第5話 いろんな能力をもらえた!
2019年2月5日に改定と修正をしました。
「ま、魔王と友達に?なにそれ。普通は逆で討伐象じゃないですか。なんで魔王となんか友達に。」
光君、この世界の魔王は一人ぼっちなのです。家族や仲間は勿論、友達も婚約者も彼氏もいません。
そのせいで魔王城の自室に引きこもり、魔俗の国に暮らす人々が幸せに暮らしている普通の家庭や恋人、なかのいい友達同士、になどを魔王の力を使って呪いをかけるのです。
「ゴクリ。そ、それで呪いを受けた人達は………てか、魔王って、ボッチな女性なんですか?」
そうです。それから残念ながら、呪いを解くことは今のところ方法がみつかりません。
でもまったく無い訳ではありません。ただ実行することが大変なんです。その方法が2つ
「ま、まさかその1つは魔王と友達になることとか?」
す
はい!そうです。
(えっーーーーーー!ムリでしょう。普通に考えて。)
しかし、これ以上にないかわいい笑顔を浮かべる女神様、ナナ。
「は、ははは。それはムリゲーでしょう?」
それからもう1つは……………
「まさか、俺ですか?」
はいっ!
(ま、眩しい!可愛すぎて何でも聞いてあげたくなる。)
まず、光君に転生していただいて、成長するまでに力を付けてもらいたいのです。もちろん私からのサポートもいたします。
「サポート?何をしてくれるのですか?」
光君が、成長して力を思う存分に発揮できるように、私から10個だけ光君からのお願いを聞きます。
勿論、無理なお願いは却下しますが。
「え、え、何でも?好きなお願いを………マジか。どうする俺。――――――でも10個だけって多いのか?少ないのか?」
それから魔王と友達になり世界が平和になれば、成功報酬も出します。
「キタコレ!宝くじに当たった気分だ!やっほいーーー!?」
あ、あのう。では魔王と友達になる仕事をしていただけるのですか?
「何いってるんですか?当たり前じゃないですか?こんなにかわいい女神様と知り合えて、さらにお願いされればなんでもします。でも、あと1つが俺ってなんですか?」
(そう言えば、あと1つってなんだろう?魔王と友達になる事は頭が強烈過ぎて、完全に抜け落ちていた。
それに、10個の女神様からのお願いが……… 。)
では、まず始めに。光君が転生する世界は五つの大国がある世界です。
今のところ、どの国も平和で仲良くやっているようです。
「ちょっと待ったあぁぁぁぁ!さっき言っていた2つの内まだもう1つはなんですか?それをまだ聞いていませんでした。」
それは貴方が成長した時に教えますから大丈夫です。
貴方が転生する先は、大国の1つ、ビール王国の伯爵家の次男か三男の予定として生まれる予定です。
それから、前世の記憶は3才くらいになれば思い出すようにさそましょう。でないと――――
「ふむ、ふむ、伯爵かぁ~。しかし、次男か三男ってアバウトだなぁ。まぁ貴族だから
いいかぁ~。」
ニヤニヤして女神様の話を聞いていいぬい気持ち悪い剛田光だった。
そして、3才から力が開花していきますが、必ずその力は隠して下さい。でないと、その力を利用され、大変な事に…………特に魔王に敵対すると世界は破滅してしまいますから。
「ちょーーーーと待ったぁーーーーー!そんな奴を相手に友達になれと?いやいやムリムリだから。」
その為に私からの10個の光君からのお願いがあるのです。
「いや、お願いって結局魔王に対する力の事なんでしょう。」
確かにそれもありますが、魔王を滅ぼしたりしたら、やはりあの世界は滅んでしまいます。
「いや、意味がわからん。」
あの世界では魔王は必要なのです。
なぜなら、魔王から発する瘴気や濃い魔力が魔物を作り出し、その魔物違う魔物と戦い負けたら食べられる。それから山にいる動物達や草、木の実が増えすぎないようにそれらをを食べ、今度はその魔物が増えすぎて人気達に被害がでないように冒険者や国の騎士団や衛兵が討伐するとその頭髪されあ魔物の素材や肉を買い取り、商人に売り、それを人々が買う。と言う食物連鎖が成り立っています。
もし、魔王がいなくなれば魔物もいなくなり色々な仕事や食料が無くなり、いずれは滅ぶ事でしょう。
「………………そうなんだ。」
(別の食料の調達方法を考えないのか?)
