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鉄塊のマギア  作者: 佐倉。
12章
120/138

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・晴天、異常無し

・本日明朝、4度目となる表層を対象とする依頼業務を受領。行動人数1名。結果、滞りなく達成。正午前に帰還。散見される魔物の脅威度は低く、また変異の兆しもない。作業従事の継続に何ら問題ないと思われる。


・依頼業務従事中、初級冒険者と思しき一行と接触。敵対反応、無し。目的となる採取物が同一であること、且つ戦闘行動経験が少ない事を理由に一時的な共闘態勢を申請される。

 テンプレートに従い対応、申請受領。反応良好。魔物と対峙した際に特徴を共有し、行動中計3度該当の魔物を討伐。目的達成後に現地にて離散。


・帰還後、街中を1時間49分散策。街中で散見される魔術や道具においては、その殆どが長きに渡り他文化との交流が途絶えていた我々とは異なる発展を遂げている。多数の地方からの文化流入が主要因だと考えられるが、それらは積極的に取り入れることで自身の機能の向上に繋がると思考する。


 しかしながら、いくつかの事柄については以前から判断が出来かねている。

 例えば、装飾。そのものに備わる機能や、本来の価値を変動させる様な魔術的要素の無い不必要とも思える華美な着装や着色については、自身もそれを模倣すべきであろうか?

 今は拾得した遺品を参考にそれと類似した容姿の模倣を続けているが、彼ら/彼女らにとってそれも重要な一つの要素なのだろう。

 生存に直結する要素ではないと思えるが、それらに一定の価値を見出すことが普遍的であるとするのであれば、理解を深める必要があると思考する。


 以上

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