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なんか神様にちゃんとやれと怒られたので仕方ないのでゲームを進めたいと思います。

作者: まと
掲載日:2016/03/13

過去の私。

それは素晴らしいアホであった…

私の名前は佐藤蛍、中学生である。好きな物は牡蠣、嫌いな物はトマトと言う普通の女子中学生である。普通ではないといえば髪色。周りの人とは少し違う黄色に茶色が入ったような…まぁ、ベージュに茶色をちょっと入れた感じの髪色である。そしてもう一つ、私が普通の人ではないと言う事がわかる決定的な証拠がある。それは…私は転生者である事だ。

私には前世がある。中二に発病しやすい病気ではないからね。

私の前世は、高校生で終わっていた。

友達とアニメイトに行きそれなりに青春をしていた。しかし、友達と別れ帰る時、私は信号無視のトラックに轢かれ死んでしまった。

思い残す事はいろいろあった。母や父になんて言い訳しようとか弟に泣かれそうとか兄が笑いながら現実逃避してそうとか、今、私の手にある薄い本が人に見られたらどうしようとか。いつもは冷静になれないくせに今、事故にあって急に冷静になれるとは…などと意識が朦朧とした中でずっと考えていた。

ふと、目を開けるとめっちゃ眩しい光を纏っためっちゃ綺麗な女の人がいた。

此処どこや⁉︎と思いアホのような顔をしているとめっちゃ綺麗な女の人が微笑みながら

「あなたは私たちの手違いで死んでしまいました。すいません。しかし、そんなあなたにとってもいい朗報です。私たちがあなたの望む世界に連れて行ってあげましょう。もちろんおまけ付きで。さぁ、どの世界に行きたいですか?ゲームでも漫画でも好きな世界に連れて行ってあげましょう」

ととっても可愛い涼やかなソプラノで言った。

どこに行きたいなんて分からないとウンウン唸っていると何処からか友達のユッキーが

「いやさーーーほんとこれ面白いんですけど〜ほらミーちゃんもやってみようよ〜」

と言って可愛い女の子がイケメンを連れて闊歩すると言うゲームを取り出した。

題名は……とっても長かった気が…そう‼︎《君に伝えたい愛を僕は言えない。でもいつか君にこの想いを伝えたい。この想いを恋というんだね》と言う題名だった気がする。通称片想いって呼ばれていたな…

私はめっちゃ綺麗な女の人に

「《君に伝えたい愛を僕は言えない。でもいつか君にこの想いを伝えたい。この想いを恋というんだね》に行きたい」

と言った。そうするとめっちゃ綺麗な女の人は鼻で笑っていいですよと言った。

なぜ鼻で笑ったのかは今でも理解できない。

そしてなぜか綺麗な女の人、女神さまだと思うに腹パンされた。案外痛かった。そのせいで頭と目の前が真っ白になった。

目を覚ますと前にはボッキュンボンのお姉さんがいた。お姉さんは優しく微笑み私の頭を優しく撫でてくれた。私の心の中はドッキンドッキンだった。そうするとお姉さんの後ろからイケメンが顔を出し顔をだらしなくさせながら私に近寄るではないか。キモっと言おうとすると口から出た言葉は

「ウニャ」だった。可愛いけどね。可愛いけどさ‼︎イケメンが頬ずりしてくるんだもん。イケメンは好きだよ‼︎でもね、それは見る分なの!手足をバタバタさせてイケメンを追い払った。動きにくいと思ったら手足が小さくなっていた。

そう、私は転生したのだすくすく育っていく私が初めて驚いたのは5歳の時。私が衣装室にある鏡を見たのだ。鏡には当然私が映った。綺麗な色素の薄い髪と大きな瞳。絶対大人になれば可愛くなること間違いなしというレベルの可愛さであった。翌々自分の顔を見てみるとあるものに似ていると思った。口に出そうなのに喉で詰まっているようなむず痒さの中で私は答えを見つけた。

