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鉄塊のマギア  作者: 佐倉。
12章
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 帰 還ほう

あ たま おもい

少しだけ





・不具合報告

 数日前の慰霊祭の前後から時折、動作感覚にほんの僅かな遅延/違和感が発生。都度自機状態の確認を行い異常をモニターしていたが、本日の依頼業務従事中に今までにない動作不良が発生。

 具体的な症例は以下の通り。

 ┗動作遅延(軽微)、側頭部の継続性圧迫感、突発的な平衡感覚の機能低下(瞬断?)。


 自身では確認出来ない異常が発生しているものと仮定するも、設備的要因から外ではこれ以上の検査は望めない。応急的な措置が求められたが手立てが無かったため、帰還後自室にて待機。凡そ10分弱経過すると上記症例の軽減、並びに解決が見られた為、本報告を記述。継続し経過を観察する。



 機能が停止することだけは避けねばならない。例えそれが回避できなかったとしても、その時を迎える場所は選びたい。私や同じ型番の機体には規制事項に関する優先制御を試験的に他事項と等しく設定してあることを考えると、露見しても良いと思われているのかもしれない。それでも、希望に応えたいとは思わないが、失望はされたくないと考えてしまう。

失望されるかすら、分からないけれど。


・追記。休息設定期間の報告。

 昨日に続き、軽微の動作遅延確認。

 外部からの情報を遮るため瞼を閉じ静止していた際、数分だが意識が途切れていた模様。瞬断の恐れあり。その後経過観察を継続しているが、異常は確認できず。

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