表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

その5

何もかも初めて体験することに奈美は


「これ何?」



「すっご~い!」の繰り返しだった。



電車に乗ったときなんか大はしゃぎで何も知らない純粋な心が羨ましいと思った。



しかし、このあと彼女が背負っている運命の大きさを知ることになる。



人気(ひとけ)のない公園で奈美は、人生初のブランコを楽しんでいた。





「私ね目覚める前に神様から10日間だけ起きていいっていわれたの!」



それはいきなりの告白で最初は何をいったか理解できなかった。





「今なんて。。。10日・・・え?どうして?嘘でしょ。」






「本当だよ。その約束で私は起きれたの。」

















俺はそれからどうやって奈美と家まで帰ったのかあまり覚えていない。





「ただい・・・」



玄関を開けて中に入ろうとしたが奈美のことをどう説明するかで全く考えていなかった。




もう一度家からでようとしたその時、



「おかえり~あ、その美人さんは彼女?」



からかうようにニヤニヤしながら母がリビングの扉を開けてでてきた。



「え、違う。この子は、」




「初めましてお母さん!」



「まぁお母さんだなんて照れくさいね。あなたが奈美ちゃん?」




「はい!」




母にはどうやら谷さんから連絡がきていたらしく奈美の分のご飯も準備してあった。




奈美は当然何も知らないので、すべて1から教えなければならなかったがほとんど一回で覚えていった。



妹の綾は、学校から帰ってきたときはいきなりのことにびっくりしたが、すぐに奈美と仲良くなり母親ももう一人娘ができたかのように楽しんでいる。



「純粋」まさにその言葉がぴったりの奈美。最後の難関と思っていた父も事情を話たらすぐに承諾してくれた。






「奈美ちゃんこれは俺が昔作っていたデジタルカメラだよ。陽一に使い方を教えてもらって気に入ったら使いなさい。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