プロローグ
後何回死ねばこの世から消えられるのだろうか。
後何回生き返れば希望の光が差し込んで来るのだろうか。
幾度となく訪れる友人の死、みんな先に死んでいく。
僕は、何故生きているのだろう……。
小さな村のある一つの家で、泣きながら謝る一人の女性と、声を抑えながら涙を流す一人の男性。
彼らは一人の小さな少年を胸に抱きながら何度も何度も謝る。
「ごめんなさいっ、私のせいでこんなことに……!」
「お前だけのせいじゃない!俺が、もっとしっかりしていれば……っ」
2人は悔しさに苛まれ、今にも崩れ落ちそうなほど心はもうズタボロだった。
そんな中、少年はただ一人何がそんなに両親を悲しませているのか分からずにいた。
普通に友達と遊んで帰って来ただけの少年、ただ一ついつもと違う現象が起きてしまい、そのことを両親に話したらこんなことになってしまったのだ。
女性はそっと少年の頬に自分の手を当て、涙を流しながら静かに言った。
「これは魔女の呪いよ」と。
刹那、女性の身体は弾け飛び、跡形もなく消えてしまった。
ただ一つ、色鮮やかな赤い液体だけを大量に残して……。
私は今までほとんど詩を書いていたのですが、今回は小説を書いてみました!
今回はプロローグなのでとても短いですが、1話目はもう少し長いです(´∀`;)
読んで頂けると喜びます。私が!笑
よろしくお願いします!