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第1話 安堵、そして驚愕

今回コメディー少なめです。

まだ書き方がへたなのでアドバイスをいただけるとうれしいです。



「う・・・」

俺は軽いうめき声を出しつつ起き上った。

いつもの癖でベットの脇に置いてある時計をつかもうとしたが手はむなしく空をつかんだ。

そしておれが完全に目を覚ますと、そこは自分の知っている部屋ではないことに気がついた。


「ここは・・・っ」

そして俺は脚からくる激しい痛みを感じ昨日のことが夢ではないことを知った。

ならここはどこなんだ?俺は昨日ポチに襲われてから川に飛び込んで・・・俺はそこから先の記憶がない。

誰かが助けてくれたのだろうか、俺は今自分の置かれている状態を把握しようと必死で考えていた。

そんなときいきなり扉が開き見たことのないきれいな少女が入ってきた。

彼女はこちらを見て一瞬驚いた顔をし、そして安どした表情をした。


「よかった・・・おきたんですね」

彼女はそういうとベットの横まで足早に歩いてきた。


「あなたは・・・ここはどこですか?」

俺はできるだけ落ち着いて今の状況を彼女に訪ねた。


「私の名前はレース・アゲート、そしてここは私の家です。だからそんなに警戒しなくても大丈夫ですよ」

どうやら俺の表情が強張っていたようで彼女はそれを警戒していると勘違いしたようです。


「レースさん、俺はどうしてここにいるんですか?」

俺には川に落ちてからの記憶がない、ならばそれを知っていそうな彼女に聞くのが妥当なところだろう。


「あなたは私が夜の散歩をしていた時に川上から流れてきたんですよ、それに体中傷だらけだったので私の家に運び介抱させていただきました」

どうやら俺は彼女に助けてもらったようだ、おれは生きていることに対し安堵した。

でも俺はこれ以上いるのは迷惑だと思い彼女に礼を言って家に帰ろうと思った、そして俺は礼を言うために口を開いた。


「そうなんですか・・・助けていただきありがとうございます。では俺も家に帰りますんで」

俺がそういうと彼女は少し驚いた顔をしながらも「お気をつけて」と言いながら家の扉を開けてくれた。

俺は扉をくぐり外に出ると改めて彼女に礼を言い歩きだした・・・はずだった。

しかし目の前には見たことのない世界が広がっていた、今は夜なのだろうか空には月のように光る大きな球体が3つもあり家の前の流れる川の上には赤く光る拳くらいのものが


飛んでいたのである。


明らか戸惑っている俺に違和感を感じたのかレースさんが声をかけてきた。


「どうかしたんですか?」

もちろん俺はそれには答えることができず、ただ呆然としていることしかできなかった。

・・・

・・


あれから俺はもう一度レースさんの家に入れてもらい、ただごとじゃないと悟ったのかレースさんが一人にしてくれた。

そして家に入れてもらってから40分くらいしてからやっと現状を受け止めた俺がパニックになりながらレースさんに質問をした。


「ここはどこなんですか? 日本じゃないんですか?」


「ニホン? 聞いたことのない街ですね・・・ここはベルカナという町です」

もちろん俺はベルカナなんて街は知らない。

第一になぜ俺は日本以外の場所に来てしまったのだろうか、俺はポチと出会った森に来る前のことを思い出してみた。

・・・

・・


あれは学校帰りのことで部活で帰りが遅くなりすでに世界は漆黒に染まっていた。

俺は一人いつものように家に向かって歩いていたのだが池のそばを通った時に池に満月が映っているのに気がついたんだ。

俺は足もとに手ごろなサイズの石があるのを確認すると池に映る月に向かって全力でその石を投げた。

石は綺麗な放物線を描き吸い込まれるように月に直撃した。

池の表面には波紋ができて月の形を歪ませた、俺はそれを確認すると多少喜びを感じながら家に帰るべく足を動かしたはずだった。

しかし実際には俺の足は動いておらずあろうことか俺の体は空中に浮き、戸惑っている俺はそのまま池にひきずりこまれてしまったのだ。

そのあと気がついた時にはあの森にいたのだった。

・・

・・・


俺はそのことを思い出し、その時に俺は考えにくいことだが地球ではないほかのところ・・・異世界にでも移動してしまったのだろうか。

月に向かって石をなげたことに月の神が怒ったのだろうか、理由は分からないが俺は自分の力だけでは元に戻ることができないのは明確だ。

俺がそのように考えている間もレースさんは黙って待っていてくれた。


「レースさん・・・信じられないかもしれませんがきいてもらえますか?」

俺は無駄だと思いつつもレースさんに自分のことを話そうと思った。 

しかしレースさんから返事はない、俺は恐る恐るレースさんの顔を覗き込んでみる。

するとレースさんは目を閉じて気持ちよさそうに頬杖をついて寝ていたのである。

おれは頭を支えている腕を軽く引っ張ってみた、すると頭は重力にしたがいながら落下していき机に激突した。


「うぅ・・・痛いです」

レースさんはそういいながら涙目でこちらを睨んできた。

しかしおれはそれを気にせずに俺の考えたことをレースさんに打ち明けた。


「たいへんですねー」

レースさんは意外にも信じてくれたようでそのあと帰れるようになるまでここに住んでいていいと二階の一部屋を貸してくれた。

いい人だ。


しかし俺は帰ることができるのだろうか、もし帰れなかったらどうしようか。

俺はそう思いながらも自分の部屋となった二階の一部屋で3つもある月を見ながら眠りについた。






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