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カラーイメージシリーズ

ブルー

作者: 仲仁へび
掲載日:2021/11/05





「ん? 何か降ってきたな。青い……雨?」

「わ、ほんとだ」

「傘ささないと」

「今日晴れって言ってたのに」

「青い雨が降るなんて、一体なんでなんだ?」






 ある日、唐突にそれは降ってきた。

 青い雨が降ってきた。


 雨はもともと青いって?


 馬鹿を言うな。


 そんな事言うのは、子供だけだ。


 雨は透明だよ。


 それなのに、青い雨が降って来たんだ。


 一体全体どうなってるんだ?


 俺は上を見上げた。


 おう、俺ぁマンションに住んでるんだ。


 人より上にいると、気分がいいもんでよ。


 あん?


 んな事聞いてない?


 へいへい。


 まあ、話をもどすとな。

 だから、上の奴が絵の具でもこぼしたんじゃねぇかって思ったんだよ。


 そしたらなんかさ、いたんだよ。


 変辺なのが。


 羽の生えたガキが、空に浮かんでいてさ。


 ジョウロを持って、雨?を降らしてたんだよ。


「一度雨をふらしてみたかったんだよね」


 とか言いながらさ。


 俺ぁ酔っぱらってんのか?


 そう思ったさ。


 さっき起きたばかりだけど、二度寝しようかと思った。


 でも、あれだ。


 あんまり現実離れしすぎて、何も考えられなくなっちまったんだよな。


 ずっと、そいつが最後の一滴降らせるまで、見つめ続けちまったよ。


 あいつ、何やってんだ。







 はぁー、神様見習いは退屈だな。


 たまには、修行ばっかりじゃなくて、神様っぽい仕事したいよ。


 そうだ。いつも神様がやってみるみたいに、天気を操ってみようかな。


 よし、雨を降らせてみよう。


 あれ、でも雨ってどうやって降らせるんだ?


 湖とか海から水を持ってこればいいのかな?


 それじゃ、魚がこまるか。


 それに。

 雨って確か、小さな水の粒だったっけ。


 じゃあ、だめだ。


 そうだ、いつも花壇を世話してるときに使っているジョウロ。


 あれを使おう。


 そうと決まればさっそく準備しなくちゃ。


 あ、雨の色ってどんな色だっけ。


 うーん、でも同僚の修行生たちがお絵描きしているのみると、青っぽかったから、青でいっか。


 このあたりの今日の天気はどうだっけ。


 まあ、たまに外れる事くらいあるでしょ。




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