それは勿論かあります。
畑を耕し、麦や米、作物などを作る人達もいます。
ただし、まだ人が少ない所なので、地球と同じ規模ではありませ。
ただこの世界は、肉だけは魔物の肉しかありません。
多少動物の肉もありますが…………地球ほど完全に牛や鶏等を大規模で飼育するシステムが成り立っていません。あ、川や海に魚達は普通にいます。
「そうですか。また、こころを読みましたね?」
すみません。勝手に言葉か頭の中に入ってくるもので。
「わかりました。」
お願い聞いてもらえますか?
「魔王と友達になるのをちょっと………頑張ってみます。」
では、10個までに欲しい能力や力、道具や武器防具。などありましまら遠慮なく言って下さい。
「よしっ!まずはテンプレ通りに…………女神様、まずは魔法を無尽蔵に全属性使えるようにお願いします。」
はい、まずは魔法が使えるように。全属性の魔法が無尽蔵に使えるように。で2つですね。
「え、魔法は無条件で使えるのでは…………」
あの世界では適正のあるものしか魔法が使えません。それ以外は魔術になります。
従って、魔法が使える、で1つになります。
「こ、これは誤算だ。……………まっ、いっか!でも、魔法と魔術の違いってなんだ?」
もう、死んだ事や前世の事をすっかり忘れている剛田光。
次はどうしますか?
「ちょっと待って。………あ、無制限に入って中の空間は時間停止するアイテムボックスを。」
はい、ではアイテムボックスとそのアイテムボックスが無制限に物が入る、アイテムボックスの中は時間が停止する。で3つですね。
「だぁぁぁぁぁぁ!やってしまった。これではあと5個だけになってしまう。どうする俺!」
ハッキリ言ってアホですね。
次はどうしますか?
「よく考えろ!何がいいか…………あ!」
「女神様、ちょっと聞いていいですか?」
はい。どうぞ。
「俺の肉体を………いや違う。俺自身がどんな事があっても………例え死んでも何回も生き返るってのはできますか?」
超かわいい女神様がにっこりと笑って言った。
それはムリです。
「はーーーーぁ、やっぱりか。」
でも、一回だけなら生き返る事ができます。
「え!マジ。じゃ、じゃあそれをお願いします。」
はい。ではあと4つですね。何がいいですか?
(俺の脳細胞が今までにないほど活動している。)
大変ですね。
「ダメだ。考えている事がダダ漏れだ。ちょっと待って下さい。………………あ、女神様、その世界は剣と魔法の世界で、貴族制度がある世界ですよね。」
はい、そうですが………
「決めました。まず1つは俺の身体能力を全体的に上げて下さい。それから、俺の頭をコンピューター並みにして下さい。」
はい、わかりました。あとは2つです。
「俺の目に写ったり、脳内に画いたりする敵味方とかの判別のできるレーダーをお願いします。」
はい。これで最後になります。
「ゴクリ」
(ヤバい緊張してきた。こんなお願いは大丈夫だろうか?)
「最後は………………そ、そのう、め、女神様好きです。大好きでしゅ。お願いします。どうか、どうか俺の彼女になってくれませんか?」
まさか、まさかの告白!しかし、途中かんでしまった光。
(いくら女神様が超かわいいからって、最後のお願いが女神様に告白とか。………………あ、これは詰んだか。
まさか、神罰とか……………)
う~ん、しかし、なかなかやるな。強欲光は。じゃなかった。剛田光は。普通の人間が女神様に告白とか、信じられん事を……………やはり強欲光だ。
「何回も言わせるな!俺は剛田光だ!なんなんだよ、強欲って!」
で、肝心の女神様はなぜか顔を下に向け、顔が、耳が真っ赤になっていた。
()あれ?もしかして脈ありですか?)
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