1-ep
──誰もいなくなった店内。
いつも通りの静けさを取り戻した店内で、先程の後片付けを行う。
それが終われば、店内の清掃をしなければならない。
てきぱきと動く。いつも通りの日常がそこにはあった。
高窓からは茜色になった陽光が差し込んでいる。
時間は夕方。
迷宮から帰ってきた冒険者達が収集品の清算の為に、持ち帰った品々を売却しに訪れる時間。
──これからまた、騒がしくなる。
掃除道具を手にしていると、店内に来訪を告げる鈴が響いた。
「いらっしゃいませ、冒険者様」
これにて1章終了となります。
大変拙い文章をここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。
どのような物語を書きたいか、どのようなキャラクターを書きたいかは、最初に練ってはいたのですが。
初めて文章を書いている為とても技量が足りない事と、ただでさえ遅筆なことが合わさって、亀の歩みのような速度での更新になっています。
想定している場所まで彼女をどう導けば良いか。どう寄り道をさせようか。
時間はかかるとは思いますが、ゆっくり書いていこうと思いますので、もしもよろしければ生暖かい目で見守っていただけると幸いです。
ありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。