あ、これ、《君に伝えたい愛を僕は言えない。でもいつか君にこの想いを伝えたい。この想いを恋というんだね》の主人公の顔じゃん。と…

そうして私の日々は始まった。

まずは眼鏡を付け(伊達眼鏡)、学校でも友達を作らず本と仲良くするようにした。

そうして8年。私は中学生3年生になった。最高学年としての誇りとかうんたらかんたら言っている先生を横目に私は本を読んでいた。

クラス替えをしたって友達もいない私はただ人と話をするわけでもなく本をずっと読んでいた。

しかし、最近はコミュ力が高い人間がいる。

「何見てんの〜?」

とこのように話しかけてくるのは後ろの席の人間らしい。

知らない人に話しかけるなんて私できないわ〜マジ尊敬するわ〜

でもね、一つ言っておきましょう。私は積極的に友を作ろうとしないだけでただ単に来るものは拒まず去るものは追わずという人間なの⁉︎でもね…もうすぐゲーム始まっちゃうじゃん?だからここでフラグなぞたてたらどうなると思う⁉︎やばいでしょ?だから…ね

結局、無視みたいな事をされたと勘違いしてくれたお陰で私は日常を送れている。

家に帰ると母(綺麗なお姉さん)と父(イケメンな変態)と知らない男の子?子なのか…という事話している。

私がそそくさと自分の部屋に行こうとすると母に腕を掴まれなぜか男、の子?の隣に座らされた。

男、の子?の名前は明人という名前でお母さんの妹の友達の子の子供らしい。私の一つ年下。叔母さんの友達の人は明人君が幼少の頃から一人で育て上げた子らしいが、叔母さんの友達が事故に遭い亡くなってしまったらしい。そして、叔母さんが引き取ったのだが、叔母さんは結婚もせず仕事に勤しんでいるので預かって欲しいとうちに頼んだらしい。

明人君は前髪が長く顔が見えない人間がでオタク臭がしそうな感じの人(偏見)

前髪上げたらよくね?と思い自分のバックに入っていた可愛いリボン付きのピンを止めてあげた。

前髪をあげた姿はイケメン。なんか見た事ある。これが既視感⁉︎

「どこかであった事ありましたっけ?」

なんて意味のわからない事を聞くと

「さぁ?」

と真っ黒な光が入ってない瞳で答えた。

なんとなくイラついたので本で叩いて自分の部屋に戻ってやった。反省はしていない。後悔もしていない。

自分の部屋はいかにもという風に本まみれである。しかし、最初は違ったものだった。

最初は白でまとめてあるフリッフリの可愛い部屋であった。今もその名残りが残っている。

しかし、私はがキャラを作り始めた頃…本ってなんか根暗ぽくていいよね(偏見)と思い本を読み始めた。

そのうちどんどん本が好きになっていき今はこんな有様です…

部屋にはテレビもゲームをなく机と棚とベット。その他は本棚と本でいっぱい。

普段と同じように晩御飯まで本を読んでいたら、晩御飯の時間になったようなのでドアがコンコンっと鳴った。返事をしてドアを開けると明人?君が⁉︎いた。なんとも言えない気まずさ。痛いくらいの静寂。

そのままダイニングに行くと母がニコニコ(威圧)した顔でご飯を優しく(嘘)机に置く。どう考えても怒ってる。母は優しそうな見た目だからめちゃくちゃ怖い。そのままなんとも言えない状態でご飯を食べていた。

そうすると急に明人?聡?誰?が立ち上がって

「帰ります」

と言った。私はこれはやばいと思い

「え?ご、ごめん本当にごめん!!」

とテンパりながら言った。

そうするとえっと誰だっけ?うーん…まぁ、いいや。太郎(仮名)が驚いた?顔でこちらを向いた(ピン付けてたやつ外してたから表情あんまわかんない)

「え… 」

「どうしたの?この子がまた変な事したの?殴ってあげるから言ってみなさい」

と母が戦闘が今から始まりそうなポーズで言ってくる。マジでやめてくれ。死にたくないんだ‼︎

「いや…違います」

「?どうしたの?何を思ったの?」

「…いや、あの、桜さんが怒ってたり、蛍さんが気まずそうにしているのは突然来た俺のせいかなって思って。迷惑がかかるなら帰ります。まぁ、夏葉さんも桜さんが嫌いというなら俺の事が嫌いになると思うんで結局家なんてないんですけど…」

