第7話 あれから3年
2019年2月5日に修正をしました。
あれから3年…………
「はっははは。それは凄い。」
「侯爵様、そろそろお時間です。」
身なりがキチンとした執事が侯爵に耳打ちをした。
「伯爵。今日はなかなか楽しかった。今度は是非我が家に来てもらい話の続きをしようではないか。」
「わかりました。お帰りにはお気をつけ下さい。」
「うむ。ありがとう。さて、ナナ、もう帰る時間だ。」
「はーい、お父様。」
「じゃあね。ヒカル。また一緒にあそびましょう。」
「はははは、ナナはヒカル君にゾッコンのようだ。」
「あら、お父様。ゾッコンどころか、私将来はヒカルと絶対に結婚するわよ。」
「はははは。そうか、そうか。伯爵。この際だから、うちの娘ナナとヒカル君で…………そうだな。ビール国立学校の小等部に入学と同時に、二人の婚約を発表しようではないか。」
「め、めっそうもない。侯爵様の長女であればもっといい縁談が………それこそ、王族から王子などからいくらでもあると思いますが。」
「伯爵、そう自分達を卑下する事はない。娘はヒカル君とでないと誰とも結婚しないと言い張っておるのだ。それに、娘が伯爵の所に嫁に行けば私達は親戚関係になるではないか。」
「しかし、うちのヒカルは三男ですし、成人を迎えたら無爵位……つまり、平民と一緒になります。あ、それなら長男か次男はどうですか?」
「伯爵、私と娘のナナはヒカル君がいいと言っているのだ。ヒカル君。うちの娘のナナと結婚したいか?」
「はい。侯爵さま。ナナといつまでも一緒にいたいです。」
「わかった、ヒカル君。その代わりにナナを不幸にしたら許さんぞ。」
「侯爵さま。大丈夫です。ナナと一緒に楽しい時も辛い時も一緒に頑張っていきます。」
「おっ、とても3才児とは思えないな。ヒカル君。ナナをよろしくな。」
「はい、侯爵さま。」
「と、言う事だ伯爵。学校の入学祝いと一種に婚約を発表するとしよ。詳しくはまた、今度にでも話し合おう。今日はこれで失礼するよ。」
「あ、侯爵様、馬車までお見送りをします。」
……………あれから3年。二人は前世の記憶を取り戻したのでしょうか。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
誤字脱字などがありましたら、スルーしてお読み下さい。
いきなりすみません。題名を大幅に変更しました。
本当にすみません。