折衷世界３　子大折衷 　リューク・上

人間、たとえできることがなくともやるべきことはいくらでも出てくるように、生きていれば、生きていくほど、問題は増えていく。王女リュークも、奇術師バンも、生きていれば、問題からは逃げられない。問題を作る側になれるのであれば、おそらく誰でもそうした方がいいのだろうと思わずにはいられないほどの大参事を迎えて、右大臣と左大臣すら巻き込んで、ソラ達は動き続ける。まぁ実際には、問題を作る側になる、なんて、できることがある人間にしか見えない境地なのだろうけれど。この物語は『折衷世界』の三巻相当にあたる物語です。『ソラ編』『ユメル編』をまだお読みいただいてない方は、そちらをお先にお読みください。２０２５・５／１７から、著作『折衷世界』を、一巻完結相当ごとで物語を完結設定に登録することにしました。続きはシリーズものとして再投稿し、一巻完結相当の投稿のつど、これからは完結設定にします。また、再投稿にいたしまして、多少の加筆をいたします。話の流れに変更はございませんが、今一度お読みいただくとお楽しみいただけると思います。２０２５・５／１７時点での投稿は、五巻相当にあたるネビア編、『ep.169 アンレスタ国とユメル──４』までになっています。※この物語はシリーズ作品です。一巻完結相当で完結設定に編集します。