表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

オチ

掲載日:2023/03/28

目頭が、根を上げそうなほど痛い。

ずっしりと込み上げてくるなにかが、全身を火照らしている。

まったく、追いかけて声を掛けるだけ。簡単な話だ。

なのに足が地面とくっついて仕方ない。


別に今じゃなくていいじゃないか。

電話をかけたら彼女は、出てくれるだろう。

メールだって送ったら、きっと返してくれるはずだ。

それに彼女のことだ、気を利かしてそっちからしてくれるかもしれない。


だいたい声をかけて今更何を話すって言うんだ。

もう言いたいことは言い合った。

どうせわからないし、わかってもらえないさ。


つまらないけれど、これが結論だ。これが僕だ。


ああ、そういえば家に帰ったら溜まった洗濯を回さなきゃな。

振り返ろうとした時、ポケットからはみ出たキーホルダーが僕の足をどついた。



その瞬間、僕は勢いよく地面を蹴る。

無様に転びそうになるが、知ったことか。

巻き込まれた小石が後ろに飛んでいった気がしたが、その行先はわからない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