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その2

その後、無事に退院した俺は体も少しずつだが強くなり幼馴染に誘われて始めたバレーボールに打ち込んでいた。





中学、高校と進むにつれ少女の事も少しずつ記憶から薄れていった。





高校では春高バレー、インターハイに出場し両大会で全国ベスト8の成績を残した。





そして、とある大学の監督の目にとまり別の大学への進学を考えていたが熱意におされその大学に推薦で入学。







しかし、先日の試合中にスパイクをブロックされ、そのボールが着地する直前に地面と俺の間に。。。




どうしようもなかった。





防ぎようがなかった。





病院に直行したが靱帯断裂という大怪我を負ってしまい順調だった道が急に崩れ去った。





懸命にリハビリを続けなんとか走れるくらいにまで回復したがジャンプ力が相当落ちていた。



「まだ膝が不安定だから連続してジャンプができるまで時間は必要だよ。無理は禁物。」と病院の先生に笑顔で諭された。



生命線だったジャンプ力を失い、大好きなバレーも満足にできず初めて病気以外で大きな挫折を味わった。




いつ元に戻れるか先が見えない状況だった。しかし、そんな時、たまたま見ていたニュースに驚くことになる。



[21年間眠り続けていた女性が目をさましました!病院側はのちほど記者会見を開くとのことです。]







テレビに映し出されたのは見覚えのある病院。







俺は家を飛び出した。

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