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ストーカー?




「で、顔は?顔は?」


30分間休める昼休みになった。


興味津々にあの先輩の事を聞いてくるコイツは、無駄に女子力が高いイケメン好きオタク、橋谷愛実。






「うーんと.......後姿しか見てないからなぁ」






そう、実はすれ違った時に振り向いてみただけで、髪型と体格、背丈はアニメキャラに似ていたが、顔だけは見ていないのだ。






「というか、どちらかというと美形で可愛くてかっこいいのが理想だよね。イケメンだけなんて..」




そう、私の好きなアニメキャラは17歳童顔のちょっとかわいい顔したツンデレ。

あれが可愛くないと思う輩はいないはず。



もし叶うならイケメンじゃなくていいから幼さを残してくださいお願いします。





「なぁんだ、顔見てないのかー。 じゃ、見に行くか」








「は?」




何を言っているんだろう、コイツ。








「ほら、アンタ校庭見て先輩いたって言ってたじゃん。ってことで校庭へ行くぞー‼」






..........





「いぃぃぃぃやあぁぁぁぁ‼」




外に出るなんて.....日光眩しいじゃねえか!






































と、なんだかんだで外へ強制連行された。





「あーもう!この学校なんでこんな人多いのよ!で、どこにいるのよ、その先輩は」






「いっつもあの角っこでサッカーしてるよ。」






あと数秒後にこれを言ったことを後悔するハメになるとは知らず、ポロッと事実を口からこぼしてしまった。








「よっしゃ!行くかっ」





「え、ちょっと愛実、まってっ.......いやぁぁぁ!」




無理やり手を引っ張られて思いっきり走られた。




今日が命日かもしれない...





みんな....いままでありがとう。





















なんて冗談は終わりにして、校庭の角の木陰に移動した。






「愛実...なんでこんな隠れてストーカーみたいなことしてんの!?」




「そりゃあ...正面からガン見したらただのおかしいヤツじゃん。」




「いやこれも見つかったらおかしいヤツにしか見えないからね!?」




そんな会話を終わらせて、見渡してみると、あの先輩を発見した。






「いたいた。  今、あの髪の毛ない人にボール渡してる。



あ、今シュート決めた人とハイタッチした!」





「あぁ、あの控えめ天然パーマっぽいくせっ毛の?髪少し長い?」



「そう!身長157cm体重44kg足のサイズ24.5cm細マッチョのあの方に似ていらっしゃる!」




あの方、とは好きなアニメキャラの事。




17歳なのにちっさいところも魅力的。かわいいのじゃ。









「見てよあの先輩。身長小さくて髪型ほぼ同じで細マッチョっぽい。」





「あぁ.....響が変態化してきてる....いやもう手遅れだ」





「う、うるさい」








そして、顔を見た時にびっくりした。





いや...画面偏差値は普通よりほんの少し上ぐらいなんだけど、なんというか...



パーツの配置がかわいらしくて比較的整っている!





「なぁんだ、イケメンじゃないじゃん」





「かっ.....かわいい。ちょい美形だ!童顔じゃ!」








「あぁ......響のドストライクだあの顔...」






神様、なんだかいろいろとありがとうございますっ!!

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