第十二話 あっさり分かった世界を脅かす者
今回は本当に下手な書き方かもしれません。
先に謝ります。
ごめんなさい。
俺こと吉田英斗は絵面が強い神様にチート能力特典を添付され異世界転生させられ、王都ビスタリアに到着し、そこでギルドに加入、そして、二回目のクエストで自分の意識が足りないことを自覚し、成り行きで王国騎士団長アルフレッド・バーズさんの家に泊まることになり、さらに成行きでバーズさんの元で修行することになり、予期せぬ形でバーズさんがドラゴンに似た魔獣、ドーゴンをビンタ一発で倒せる実力者という事が判明したのだった、まる。
修行二日目。
バーズさん宅の庭で剣術訓練をしていた。
「どうした!そんな甘い攻撃で私の身体に一本叩き込めるとでも思っているのか?鎧でいつも筋力を補助してもらっているとはいえ、本体の筋力が無ければ、真に強大な力を振るえていいるとは言えんぞ!」
盛大に怒られながら、実践による体力の増強、筋力の増強を目的とした演習試合を行っていた。
現在、十八試合目。
ルールとして、俺がバースさんに一発でも攻撃を打ち込めたなら俺の勝利、対してバーズさんは俺に十発を叩き込み勝利と言うものになっているのだが、全線全敗。
縁側でお菓子を貪っているイフはずっと応援しているが、それに応えられないのは普通に悔しかった。
そして、バースさんの十発目が俺に叩き込まれ、十八回戦目は終了した。
「…うむ、では、エイト、休憩にしよう」
地面に仰向けで倒れ、息を切らす俺に手を差し伸べながらバーズさんはそんな提案を口にした。
休憩になり、俺とバーズさんはこの世界でお茶に当たるテオという飲み物を飲みながら、会話をしていた。
「昨日のことなんだが、イフは人間なのか?」
「あー、教えてなかったですもんね。イフは一応、剣ですよ」
「そうか。人型になる剣…。事例はなくはないが長い間、色々見てきて、実例を始めてみたよ」
「え、事例があるんですか?」
「あぁ、一応、文献では三例あってな。一つは魔導士が作り出した聖剣、二つ目は数年前に伝説の勇者に滅ぼされた魔王の持つ魔剣、そして、三つ目なんだが、その伝説の勇者が持つ剣なんだよ」
会話の中、伝説の勇者に対する妙な言い回しに俺は疑問を投げた。
「伝説の勇者なんだよって、なんか嫌がってるっぽい言い方してますけど、なんかあったんですか?」
それにバーズは驚きながら答えて、
「知らないのか?その勇者、魔王を倒した後、強大な力を持った連中を集め、世界を変革させようとして動く組織を立てて、反乱因子としてみなした国家をその強大な力で滅ぼして回ってるんだ」
教えてくれた。
そして、こんな形で俺が世界を救う目的を達成するための目標がわかってしまった。
そして今更ながら思い出す。
全能神のおっさんが「転生特典の俺TUEEE!な能力持て余しちゃってダラダラダラダラしちゃって、ハーレム作るか、雑魚処理専門業者になるか、成金になるかの三択になっちゃったのよ」なんて言っていたのを思い出す。
もしかして、伝説の勇者とその旗本に集まった強大な力を持った奴等っていうのは、俺以外の転生者の可能性がある。
もしその可能性が事実だとすると、俺の敵は俺と同じ転生でこの世界に来た人間なのではないだろうか。
その事実に驚きながら、こんな質問を投げた。
「バーズさん、その勇者って名前知っていますか?」
「あー、書類で見たことがあるなぁ…。たしか…、…『ヨコタシュンスケ』ってい言ったかな…?でも、彼は世界の敵として危険視されているぞ」
そのバーズさんの答えで、確定してしまった。
短い間だが、この世界の名前のパターンは日本語に似たもは少なく、どちらかと言えば洋風なパターンが多い。
ヨコタシュンスケなんて、パターンは万が一にこの世界のネーミングとしてありえない。
それに、日本人の名前。
若干のシンパシーを持ってしまうのが嫌なところだ。
それに可能性が高かった転生者という推察もほぼ確定のレベル。
だが、ここで問題が生まれる。
それはチート特典である。
武器、能力、どちらか一つなのか、複数の能力を持っているのか。
だが、とにかくいえることは俺より長くこの世界で戦った分、能力の使い方と経験が豊富だという事だ。
そして、そいつらを何とかするためにはとにかく強くなることだ。
戦いだけじゃなく、心も全部、成長しなきゃいけない。
少なくとも俺の周りの人間を守れるようになるために。
そんな決意と共に、俺は目標を一つ立てた。
まずの目標は、バーズさんを超えること。
そして、最後の目標には戦い以外の方法でヨコタシュンスケを説得させる。
その目標を果たして、俺の目的も果たす。
そう心に決め、バーズさんに言う。
「俺、その人に会えるようになりたいです。会って、世界を何とか出来るようになりたいです」
俺の突然の宣言にバーズさんは呆気をとられた表情をしてから、
「あはははは、エイトは不思議な奴だな。そうか、そうなるといい!」
笑って俺の言葉を後押しするように背中をバンバンと強く叩いた。
読んでいただきありがとうございます。
では、次回もお楽しみに!




