表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鉄塊のマギア  作者: 佐倉。
12章
122/138

----

・晴天、異常なし。二日振りの更新となる。

・更新が滞った理由としては、階層を跨いだ依頼作業の従事の為。冊子自体に認識阻害の魔術を施してはいるが、露見のリスク回避を徹底する為にここから持ち出すことは推奨できない。


・昇る際には気付かなかったが、冒険者たちの魔物に関する話を総括するといくつかの防衛機構がマナの影響で誤作動を起こしていると思われる。それらの一部が「魔物」と認識され、設定された範囲を越え危害を加えている可能性が考えられる。要調査案件。


・試しに手近なところで「三階層」と呼称されている階層へ降りてみたが、やはりバグが発生している模様。主な原因は長期に渡るマナの暴露による防衛体の生成器と魔術式の変質が推測される。人間に近しい姿をするに至った点から、防衛対象の優先順位として強く意識付けられた機械人形体を模倣している可能性が考えられる。

 現状の状態について、自身がどのように働きかけるべきかは、一時保留とする。…そも、解決出来る問題かどうかは置いておくとして、私一人が判断するには影響の規模が大きすぎる。


・少し前から感じていたが、日記というものは少々不便である。感じたこと全てを文章のみで表現するということは、とても困難に感じる。報告書等では図式も用いることで効率的に表現/認識の共有を行えるが、同様にその時々の映像記憶や回想記憶は残せないものか。

 秘匿性を出来る限り低下させない手段が推奨される点から、この冊子のみで完結することが望ましい。…が、現状そのような手段は思い浮かばない。外で発展した文化も調査し、何かしら手段を模索する必要があるように思われる。


 以上

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