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1. 窓際の客

初投稿なので字数短いしストーリー薄っぺらくてごめんなさい

 俺は秋傘隼人、ただの喫茶の店員だ 。

 ここは本当にいろんな人が来る 。

 街のご老人、帰り際の高校生、休憩中のサラリーマンなど、人目につきにくくても客はけっこういる 。

 常連さんが座る席はほぼ一緒だし、どのメニューが好きかも覚えているが、あまり客と会話はしない方だと思う 。

 だけど最近、いつも窓際の席に座っている高校生の客が少し様子がおかしいのが気になってしまう 。

 彼はネットで小説を書いているそうで、この前笑顔で教えてくれた。作業がうまくいっているのかはわからないが、たまに誰に向けているのかわからないほほ笑みを浮かべる。いつもラテとロールケーキを頼んで作業していて、若い世代の常連の一人である。しかし、この間から猫背になってキーを叩く手も空中で彷徨ってしまっていた 。

 何かあったのではないかと思いながらラテとロールケーキを持っていったら

 「...全然イメージまとまんない。まじでここどうしよ...」

 という独り言が聞こえてしまった 。

 そういうことに疎い俺だが、彼は小説で何かに行き詰まってしまったのだろうけど、俺にはアドバイスができない。というかよくわからない。物語を作るのは俺の苦手分野どころか不可能に等しいと思っている。学生の頃の読書感想文なんか9割本の内容で感想は20文字もなかったのである。まずアドバイスする勇気もないのだ 。

 なんやかんや彼のことで悩みまくっているうちに客が来た 。

 「こんにちは~」

 「いらっしゃいませ、空いているお席にどうぞ。」

 初めて見る客だ。当たり前だが初めて来たのだろう 。

 「ご注文がお決まりになりましたら私にお声がけください。。」

 「はい。」

 いつも通り客を席まで案内してカウンターへ戻る 。

 しかし、どうしても彼のことが頭から離れない。彼はこのままスランプに陥って小説を諦めてしまうのではないか、なんてことが脳裏をかすめる。俺にはアドバイスなり会話なりする勇気がないので、端から見守るくらいしかできない 。

 (ああ....どうしようか)

 「すみませーん。注文お願いします〜」

 「あっ、はい。お伺いします。」

 マイナス妄想を繰り広げているうちに注文が入った 。

 「ミルクティーのホットとパンケーキをお願いします。」

 「かしこまりました。ミルクティーとパンケーキでございますね。」

 ミルクティーのための紅茶を淹れながら周りを見渡していると、窓際の高校生のキーをたたく手のリズムが戻っていた。猫背でもなくなり、誰に向けているのかわからないほほ笑みもいつも通りになり、安心した 。

 ただ、これまでの心配は何だったのだろうという虚しさがただ残ってしまった 。

 ミルクティーとパンケーキの用意ができて、席に運んでいる途中ですれ違ったときに

 「...よし。これであとは...」

 という声が聞こえてきた 。

 (...うまくいって何よりだな...)

 そう思いながらミルクティーとパンケーキを席に運ぶのであった 。


まあ修正点など教えてください!

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