寂しそうな声色で太郎(仮名)は言った。

桜はうちの母で夏葉が叔母さんね。

そうすると母は

「何言ってるの‼︎私は子供が悪い事をした時は怒るけど何もしていなかったら怒らない普通の母よ!」

となぜか焦りながら言っていた。娘から言わせて欲しいのだが母は普通ではないと思う。

「あはは、は気まずかったのは私が本で殴ったからだよ…」

そうです私が全部悪いんです‼︎

「そうよ。あと、私の事はお母さん、巽さんの事はお父さん、蛍の事は………クソ姉ちゃんとでも言っておきなさい」

私のおかしいよ?ねぇ、お父さん。空気になってないで話そうよ。ね?

「お母さん…私の事は普通に好きに呼んでもいいけどさ出来れば普通にお姉ちゃんとかで…」

そうすると太郎(仮名)はなぜかわたわたし始めたのでなんとなくつついてやった。母に怒られそうなので逃亡。

部屋で宿題をしているとドアが鳴った。ドアを開けるとあ、ああきと君がいた。部屋に入れると明人君は前髪が私の渡したピンで止めてあり表情がキラキラしているのがわかった。

犬のようで可愛らしいかった。

「こ、これかしてくれませんか?」

と頬を赤らめながら言われた私は悶えた。心の中ではベットにダイブしたいぐらいだったけど我慢した。

「す、好きなのを持って行っていいよ。あとで返してね……」

と本当はぎゃわいいいいいいいぃぃぃぃと言いたいところを我慢して本を渡した。そのあとに明人君は帰っていった。可愛いかった。

**

そして季節は巡り、私は高校二年生になった。もちろん一年生の頃からゲームは始まっていたが完全に無視。何一つ上手くいってないだろう。明人は攻略者でした。しかし、ゲームではそんな設定あったのでしょうか?まぁ、いいや。私は今日も学校に勉強と本を読むのと弁当を食いにきている。

お昼は他の学年と食べていいので明人と食べている。明人は前髪をしっかりあげてきているけど、止めているピンはやはり前にあげたやつ。そして、私には今はいろいろ喋ったり仲がいいけど他の人とはあんまり仲良くない。ある二人除いて。

今日も、中庭でお弁当を食べようと外に出るとありえないほど眩しかった。頑張って目を開けるとそこには見た事のある女神様がいた。女神様はそのお綺麗な顔を般若のようにさせて

「なんであんたはストーリー進ませてないのよ‼︎折角転生させたんだからもっとゲーム進めなさいよ!!!!!!!!」

と怒られた。仕方がないのでストーリーを進めよう。

まぁ、戦う前に腹ごしらえっと……中庭にいくと明人とその隣と向かい側には明人と仲の良い二人がいた。どちらも明人級いや…上かも…くらいのイケメン。明人の隣にいるのが幸久君、向かい側にいるのが春君。

イケメン過ぎてやばい…

まぁ、この二人も攻略しなければいけないだろう。だってイケメンだもん。いつもは幸久君が退いてくれて私が明人と座っているが今日は春君の隣に座った。

春君はコーヒーみたいな髪の優しそうな男の子。イケメン。

私の向かいにいる幸久君はミルクティー色の髪の幸薄そうな子。イケメン。

春君の隣に座ったのはいいが何をすればいいのだろう。食べさせてあげたり間接キスとか?

