第34話 ヒカルの本性は天使と悪魔?
「闇部隊?侯爵様、それはいったい………………」
「うむ、君たちにはまだ早すぎる事なのだが、ヒカル君になら話をしてもよかろう。」
「お父様、これはわたしとヒカルの手柄なのです。しかも、今後このような事が必ず起き無いとはかぎりませんのでぜひヒカルにも話をした方が得策かと思います。」
「本当に、ナナにはかなわないな。よしっ!ヒカル君。これから話す内容は最重要国家機密につき、もしヒカル君からの情報漏洩がわかった場合…………………」
侯爵様は右手の親指を立てて横に自分の首にあてて横に引いた。
ヒカルはなんの事かわからず、私は1人で引いていた。
「なに、首にする事だよ。」
侯爵様、顔は笑っているけど目がが怖い。
「な、なんだぁ、首だけか。そうなったら、冒険者になればいいし。」
ヒカル、おそろしい子。意味がわかっていないようだ。
「ねぇ、ヒカル。首って言っても、物理的に…………だからね。」
「えっ?物理的に首って?」
「あなが死刑にされた時に首が飛ぶ事をいってるのですわ。」
「え?でもそれでもナナやルルが…………ぐごごごっぶ!」
「ヒカルは男の子くせにおしゃべりが過ぎますわ。」
「で、今の話なんだけど、詳しく聞かせてもらおう。もう、この問題の国だけではないのだ!」
二人ともお怒りなのは当然で、自分の国は当然の事、周辺国家にも影響が出るはずだが…………あの傲慢な国は少し様子見って事で。
「わかりました。お父様、もう一度会議を行いたいと思います。各国に通信して下さい。内容は、「出席したくない国は勝手に滅んでください。」と伝えてください。
返事の期日は、「明日の午後夕暮れまでに返事を。」と、出席しない国は我々は見捨てましょう。
「あっ、但し助けなければならない人達…………農民、商人、市民です。貴族は自分達で戦う、もしくは防衛するのが義務なので、この際は無視でお願いします。」
「腐った王公貴族が何を言おうと完全無視でお願いします。」
「我が国の中はいい貴族ばかりだと思いたいが、それはそれとして、会議の責任者として私に任せてもらう。それで、アドバイザーとして、ナナとヒカル君にやってもらう。それでいいかな。」
「はい、お父様わかりました。ヒカルもそれでいいわよね?」
「ナナ1人に任せるつもりは無いからそれでいいよ。」
「さて、じゃあもう二人とも眠りなさい。」
「お父様、おやすみなさい。」
「侯爵様、明日お願いします。先に休ませてもらいます。」
「うむ、二人ともおやすみ。」
さて、どうなることか…………………
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
久々の更新&療養中のダメかな誤字どころか、内容にむじゅんがあるかもしれないので、そのときは、是非指摘なり、感想で教えて下さい。
更新遅くなってごめんなさい。