第27話 重要な話なんだが?
さて、聖女様によりいきなり若返った国王がかなりウザい事になってしまってる件ですが、ナナさんどう責任を取るつもりなんでしょう?
「ワッハハハハ!ヒカル君、ナナ君、そして聖女様。若いって素晴らしいなぁ~!」
「陛下、良かったですね。」
良かったじゃねぇよー!どうすんの、これ?(国王の事ね)
みんなに何て説明するんだよ!
「な、なぁ、ナナ。これは少し不味いと思うぞ。」
「あら、どうしてかしら?」
「ワッハハハハ!そうだぞ!何が不味いのだ、ヒカル君?」
だ、ダメだ。
「いや、いきかなり陛下が若返った事があまり良くない考えを持ってる人達に…………」
「何をそんなにビクビクしてるのかしら。別に陛下だけの事なんですから、聖女様に神託があり、その時に女神様が現て、女神様の不思議パワーで若返った事にすればいいことですわ。まぁ、実際本物の女神のした事ですけどね。」
「いやいや、それになんの説得力があるんだよ?」
「それは、これから陛下にも話を聞いてもらう内容の一部になりますから。」
「え、そうなの。僕は何も聞いていないよ。」
「あら、ヒカルにはちゃんと話はしたはずだけど……忘れちゃったのかしら?」
『ナナ、いい加減しろよ!俺がが聞いた話はこの世界でナナと結婚して、この先復活する魔王と友達になる。って話しかしらないぞ!』
『ヒカル、それで合ってます。ただ、ルルの存在が分かってしまった為に、今この世界は大きく動き出してしまったのです。それを今から陛下にも話をしますからヒカルは黙って聞いていて下さい。』
ナナとの念話で大体の事情は把握した。したが、世界で大きな動き?聖女様の存在が原因で?
「陛下、この世界はそれなりの数の国が存在しますが、至って平和な世界だと思いませんか?」
「そうだね。確かにこの世界には20ヵ国余り存在するが、ここ200年以上戦争は勿論、仲が悪くなったりした国はないんじゃないかな。」
国王は若返った事により声も口調も変わっていた。
「では、今この国にいる聖女と言う存在が、他の国にからどう思われると考えますか?」
「我が国に世界でただ1人の聖女様にして女神様の存在…………他の国は黙っていない?」
「そうなります。陛下、考えてみて下さい。今陛下が若返ったように、実はルルの能力は癒しの女神そのままなのです。死んでしまった人すら生き返らす事が出来ます。」
「「それ、本当に?」」
あ、またハモってしまった。
しかし、そんな事が出来る聖女がいれば、莫大な大金を積んでも囲いたがる人間が当然いるだろう。ましてや、年を取った権力者や大金持の貴族や商人など、「若返らせられる魔法が使える聖女様だ。」と言う事が知られてしまったら大変な取り合いに、いや、下手したら誘拐などもありえる。
極めつけは、聖女を巡って国同士の戦争に……最悪だ。
「陛下にはご理解頂けたかと思います。聖女ルルを巡って国同士の戦争になってしまいます。それに………」
「ま、まだ他にも何かあるのか?」
「陛下、今この世界で人間同士が戦争をしている場合ではないのです。」
なるほど。それが魔王登場の理由か。
「陛下、私達は今7才です。しかし、この国の法律では15歳の成人後にならないと結婚が出来ないようになっています。だから、私達が結婚するまで聖女ルルの事は他の国に絶対知られないよう極秘にして下さい。」
は?
あれ、魔王のくだりは?
「ナナ様の命令に従い、地下に潜ります。」
この聖女はどこかのレジスタンスか?
「で、では私はどうすればいいだろうか?この姿では、家族にも怪しまれる可能性が………あ、第一王子の兄としても通用するな。フッフフフフ。」
国王は楽しそうで何よりです。
「では、ルルには当分…………そうね、10年ぐらい地下に潜っててもらうから。いい?」
「はい、ナナ様!」
何だろう、この人(聖女様)。涙を流しながら喜んでるよ。どんだけ変態聖女なんだ?
「陛下、あと一つ大切な且つ重要なお話があります。」
え?さっきより、まだ重要な話があるの?って顔をしている国王。
やっと魔王の話か。
「陛下に私達の仲人をお願いしたいのですが、引き受けて頂けないでしょうか?」
ナナ、俺マジで帰りたいのだが。
………………本当に帰りたいし。
「あ、あぁ、それは喜んで引き受けるよ。」
そうなんだ、国王が仲人とかするのですか。
ナナの相手は大変ですね。
そこに、ナナをうっとりと見つめる変態聖女はやっぱり変態ですね。
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