魔王、日本を攻める
ここは日本、今日本は滅びの危機に陥っていた。
魔王が日本に来ているのだった。
この魔王は異世界に行く手段を見つけて様々な異世界を攻略をしている魔王だ。
国会
国会のとある部屋で魔王がソファーに腰かけているとドアから2人の男が入ってきた。男達は魔王の目の前にあるソファーに男が腰かけた。すると魔王がその男に問いかけた。
「主らがこの国のトップか?」
「はい、私内閣総理大臣の川辺と申します。こちらが...」
総理大臣が隣にいる人を紹介しようとすると魔王が紹介を遮って話を進めようとしてきた。
「自己紹介などどうでもよい単刀直入に言わせてもらう...この国を我が魔王軍の最初の拠点にさせてもらう」
「それは、一体どういう...」
「なに?分からぬのか?我は貴様らに文を送ったはずだが、なあザーグよ」
魔王がザーグと呼ぶと魔王の後ろの何もないところから全身布で覆われて腕の部分に紐が巻かれている者が出てきた。
「はい、魔王様、我々が来る3日前に届けたはずです。」
「だ、そうだ...」
「えっと、はい確かに届きましたが...いたずらかと思いまして本当に来るとは...」
総理大臣が魔王を前におどおどしていると魔王は何かを諦めたかのように隣にいたザーグに命令をした。
「そうか、なら主らは弱い、ザーグよ皆のものに伝えてこい進行を始めるとな...」
「承知しました。魔王様」
そう言い切るとザーグは姿を消した。すると総理大臣が魔王に訪ねてきた。
「あの、進行とはもしかして...」
「この国を頂く、まずは北と南から攻めていこうと思っている。この国は島国だ両端から攻めて人間どもに侵略される恐怖を味会わせてやる。せいぜい足掻くのだな」
そう言い切ると魔王は足早と部屋を出ていった。そして総理大臣は焦った顔をして連れてきた人たちに指示を出していた。
「今すぐ防衛大臣に連絡を...」
夕刻
「この国は小さいな、まあよかろう始まりなんてどこでもよい全ては結果だ。その結果で全てが決まる」
魔王はそう言い街を見ながら歩道を歩いていると交差点の横断歩道に1人の金色の髪をした少女が立っているのが目についた。魔王はそれが気になり少女の方に歩を進めた。
「そこの美しい少女よ、主はこの世界で滅ぶのは惜しい我の嫁とならぬか?」
魔王が少女を口説いていると少女は魔王に返事を返した。
「あなたは、まだ何も解っていない、あなたの行い見つめ直すがよい」
少女の突然な言葉により魔王は動揺した。次の瞬間、魔王の横からすごく眩しい光が射してきた。魔王は思わず光を手で遮るようにした。
「ぐわ、な、なんだこの光!」
すると物凄い音が鳴り魔王に強い衝撃を与えた。
「ぐああああああああ、体がお、重いあががががががが」
そして魔王はその場から消えた。魔王に何が起きたのかは分からなかったが2つだけ魔王以外で分かることがあったそれは、横断歩道の信号が赤だったことと一台のトラックが止まっていたことだけだった。
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