感覚』がすべてを教える。

 その超感覚が脳内に廻ったとき、思いつく。


 「俺、いい作戦思いつきました」


 その声で味方三人がこちらを向き、作戦を伝えた。

 その作戦は、あえて、俺をエミリーに触らせ、能力を使わせ、その能力を解読し、操作を解除する。

 一応の超感覚を魔法として伏せながら説明した作戦に三人はうなずき、狼煙を即座に上げた。

 だが、目的のエミリーに近づく前に超えなければならない。

 それには作戦はない。

 ただ、ヤーヴェンさんとヨハンと鬼町の三人に抑えてもらうしかほかはない。

 だが、全員がイフと相性が悪い。

 どうしようもやるしかない。

 だから俺は先導を切った。

 小指から拳を握り、一度緩め、再び拳を作り直すと、ぎっちりとにぎった感覚が手中に広がり、拳をイフのイフの後ろにいるエミリーに向け、立ちあがった。

 そして、バアルの出力を挙げて、イフに突撃した。


 「行くぞ、イフ!俺をしっかりと見とけよ!俺を傷つけても悲しむな、苦しむな!耐えるんだ!ただ今は無心でいい!」


 そして俺はそんな叫びに最後と付け加えた。


 「今から俺はお前を殴る!殴って気絶させるから、自分で動けるようになったら俺を気絶るまで殴れ!」


 容赦はしない。

 償いは受ける。

 その二つの意思表示だった。

 そして、駆けてゆく俺を追うように三人もイフに向かって、走り出した。

 この大きな戦いの最終章がとうとう始まった。

読んでいただきありがとうございます。

では、次回もお楽しみに!

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