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第5話 目覚めよおれの力

魔法体系について

この世界の魔法は魔力を自分と契約した者に与えることで契約した者が与えられた魔力を使ってあらゆる現象を起こすというものです。

ちなみに人間が契約した者なしで魔法を使おうとするとなにもおきないかおきたとしても体の一部が再起不能になります。

Side リース


私は今日ヒロキに頼まれ、ヒロキに魔法を教えることになっていた。

ヒロキは異世界の人間ということもありその力はまったくわかりません、もし町の中で暴走なんてされたらたまったものではありませんからね、なので練習は町の外ですることにします。


ヒロキと一緒に暮らすようになって2週間ぐらいたったでしょうか、ヒロキもこちらの生活に慣れてきたころだと思いますが魔法を今まで見たことがなかったようなのでこの間ラピスが竜巻を起こしたことにかなりびっくりしたようですしね。


しばらく私たちはラピスで遊びながら歩いていましたがやがて目的の場所につきました。

そこは私がヒロキを拾った森です、ここならだれにも迷惑がかかりませんし運が良ければ・・・フフ♪


私たちは森の中でなるべく木の少ない所に荷物を置きヒロキに魔法を教えることにしました。


「じゃあヒロキ、炎を出してください」

まぁこの辺は基本ですし簡単にできるでしょう、基本は教えたはずですしね・・・あれ?なんでヒロキは固まってるんですか?


「ヒロキ、立っているだけでも出せないことはないですが努力はしてくださいね、あれだけ教えたじゃないですか」


「レース・・・まだ何もならってない気がするんだが?」

そうでしたっけ?う〜んどうやら私がヒロキに魔法を教えたのは私の夢の中のようですね。


「そ、そうでしたね。では手を前に出してください」

私に従い手を出すヒロキを見ていていいこと思いつきました♪


「こ・・・こうか?」

そういって手を前に向けたり上に向けたりと面白い動きをするおもちゃ・・・もといヒロキ。


「では私の言うことを後に続いていってください」


「OKだぜ」


「大気に満ちる聖霊よ、我が声を聞け」


「大気に満ちる聖霊よ、我が声を聞け」

うんうん、ちゃんと言ってますね。その馬鹿みたいに真剣な目は嫌いじゃないですよ♪


「我はこれよりこの世界に対する契約の祝詞を歌う」


「我はこれよりこの世界に対する契約の祝詞を歌う」

ここまでは風の背霊との契約の呪文ですが・・・フフフ♪


「我が名はヒロキ、ロリコンなり」


「我が名はヒロキ、ロリコンな・・・って何言ってんだよレース!」

フフフ♪本当に言いました・・・笑いを抑えていますが腹筋が痙攣しています、ほんとにヒロキは馬鹿ですね。

おや・・・今の言葉で怒ったのでしょうか、ヒロキの体から魔力がほとばしってます。


「俺は・・・俺はロリコンじゃなーい!」

その場に崩れ落ちて天を仰ぎ叫ぶヒロキ、まさか図星なのでしょうか・・・変態ですね。

その後ヒロキは膝を抱えて何か言っていましたがここは無視するに限りますね。


・・・

・・


その後10分ほどたったでしょうか、いきなりヒロキが立ち上がりました。


「レース・・・さっさと魔法を教えてよ早く覚えたいからさ」

おかしいですね・・・いつもより3割増しのさわやかさは不気味です。きっと今のことは忘れる事にしたようですね、俗に言う現


実逃避というやつでしょう。


「そうですね、私はヒロキがロリコンで変質者でも教えることを放棄しませんから安心してください♪」

ピキ・・・そう言う音がしそうなほど露骨に固まったヒロキに私は落ちていた小石を投げて強制的に意識を戻しました。この展開


にも飽きてきましたしね。


それからしばらく魔法について教えました、今度はちゃんと教えたのでご安心ください。

ヒロキは一通り基本を教えたらいろいろと試していましたが未だに雷の一つも落とせないようです、だめだめですね。


しばらくして気がついたのですがまだ契約の祝詞の途中で止まったためヒロキはまだ何も契約していないのです。これでは魔法を


使えるはずがありません。

しかしヒロキは懸命に努力を続けています、ここで祝詞の続きになるようなものを言ってそれを気に入ってくれたものがいたらそ


の精霊とかと契約すれば済む話なんですがね。


「くそっなんでできねーんだよ・・・」

すねてしまったようですね、元気がなくなってきたようです。ここは契約のことを説明したほうがよさそうだと思いヒロキに声を


かけようとした時でした。


「俺はロリコンじゃないのに〜!」

ヒロキは天に向かってそう吠えました・・・まだ気にしてたんですか。

しかしその言葉に反応したかのように空から雷が落ちてきました。

雷が落ちたところは煙が上がっていてよく見えません、しかしなんでいきなり雷が・・・もしかして今の言葉を祝詞として受け取ったものがいるんですか!?

私が驚いていると煙がだんだん晴れてきてその姿を現しました、その姿はまるで・・・


ちなみにこのときヒロキは腰が抜けたのか尻もちをついた姿勢のまま口をあんぐりと開けていました。

かわいいですね♪

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