しかし、きっかけが無ければ始まらない。

そうすると春君が雰囲気を紛らわそうと

「ええっ、と明人‼︎そのおかず美味しそうだね‼︎」

といいエビチリを指差した。うちではお弁当は私が作るということになっている。なぜかというと母が女子力があんた低いのよ…もっと増やしなさい。といい自分の仕事を押し付けたのであった。

なのでこのエビチリも私が作ったのである。明人はあんまり辛いものが食べられないので少し甘めに作ってある。明人の好物でもある。

「あげないから…」

私はここだ‼︎と思い

「こっち向いて」

と春君に行った後、自分のお弁当に入っていたエビチリを春君の口に入れた。

その場の雰囲気は言葉で言うところのカッチーンといい凍るようだった。春君もフリーズした後ほんのり頬を赤らめ

「ありがとうございます」

と礼儀正しく言った。そのまま春君の口に入れたお箸でご飯を食べていると明人が睨んできた。

私は感じた。明人お行儀悪いと思っているの?それとも春君のことが好き、とか?キャーーー

ご飯を食べ終わりそそくさと教室に帰った。

あ、そういえばうちのクラスって攻略者いたよね…誰だっけ?

あ、そうだ。中学校のとき席が近かったコミュ力高い系男子だ。

そういえば担任も攻略者だったよね。

適当に媚を売らずに自然に好きになってもらえるようにしよう。

逆ハーレムを狙ってるわけじゃないよ‼︎

さて、次の時間の授業は…英語……担任が担当している教科です。そして、私が嫌いな教科です。英語って何?外国行かないからいいじゃん⁉︎行ってもスマホで翻訳すればいいじゃん!!

昔は酷い点数だった…一桁が当たり前だったなぁ……しかーし、今の私の脳は素晴らしいほどの高性能である。英語外国嫌いと言うけど点数はいつも70点代、それも昔と比べると私は素晴らしく頭が良くなっている。前世:現代70、今:97、前世:古典32、今:98、前世:数学58、今:99、前世:物理12、今:95、前世:科学45、今:97、前世:生物58、今:100、前世:日本史78、今:100、前世:世界史69、今:100、前世:英語4、今:62

とまぁこんな感じで素晴らしく頭が良くなりました。本当、今の私チートじゃね?

英語以外は全て95以上、俺すげぇ…

担任の授業を適当に聞き、ぼんやりと教科書を眺めていると先生に当てられた…何故?

担任は光を受けると金色に輝く茶色の髪をしておりなんか北欧の人の血が入っているらしくて彫りが深く目が青いと言う顔だ。

適当に言ってなんとか乗り過ごせた。

授業が終わった後何故か先生に手伝えと言われて準備室までいろいろ持って行った。

「佐藤、お前テストの時は普通なのに授業では凄いな」

と言われた。理由を聞くと今日の当てられたのはまだやってないし難しいとこだったからとか…

私は適当に答えただけです。なんて言えるはずもなく苦笑い。

そんなこんなで家に帰った。

部活は入ってない。もちろん明人もだ。

部屋で本を読んでいると扉がトントンと鳴り開けてみると前貸した本を片手に明人が立っていた。

本返しにきたんだなぁ…と思い部屋に入れると明人が

「なんで今日、春翔にあんな事したの?」

と響く低音で言われた。

「ぇ、あの、うん。あれだよあれ」

なんとか言わなければならないと思い変な事を言った。

「春翔の事好きになったの?」

「うー、ん?まぁ、成り行きだよ」

そう言うと何故か明人に押し倒された。

「これも成り行きだよね」

そう言って優しく微笑む明人に私は寒気が走った。

「わわわあたしいいいは、そんなことやりうとかなんでこういう事になるのかわかんないよ!!」

そう言って明人の頭に全力で本で殴り逃亡、市内の図書館に行った。

結局はこんなのかと思い本を見ていると前にくっそ美人が座った。

「私よ、蛍。」

そう小声で言って微笑んだのは、あの女神様。

何だろうと思い首をかしげると褒められた。本当に意味がわからない。

ああ、家に帰りたくないな…そう思いながら私は家に帰るのであった。

**

そっと朝早く家を出て駅前に行き私は電車に乗った。昔、家族と行った水族館に行った。電車から見える海はキラキラとしていて青空と海がとっても綺麗だった。

ふと、思い返すと何故私はこんなところに来てしまったのだろうと不思議に感じた。

そんなことを考え電車からおり、歩いて水族館まで行こうと思い歩いた。

何故か少しスッキリした。

1人ここに来て嬉しいような悲しいような…もうすぐ水族館と思い信号を渡ると何故かものすごいスピードで走ってくるトラックが見えた。あ、これって…そう既視感を感じ私は凄い衝撃を感じた。

あれ?私の足ってこんな風に曲がるっけ?あれ?今日の服こんな趣味の悪い赤を着ていたっけ?

あ、そうか。私轢かれたんだ。またもやこんな事になってしまうとは…父は泣くだろう。母は怒るだろう。一人娘がいなくなるのだから。ああ、こんな事になるなら私、明人と仲直りしとけば良かった…

もう遅い後悔をしながら朦朧とする意識の中でそっと目を閉じた。

「…んで⁉︎起きなさい⁉︎」

そう言う声で目を開けると目の前には女神様がいた。

「なんで死んだのよ‼︎いい感じだったのにぃいい‼︎」

そう憤怒する女神様に

「家族を見てみたい」

というと仕方ないから見せてあげようと言い私は女神様に手を引かれた。

連れてこられた場所はない病院。そこには泣いていながら怒っている母とそれをなんとか宥め用としている父とただ静かに泣いている明人がいた。

「なんでいなくなるのよ?バカ娘⁉︎ちゃんと孫の顔見せなさいよ‼︎」

そう言い崩れ落ち泣き始める母。母は暴力的だったがお世話になったなぁ…そう思い明人の方を見ると明人は

「ごめん。ごめんなさい、姉さん。あんな事をしたから家でたんだよね。ごめん。姉さん。お願いだから帰ってきて。姉さんの事が好きだったからあんな事をしたんだ。今では後悔してる。だから…姉さん…」

そう呟いている明人。そっと頭を撫で女神様に目を向けた。

連れられるまま天に行くと女神様にお説教をされた。

「次はちゃんとやってよね‼︎」

そう言いながら殴ってきた。

本当止めて。

ふと、目を開けるとそこは病院だった。とっても綺麗な海が見える。私は今度は赤ん坊じゃないだろうと思い手を見ると手は小さいがそれは13歳くらいの大きさだった。

そっと起き上がり近くにあった鏡で自分の姿を見た。薄い茶色の髪と緑の目が一際綺麗な女の子になっていた。

ふと、首をかしげ病室を出て歩いてみるとあるところで泣いている家族がいた。どう考えてもうちの家族だ…明人も泣いている。もしかして、ここは私が死んですぐの世界?そう思い明人に声をかけようとすると看護師さんに

「あれ?もしかして蛍ちゃん?起きて?」

そう言いあの病室に戻らされた。

看護師さんは私の事を教えてくれた。私の名前は木村蛍。10歳。父と母と交通事故に遭い記憶を失った。父と母は亡くなったらしい。兄弟はおらず、祖父母もいないらしい。そして私には親戚もいないらしい。

なんという不幸な子でしょう。おい、女神なんて体を選んだんだ…

あ、そういえば緑の目って珍しいらしいね。世界で2%しかいないらしいよ。

もちろん紫の目も珍しいらしい。

こんな呑気にしている場合じゃないね。これからの事を考えないと…

コンコン

そうドアがなった。

「どーぞ」

と言うと今では前世の母と父が入ってきた。首を傾げどうしたのだろう?と思うと急に

「養子にならないか?」と言われた。

なぜかというと私(現在)と私(死んだ方)が似ているかららしい。誕生日も名前も一緒。事故った日も一緒しかし年が違うだけらしい。それも新事実として蛍(故人)の父の祖父母は私の母の祖父母と一緒らしい。びっくりだよ。というわけで私はこの夫妻に引き取られることになりました。

久しぶりに自分(死んだ方)の家に連れてこられていろんな意味でドッキドッキだよ。

母に手を引かれ家に入るとあまり家は変わっていなかった。

そして母が凄いことを言ってきた。

「あなたにはお兄ちゃんがいるの、もちろん血は繋がってないけど。その子は貴方の従兄弟だけどうちの子なの。今は部屋に引き篭もってるけど仲良くしてあげてね?」

と言われた。驚いたのは血の繋がりではなく部屋に引き篭もってるという事。

あ、こりゃぁ大変そうな第三の人生だな…そう思い私は未来の私に同情するのであった。

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